InstaChord – W.A Production 〜 使い方

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W.A Production の ツール InstaChord を実際に使ってみます。具体的な使い方を知ることで、このツールのいい使い方が見つかるかも。
今のところ、パッドでコードプレイをするのにいいかな?と思っていたのですが、その方向もちょっと雲行きが怪しい(笑)

まぁ、実際にどんな事ができるのか?それを知っていただくことで、新たな使い道が見つかることを期待していますw

InstaChordを使う準備

StudioOneにInstaChordを挿す。InstaChord単体では音が出ないので、InstaChordに鳴らさせたい音色を用意。ここではStudioOneに付いてくる”Presence”を使用。

鳴らしたい音源として挿し込んだ”Presence”のダイレクト入力にInstaChordを指定しておく。

次にInstaChordのテンプレートを読み込む。

歯車アイコンをクリックするとメニューが開くので”Load Preset”をクリック。

すると、MacOSのファインダーが開くので、InstaChordのプリセットフォルダを開き、選択する。

今回は通し番号1番が振り当てられているAマイナーコードを選択。

黄色枠で囲った部分の内容が上書きされた。

この黄色枠で囲った部分に記されているのが、各鍵盤に割り当てられたコードとアクションになる。

黄色枠で囲われた4つのグループはそれぞれ12ずつとなっており、これらが全て半音刻みで鍵盤に紐付けられている。

左側の2オクターブはコードを指定。
右側の2オクターブは奏法の指定と押えたタイミングで発声…という機能が割り当てられている。

なので、この状態でC3を押さえるとAmコードのギターボイシング構成で演奏してね…という指定が行われる。

そして、右手でG6を押さえるとギターのゆっくりダウンストロークをしたように、鍵盤を押えたタイミングで発声する。

具体的にピアノロールに入力してみます。

InstaChordのC3がStudioOneではC1にあてがわれていたのでズレがありますw
また鳴らすコードを指定している低音側のノートは実際に音を鳴らすタイミングよりちょっと早く押えてやらないと、コードを認識しそびれることがあるので、ちょっと突っ込んだタイミングでノートを置いています。

左手は”C1-D1-A1-F1”と押えますが、これはコードを指定しているのでこちらを押えても実際には音は出ません。
C1…Am
D1…F
A1…Dm
F1…Em

右手にあたるG4が”Stem Down slow All”というアクションを担っていますので、このG4を押えたタイミングで指定されたコードをギターのダウンストロークのように発声します。

実際の音がこちら(ギターのボイシングになっていたので音色をギターっぽいのに変更しました)

右手と左手の役割分担はご理解いいただけましたでしょうか?

左手でコードを指定して、右手でどのようなアクションでどのタイミングで鳴らすか…ということになります。

実際に使ってみる

うちの環境で実際に使ってみる方法を考えてみます。

うちの環境ではMIDI外部入力機器としてミニ鍵盤のKORG microKEY Air 37 と、PreSonus ATOM が使えます。

なので、microKEYを使えば3オクターブまかなえますのでこれだけで事足りる。

しかし、どうせならATOMでやってみたいところ。

ところがInstaChordが融通を利かしてくれない(笑)

コードとアクションの指定をする4オクターブはCからBの括りを変更できないのだ。ここでCからF#までをコード、GからBまでをアクション…なんて区切りで指定できたなら1オクターブのATOMでもこのInstaChordの恩恵を授かることが出来たのに…残念w

ATOMがせめて音階の配置を移動できればよかったのにね、やり方を知らないだけなのかそんな器用なセッティングは出来ない。

ひょっとしたら、KORG nanoKEY Studioみたいに鍵盤とパッドが両方備わっているタイプなら楽しく使えたのかもしれません。

とはいえ、そんな出来ないことにくよくよしていてはいけません。
先日うりなみさんとのやり取りの中で、面白いアイデアをいただきました。


そう、役割分担をすればいい!

それを踏まえてコードとアクションを設定してみました。

左側がmicroKEY Airで担当するコードの種類を指定する項目。

右側が度の音をどう鳴らすか…というアクションを指定しています。

左側のコードの指定は、せっかく鍵盤を使いますので、白鍵の音階はそのまま活かしてみました。Cの鍵盤にはCメジャー、Dの鍵盤にはDマイナー…と。
で、黒鍵にセカンダリー・ドミナントや裏コードなんてのを配置。実際に使用する楽曲が決まっていて、使うコードが限られているのであれば、鍵盤の音階に関係なく使用頻度の高いコードを黒鍵にならべ、そのコードに続くコードを白鍵に置いてやれば、左手の操作も随分と楽になるでしょう。

で、右手で操作するATOMは4✕4のパッドなので、音階を気にすること無く、配置による都合を考えながら、All Hitを手前に配置。その隣には低音側と高音域側に分けたアクションを配置。で、手前から2段目以降はシングルノートを配置してみました。パッドに配置する鳴らす組み合わせよりは、鳴らしたい音をその都度直接鳴らせるようにシングルノートで配置しちゃいました。この辺は実際に使ってみて、より便利な配置を見つけていくことになるでしょうね。

2オクターブ以上の配置をカバーできるパッドをお持ちの方は、これをひとつのデバイスで出来ますので、もっと楽しいと思います。羨ましいw


それでは、この後、選べるコードの種類やアクションの種類について詳しく見ていきます。

コードとアクションの種類

4オクターブの鍵盤にあてがえるコードの種類とアクションの種類をご紹介。

コードの種類

2オクターブ分の鍵盤にコードをあらかじめ指定することが出来ます。

2オクターブ分全ての各鍵盤にこれらの選択肢から組み合わせてコードを指定します。

各鍵盤のもともとの音程に関係なくリートが指定できますので、半音刻みに必要なコードを並べておくことも可能です。

あらかじめこの様に指定しておけば先程聴いていただいたコード進行をC4〜D#4までの4つの鍵盤で指定することが出来ます。
こういう配置はパッドコントローラー向けでしょうか。鍵盤タイプのコントローラーであれば、黒鍵によく使うコードをあてがっておけば、押しやすくなるかも。

アクションの種類

右側2オクターブで指定できるアクションの種類はこんな感じ。

シングルノート

コードを構成する和音をバラバラに単音で鳴らすことが出来ます。

下の図のようにC5からB5の白鍵にあてがうことで、コードの変化に関わらず、白鍵に指定されたコードの構成音を鳴らすことが出来ます。

Emコードの場合で解説します。

次の図はInstaChord操作パネル下半分にある2つの鍵盤です。

BASSはギターの音域よりも低い音でコードのルートになります。

1から6の数字がそれぞれギターの弦を示しています。
(コードの指定でGuitarを指定)

この時、下の鍵盤(実際に演奏する時やピアノロールで入力する鍵盤)には、本来の音程ではなく、コードの構成位置があてがわれています。
なので、コードがAmを指定されれば、ルートはEからAに切り替わるので、C5を押しても、CでもEでもなくAの音がなるわけです。

つまり、指定するコードが変わっても、右手は同じ鍵盤を弾いていても、コードの構成音は勝手に切り替わるので、コード進行に沿った音程が発声されます。

右手で”D5-G5-A5-B5”とアルペジオ風に弾き続けていても左手でEmを指定してやればEmの構成音、Amを指定してやればAmの構成音で演奏することが出来ます。
ちょっと鍵盤が弾けるんだけどコードチェンジが入ると厳しいwって人にはとても助けになるツール。

Hit


Hitでは指定したコードの構成音を同時に鳴らしてくれる。

“Hit All 6″を指定しておくと、ベースを除く6つのコード構成音を同時に鳴らしてくれる。

“Hit 1+2″では、シングルノートのところでも出てきましたが1st Note 2nd Noteを同時に鳴らします。
この時、紛らわしいのですが、1st Noteはギターの6弦、2nd Noteはギターの5弦…という風に数字の小さい方が低い方のコード構成音を指定することになりますのでご注意を。紛らわしいw

以下”Hit 1+2+3″以降、同様にコード構成音を指定して、同時に鳴らすことが出来ます。

これらの同時に鳴らす…という指定の場合、1〜3つまでの同時Hitであれば、シングルノートで直接指定してやる方が設定に悩まされなくて済みそう。
とはいえ、1曲を通して同じ音数の同時Hitを多用するのであれば、この設定をしておくと便利か。


Strum Down – Strum Up

続いてStrum Down – Strum Upをまとめて説明します。
Strumというのはかき鳴らす…という英単語。ここではギターのストロークの様に、コードを鳴らす際の、音が鳴るタイミングのズレを表現する…ということでええんやろか?

Strum Downでダウンストローク、Strum Upでアップストロークっぽく発声してくれます。なので、ダウンとアップを交互に指定してやることで、ギターで弾いているっぽくなる…かなw?(ニュアンスは出ているけれど、微妙な変化がつけられないのでこれはこれ…と諦めて使う方がいい)

Strum DownとStrum Upにそれぞれ”Very Slow”,”Slow”,”Medium”,”Fast”とざっくり指定が出来るようになっている。

Hitとは違い、Strum Up or Downでは隣り合った弦を連続してストロークするので、弦飛びでの指定はできない。1stNoteから順に…2nd Noteから順に…という指定が出来る。

それではDownとUpをFastで繰り返し、先程聴いていただいたコード進行をストロークさせてみたいと思います。

なんとなくギターを弾いている感じ…出てるかなw?
音色をもうちょっと選んでやるとマシになるかと思いますw

Controls

で、よく解らないグループがコントロール。

よく解らない…って読めばその意味は解るのですが(笑)、それを鍵盤にあてがって、どう使うか?ってのがよく解らない(笑)

ともあれ、こういう機能もあてがえるよ…ということにしておきますw

All Notes off

読んで字のごとくwこのアクションを指定した鍵盤を押えても音はなりません。
ひょっとしたら鍵盤から指を離しても音が伸びる音色の時にミュートに使うのかな?
今のところ詳細不明です。

Transpose +( – )

これも読んで字のごとくw” + “で指定しているコードの構成音全てが半音上がります。
” – “を押せば指定しているコードの構成音が全て半音下がります。

Octave +( – )

こちらも呼んで(ry…w
指定しているコードの構成音をオクターブ単位で上げ下げすることが出来ます。

まとめ

帯に短し襷に長し…なんて言葉がありますが、ほんとそんな感じがしてたまりませんw
コードの弾き分けが難しい人に、ぜひ使っていただきたい!と思うのですが、そんな人にとって、この設定をするのが大変なんじゃないか?っていうもどかしさ(笑)。

発想が斬新なツールだけに、まずこのツールが何をするものなのか?ってところを伝えるのに難儀しています。

それでもはじめの設定さえ乗り切れられれば、あとは左右の指1本ずつで簡単にしっかりとしたコード進行を演奏できるのは面白いと思います。
ただ、音源制作には使わないかな?

どちらかというと、実際に演奏するときの便利ツールって印象です。

パッドに限らず鍵盤であっても、簡単にコードの演奏を楽しみたい!って人は、覚悟を決めて挑戦されてみてはいかがでしょうか。
セール時を狙えば比較的お買い得なツールだと思います。(もひとつ発想が斬新なInstaScaleなんてツールとセットもありますよ)

InstaChord詳細ページ(AdLink)
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宅録に便利なコード進行の編集やコードとスケールの擦り合わせをサポートしてくれるツールは別にありますよ。(AdLink)
Scaler|pluginBoutique

でわでわ

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