ちょっと手軽にペンタトニック・スケール〜ブロックポジション応用術

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エレキギターなんぞを弾き始めますと、割と早い時期に覚えることになるペンタトニックスケール。ペンタトニックスケールといえば、例のブロックポジションをまずは覚えることになるわけですが、そのせっかく覚えたブロックポジションを巧く活用して、指板を広々とフレージングに役立てましょう!というお話です。

例によってすでにご存知の方にとっては”何を今更…”という内容ですw

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ペンタトニックスケールの例のブロックポジションとは

ペンタトニックスケールを使い始めるにあたって、まず覚えることになるのがこの形。

すでにご存知の方も多いことでしょう。
この形でキーを間違えなければ、とりあえずはアドリブチックな事ができる…というスグレモノです。

キーを間違えないようにするために気をつけるのはココ。

黄色い丸に赤文字で示した大文字のMがメジャーペンタの基準になる音。青丸に白文字で示した小文字のmがマイナーペンタの基準になる音に合わせれば、そこで弾くフレーズはそうそう外すことはない。

例えば、レギュラーチューニングで黄色丸が8フレットに来るように押さえればCメジャーペンタトニックスケールで弾くことが出来る。

同じポジションでも、青丸を基準に見ればAマイナーペンタトニックスケールで弾いている…とも言える。

つまりはドの音からフレーズを弾き始めればCメジャーペンタで奏でられるし、ラの音から弾き始めれば暗い感じのフレーズを鳴らすことが出来る…ハズ。

同じ要領で、このブロックポジションを12フレットから15フレットにまたがるように置いてやれば、EマイナーペンタとGメジャーペンタを弾くことが出来る。

このEマイナーペンタ(Gメジャーペンタ)のポジションは開放弦を利用した0フレットから3フレットにまたがる位置でも同様に弾くことが出来る。

当然、12フレットのEの音(1弦6弦)をメジャーペンタの基準の位置に持ってくれば、Eメジャーペンタ(C♯マイナーペンタ)として利用することも出来る。

この様に、キーを合わせる法則さえしっかり理解していれば、様々なキーの曲でアドリブプレイが出来る様になる…という具合に多くの教則本で記されているし、多くのギター初心者の方もうっすら見聞きしたことがあるかもしれない。

今回は、ここまでは知ってるよ!というあなたにもう一歩踏み込んだ、このブロックポジションの活用法を覚えていただきますよ!

ブロックポジションをズラして活用

キー=Aマイナーの曲にはAマイナーペンタトニックスケールを…

キー=Eマイナーの曲ならEマイナーペンタトニックスケールを…

曲のキーに合わせてペンタトニックスケールのブロックポジションを合わせて弾くだけで、とりあえず大きく外すことなくアドリブが出来る…というような事が多くの教則本で紹介されています。しかし、このブロックポジションひとつでは奏でるメロディもすぐに物足りなくなる。

で、次のステップとして取り掛かることは…違うタイプのブロックポジションを覚える?

いやいや、その前にせっかく覚えた例のブロックポジションをもうちょっと活用してみましょう。

ここまでは曲のキーに対してブロックポジションを合わせてきました。

教則本によってはAマイナーの曲に対してAメジャーペンタを使ってみよう!的な事を書いているのを見たことがある人もいるかもしれない。しかし、マイナー調の曲にメジャースケールを使うって、短三度と長三度の音が混ざってややこしいことになるんとちゃうん?って思いますよね。実際の所、コード進行に配慮することでマイナー調の曲にメジャーペンタを使うことは可能だったりします。とはいえ言葉で納得できない事にはどういう時に使っていいのかピン!ときませんよね?なのでこの手法は後回し(笑)

もっと腑に落ちやすいところから手を付けていきましょう。

そこで、今度はコード進行の各コードに対してこのブロックポジションを合わせてみたい。

曲のキーに合わせる時に意識したブロックポジションの1弦(もしくは6弦)の基準となる音を、メジャー・マイナーの違いに用心しながら各コードのルートに合わせてみましょう。

今回は♯や♭が付かないキー=Cメジャー(ハ長調)で進めていきます。

まずは確認としてCメジャーコードとAマイナーコードで使うブロックポジションの位置を確認します。

水色丸白文字の”m”を5フレット、黄色丸赤文字の”M”を8フレットの位置でポジションを取ると、CメジャーペンタとAマイナーペンタを奏でることが出来る。

ポジションブロックは同じ形だが、それぞれ基準になる音(水色丸白文字の”m”、黄色丸赤文字の”M”)を意識してフレーズを奏でることで明るい雰囲気や暗い雰囲気を醸し出すことが出来るので、それぞれの特徴を巧く使い分けられるように普段から意識して練習をしておきましょう。

次に、FメジャーコードとDマイナーコードで使うブロックポジションの位置。

水色丸白文字の”m”を10フレット、黄色丸赤文字の”M”を13フレットの位置でポジションを取る事で、それぞれDmコード・Fメジャーコードに合わせて弾くことが出来る。

そして、GメジャーコードとEマイナーコードで使うブロックポジション

水色丸白文字の”m”を12フレット、黄色丸赤文字の”M”を15フレットの位置でポジションを取る事で、それぞれEmコード・Gメジャーコードに合わせて弾くことが出来る。カンの鋭い方にはお見通しでしょうが、このポジションは開放弦を活用した位置でのポジションにおいてもEmコード・Gメジャーコードに合わせて弾く事が出来る。開放弦の音と12フレットの音とは、ちょうど1オクターブのズレになるので、音階的には同じ機能を持っていると捉えられる。

ここまでで、メジャーコード3つ、マイナーコード3つに対してペンタトニックスケールのブロックポジションを賄うことが出来るようになった。

ひとつのペンタトニックブロックポジションのフォームをズラすことで6つのコードを弾き分けることが出来る。ちなみにひとつのメジャースケールから導き出されるトライアドコードは7種類なので、これでとりあえずはほぼ賄えると思っていい。(当然まだまだ奥深い世界が待ち構えてますけどね)

キー=Cメジャー(ハ長調)の場合、シンプルに導き出される3声和音は以下の7通り。

この中で右端にあるBm(♭5)に関しては、利用頻度があまり高くありませんので、ここでは割愛させていただきます。

こぼれ話

とはいえ、たま〜に出てくることがあるんですよねwBm(♭5)が。そんな時は、ペンタトニックのスケールやらポジションのことは考えず、コードの構成音を中心に鳴らしてしのぐしかない(笑)。まぁ、そもそもBm(♭5)の中には”悪魔の音程”なんて呼ばれる事もある全三和音が含まれていて、とても不安定な響きを持ったコード。なので、思い切って半音刻みのトリルを連発したりチョーキングをバンバン繰り返してちょっとムチャしてみるのも面白いかも。

まぁ、Bm(♭5)出現の心配よりも、キー=Cメジャーに突然現れるE7やA7、DやFmなんかの心配をしていた方が実りは多いかと。

ここまでに確認してきたポジションを今、伴奏で鳴っているコードに対して合わせてやることで、より幅広い指の動きを得られることになる。コードに対してスケールの音階も切り替わるので、バリエーションは桁違いに増えることでしょう。

同じカタチのフォームだけでも、こうして3ヶ所に配置して把握しておけば、隣り合ったブロックフォームへちょっと寄り道…なんてこともやりやすくなりそうでしょ?

もちろん、先日紹介した5音ひと塊で捉える”ソラドレミ”のブロックフォームによる捉え方をここに重ねて捉えることで、より複雑な音使いも取り入れられるようになることでしょう。
ちょっと手軽にペンタトニック・スケール〜ブロックポジション拡張術|ゆめはてコム

メジャースケールに対して外していないのか?確認

例の基本形ブロックポジションを、そんなホイホイ並べちゃって、本当にスケールから外れていないのか?一応確認しておきましょう。

まずは開放弦から15フレットあたりまでのCメジャースケールを白丸で示してみます。

そして、下の段に3ヶ所のペンタトニックブロックポジションを重ねてみます。

この手法に気付いた時、ホント巧く出来ているもんだ…と関心しちゃいましたよ。

まとめ

教則本によってはもっとややこしい配置のブロックポジションが紹介されていたりするのですが、どうにも頭に残りにくいし音回しも要領を得ない。
それなら、まっ先に覚えることになるであろう例の基本形を巧く活用することで、指板全体に散らばっているスケール上の音を導き出せるようにした方が便利だと思っていました。

ひょっとしたら新しく発売されているようなわたしの手にしていない教則本にはもっと解りやすく同じ事が書かれているのかもしれませんが、まだこの考え方に至っていなかった人にとっては棚ぼた的な判りやすさがあると思います。

この方法でスケールの幅広い配置に慣れつつ、短三度や減五度などを交えるブルーノートについても、同時進行で練習していただけますと飛躍的にフレーズのバラエティーを増やしていけるようになると思います

でわでわ。

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