ニコニコ動画を筆頭に角川関連のWebサービスがハッキングされた、というなかなかインパクトのあるニュースが飛び込んできました
ハッキングそのものについては、角川サイドもしくは犯人サイドからの発表がされるまで具体的なことは知りようがない
そこで、ここではコンテンツとプラットフォームの関係について考えてみたいと思います
ニコニコ動画といえば、国産動画配信サービスのパイオニア
YOUTUBEが世界を制覇しているその傍らで、日本国内においては根強い人気を保ち続けていると思う……知らんけど(笑)
実際のところ、あまり私自身が視聴すらほとんどしていませんので、ニコニコ動画にどういった機能がそなわっているとか、詳しいことを知りません
そんなところに、オタキングこと岡田斗司夫さんのYOUTUBE動画の中で、ニコニコの機能について触れておられる部分がありましたのでそこから話を広げていこうと思います
1分35秒あたりから「アーカイブでも生配信することにしました」のくだり
アーカイブを視聴するにはパスワードが必要になるようなのですが、そのパスワード告知はニコニコ動画プレミアムに含まれるメーリング機能を利用されていたようです
つまり会員登録をされておられる会員さんに向けてメールを送信することができると
ある種、メルマガ的な機能が備わっているわけです
しかし、そのメルマガを送りつける(←言い方w)アドレスは、あくまでもニコニコ動画の運営サイドによる管理
なので、この動画で岡田さんもおっしゃられていますが、ニコ動を介さないとメールを送ることはできない
ニコニコ動画というプラットフォームへの依存がここで道を阻むわけです
メールマガジンなんて、ひょっとしたら一番原始的なウェブコンテンツかもしれない
もう忘れ去られた存在?
いいやwそんなことはないでしょう!
今でもメールマガジン配信サービスサイトはいくつか存在しますし、なんなら自分でサーバを借りて管理できるシステムも確かにある(それらの中間に位置するサービスもある)
メールマガジンがまだまだ活発だった時代は、メールアドレスのリストのことを大福帳なんて表現して、と〜っても大事にされていたものです
だって、顧客リストと同等なんだもの
商売されておられる方であれば、その貴重さがご理解いただけると思います
そして、その大福帳にあたるメールアドレスをプラットフォームに握られている、というあぶなっかしい構造に対する不安もご理解いただけるでしょう
大福帳は、自分の手元で管理してこそ、その価値を存分に発揮してくれるもの
それが、今回の岡田さんの動画では、ニコニコ動画に預けっぱなしの状態であることが判明したわけです
つまり、岡田さんほどの知名度を有する御方であってさえ、プラットフォームに依存した活動をされておられる
しかし、事件・事故は起きるもので、今回のような事態に陥った際、配信者サイドにはもうどうすることもできなくなってしまう
これがプラットフォームへの依存し過ぎの恐怖なんじゃろな、と
そりゃね、ウィンウィンのいい関係を築いていられるうちはいいのでしょう
しかし、ある程度大きくなったプラットフォームは標的にされることも危惧しなければいけない
YOUTUBEだって、見えないところでは相当攻撃を受けているのではないでしょうか(ただ今回のような被害を受けていないだけで)
しかし、その牙城もいつ何時、崩れ始めるか?誰にも予想は出来ない
だから、もしも……の時に、困らないために、肝心要の部分は自分の手元で管理するようにしておいたほうがいい
その肝心要の部分ってのは、今回で言えば会員さんのメールアドレス
これさえ手元におさえておければ、仮にこれから違うプラットフォームに引っ越しますよ!って連絡も全員に入れることが出来る(もちろんそこで離脱する人はいるでしょうがw)
全員が引っ越しについて来てくれなかったとしても、メールアドレスは手元にあるのだから、「もうメールを送ってくるな!」って言われるまでは、その後も連絡をすることが出来る
その優位性は計り知れない
先日、YOUTUBEに嫌われてランキングから除外された!っておっしゃられていた人に対しても思いましたが、プラットフォームに依存しすぎの使い方は気をつけたほうがいいと思う
母艦はあくまでも自分で取得したドメイン(ここでいえば「 yumehate.com 」)
ドメインにウェブサイトを置いてもいい
そのドメインからメールマガジンを配信する
その上で、各種プラットフォームに添ったコンテンツを配信する
利用するプラットフォームの利用規約は最優先で守る
守った上で、コンテンツを発表して、規約に邪魔されて伝えられない内容は母艦に誘導して観てもらうなりする
この仕組みが、いざっていう時とっても安心だと思う
もちろん、自分の母艦がなにかのはずみで標的になる心配は忘れちゃいけないがw
仮にそんな事になった場合でも、母艦に併せて各プラットフォームのチャンネルすべてが一斉に利用不可になることは考えにくいでしょうから、まるまるすべてを失うことにはならない
母艦と各ウェブサービスどちらかが残れば、ゼロからの再スタートは裂けられる
これが重要じゃなかろか
プラットフォームに依存しすぎて、襲撃されたサービスだけで活動を展開していた人がいたとしたら、そうとうなダメージを被ったことでしょう
もしもの時のため、ウェブ上の母艦を持ち、連絡先は手元で管理できるよう、ウェブサービスやシステムを活用できるようにしておくことは大事なことではないでしょうか
でわでわ