コルグガジェットを使ってリズム遊びをしてみましょう!
無料版のコルグガジェットLeでも試せるように使用するガジェットはLONDONを使っていきます。
ぜひ、お手元のコルグガジェットでも試してみてくださいね!
リズム
音楽の三大要素のひとつでもあるリズム。音楽の土台といっても過言ではないでしょう。心地よいリズムがあるだけで体が疼いてくる人も少なくないハズ。
勝手なイメージですが、ジャングルに暮らす原住民は打楽器があるだけで宴を催し、イケてるラッパーはリズムマシンひとつあればいつまでもラップを聴かせてくれることでしょう。
それほど「リズム」は重要な存在。
なので、まずはコルグガジェットを使ってリズムの打ち込みをマスターしつつ、ガジェット「LONDON」について慣れ親しんでみましょう!
LONDON
コルグガジェットのLeにも入っているガジェット「LONDON」には、実に63ものプリセットが予め用意されています。
(一度に表示されないので画像を貼り付けてまとめましたw)
プリセットの選び方はLONDONの操作画面左上にある「DRUM KIT」と書かれた枠内をクリック(タップ)するとリストが表示され、その中から選ぶだけ。
選んだだけではどんなキットが選ばれているのか?判りませんから、あらかじめ下図のような打ち込みをしておいて、ループ再生させておきながら、キットをひとつひとつ聴いてみるといいかもしれません。
気になるキットを見つけたら、手動でひとつひとつ音色をチェックしてくださいね!
繰り返し再生させるには、再生ボタンの隣りにある円を描いている矢印のアイコンをクリック(タップ)してやることで繰り返しと単発再生を切り替えられます。
今回はリズム遊びがテーマですので、キットは「01:BET ON IT」のまま進めていきます。
ハイハットを打ち込む
キックやスネアと同様にビートの重要な役割を担うハイハットから遊んでみましょう!
「01:BET ON IT」にはハイハットっぽい音が「05 CH NOES」と「06 OH LEAN」がありますが、ここでは「06 OH LEAN」を使います。
小説は1Barのまま、頭の拍子で4打ち込みます。
当然聴こえるのはこんな感じ。(テンポ=120)
これを8つにしてやるとこうなります。
これも想像出来ているかもしれませんがwこんな風に聴こえます。
では次に16個全部埋めちゃいます。
この場合も想像出来ているかもしれませんが聴いてみましょう。
実はこの16個のやつだけ4回繰り返しています(笑)
油断していると、拍子の裏表を見失いそうになりますよね?
それは、このハイハットが強弱もなく淡々と同じ音を繰り返し鳴らしているから。
なので、音の強弱をちょっといじってみましょう。
打ち込みをしていた画面の下の方をクリック(タップ)して下さい。
すると画面がちょっと変わります。
画面左側にたくさんの単語が並んでいますが、一番上の「Velocity」が明るく表示されていることを確認して下さい。
たてに長い線が描かれており上の先っぽが丸くなっています。
この縦線は、先程打ち込んだノート(音)の強弱を表しており、先っぽの丸いところをドラッグしてやることで上下に移動させることが出来ます。つまり、音の強弱を設定することが可能。
試しにこの様に変更してみました。
聴き比べていただければハッキリ判ると思いますが、ハイハットの強弱が聴いて取れると思います。
ただ16分音符の連続でも、この様に強弱をつけることでリズムに抑揚が生まれ、拍子の裏表も見失うことが少なくなると思います。
さて、ここからがリズム遊びの本番!
ノートで埋め尽くされていたハイハットの音を、少し削っていましょう。
1小説ではちょっとさみしいので4小説にしてやります。
まずは打ち込み画面左上の「Select」が黄色くなるようにクリック(タップ)します。
これで、打ち込み画面内を触れてもノートが配置されなくなりました。
次に、iOS版の場合はミキサーの表示されている画面で左下の「Function」をタップして小節数を設定します。
(この画像では変更後に撮影したので②矢印の先が4Barとなっています)
Mac版の場合は打ち込み画面から画面左上の「+」をクリックすることで小説を増やすことが出来ます。
小節が増やせたら、ドラッグしてノート全てを選択してやります。
iOS版でも、指を離さないで画面上を滑らせてやると、薄く4角が描けますのでその枠内にノートを収めて指を離して下さい。
全てのノートを選択状態にしたら、コピー&ペーストします。
(iOS版では、選択状態にした時、左下に「Copy」ボタンが現れますのでタップして下さい)
ペーストしますと、選択していたノートがオレンジ色に変わります。
オレンジ色に変わった部分がペーストで貼り付けられたノートになりますので、右側にドラッグして移動してやります。
移動した直後は選択された状態のままなので、同様にあと2回貼り付けて移動…を繰り返し、4小節全てが埋まるようにして下さい。
全てが埋まるとこの様になります。
ここまで来たら、次はノートを飛ばし飛ばしに消していきます。
なれないうちは64個も並んだノートのどこを抜いてどこを鳴らせばいいのか?ピンとこなくて困ってしまうでしょうけど、この64個をまとめて考えるのではなくて、ノート4個ひとかたまりで、そのかたまり4個がひとつのグループって捉えると、楽になれます(笑)
幸い、この1つのグループがちょうど一小節にあたるので、うまいこと出来ています。
ノート4つ、ひとかたまりで鳴っているか鳴らさないかの組み合わせと考えれば、言うほどパターンはありません。
4の2乗で16通り。
どんなに頑張っても16分音符の連続の中で、4つ刻みに考えると組み合わせはこの16通りのどれかになります。そう考えるとあまり気負うこともなくなりませんか?
さて、実際にノートを省いてみましょう!
画面左上の「Select」から「Drow」が黄色くなるようにクリック(タップ)します。
これで、ノートをクリック(タップ)するだけでノートを削除することが出来ます。
例えばこんなのどうでしょ?
こんな風に聴こえます。
これに4分音符のキックを加えてみると更に盛り上がってくると思います。
ここまでハイハットの音に「06 OH LEAN」を使ってきましたが「05 CH NOES」も混ぜてやります。
まとめ
「06 OH LEAN」のみだったハイハットに「05 CH NOES」を織り交ぜたことでVelocityでつけた強弱以上の抑揚が生まれました。4分音符でキックを繰り返しているだけののビートにも様々な表情を持たせることが出来ます。
16分音符によるハイハットの刻みも、この様に叩いたり叩かなかったりのパターンを織り交ぜることで、単調になりがちな4つ打ちのびーとも様々な雰囲気に変えることが出来ます。
16分音符4つのパターンは16種類しかありませんが、これらを組み合わせて曲にすると、かなりの組み合わせを作り出すことが出来ます。曲の中で雰囲気を変えるのに有効な手法…と言えるでしょう。
もちろん、8分音符や4分音符によるハイハットの刻みも使っていいわけです。
どんな刻み方がどのテンポで、どんな雰囲気を出してくれるのか?このイメージを掴むには、相当繰り返し試すことが必要になってくると思います。
しかし、このもたらしてくれる雰囲気を知らないまま曲作りをしたのでは、すぐにスランプがやってくることでしょう。
こればっかりをやれ!とはいいませんが、ハイハットの刻みをどうすれば、どう聴こえるのか?いろいろ試して、楽しくコルグガジェットに慣れていってほしいと思います。
でわでわ