音楽の三大要素のひとつ…リズム・ビートの基本となる拍子を設定する。
コルグガジェットでは、シーン(メイン画面の縦軸)ごとに拍子を設定することが可能。
(ただし、テンポは楽曲の中で1つしか指定できない)
ここでは、各シーンに対する拍子の設定法について触れます。
楽曲の土台となるビート…拍子とは、その曲に対して大きく雰囲気を左右する大切な要素。
拍子について、あまりピン!と来ない方は下記リンク先で解説されていますので参考にされてください。
→ 音や図解で解説 〜 楽しく学べる 作曲・アレンジ講座|作曲ソフト、サウンド編集ソフトメーカー株式会社インターネット
→ 拍子とは?4分の4拍子、4分の3拍子、4分の2拍子|バイオリン上達.com~上手くなりたい初心者のための弾き方講座~
ひとつの楽曲中に拍子を変更することはそうそうないかと思います(全くないとも言い切れないw)が、それぞれの曲に対して、的確に拍子を指定出来るようになっておきましょう!
Mac版コルガジェ〜拍子の設定〜
コルガジェ入門本編の方で、Mac版のUIをエディット画面のみの表示にしている場合は、元の4分割の画面に戻してください。
メイン画面が表示されましたら、左下にある「Function」ボタンをクリックします。
Functionボタンを押しますと、右上の方に小窓が開いていますので、画像に示した小窓の中にある「4/4」をクリックして下さい。
この操作はiOS版のコルガジェでも同じです。
「4/4」の部分をクリック(タップ)しますと、小窓が開きます。
この小窓の右側にある「+」「−」をタップすることで、4/4拍子以外に「2/1」から「32/16」まで、様々な拍子を設定することが可能となっています。
また、この小窓でシーンの名前を変更したり、シーンを何回繰り返すか?の設定も可能ですので必要に応じて操作して下さい。
代表的な拍子を見てみる
それでは簡単にドラムトラックを打ち込んでみましょう。
4/4拍子
いわゆる4つ打ちと言われるキックとハットの組み合わせです。
1小節にキックが4回入っているのがお判りいただけますでしょうか?
3/4拍子
ワルツと呼ばれるパターン。
1小節だけなので判りにくいかもしれませんが、4回繰り返してみるとイメージが掴めると思います。
キック2回よりも、スネア2回の方がよかったかな?
動揺の「ぞうさん」や、わらべの「めだかの兄妹」はこの3/4拍子。
6/8拍子
解釈が分かれるかもしれませんがこんな曲があります。
「仰げば尊し」
スメタナ「モルダウ」
ポルノグラフィティ「渦、瞳の奥をのぞかせて」
スキマスイッチ「雫」
Aerosmith「Cryin」
12/8拍子
こちらも楽譜によっては4/4拍子の3連符で記されている場合があります。
桑田佳祐「東京」
プリンセスプリンセス「ジュリアン」
ポルノグラフィティ「フィルムズ」
中島みゆき「時代」
Mr.Children「NOT FOUND」
まとめ
小節数は1から最大16まで使用可能ですが、1小節ごとに拍子を組み合わせることでかなり複雑な変拍子の曲を作る事も可能になります。
よくあるパターンとしては4/4拍子を3小節+2/4拍子を1小節…といった曲は探せば見つけられるでしょう。
シーンの管理が大変になってしまいますが、5/8拍子、7/8拍子の繰り返しなんて曲も、ジャンルによっては成立するかもしれませんね。
1つの曲の中で、テンポは変えることが出来ませんが、拍子の組み合わせはかなり自由が効くので、誰もやっていないような曲を作りたくなった時にはこうした変拍子に挑戦するのもありかもしれません。(大衆ウケは諦めることになるでしょうがw)