IK Multimedia社のフィジカルモデリングベース音源「MODO BASS」より、ベースモデル「Rick n’ Bass」の音色をご紹介。
勝手なイメージ…このベースを使っている曲では、主旋律に絡みつくような、「縁の下の力持ちでは我慢”できない”」存在感の強いベース。
地味めな設定でどんな音を聴かせてくれるのか?
ご堪能あれ!
Rick n’ Bass
リッケンバッカーの4000シリーズをモデリングしたと思われるRick n’ Bassです。
具体的なモデル名は判りませんw(IK MultimediaのMODOBASSページによりますと4003とのこと)
ポール・マッカートニーやロジャー・グローヴァー、モーターヘッドのレミー・キルミスター他、プログレ勢のベーシストなどなど、人気のベース。
リッケンバッカーは独自のデザインでギター・ベース共に劣らぬ人気を保っている。
メーカーウェブサイト
→ 4000 Series│リッケンバッカー日本版ウェブサイト:rickenbacker-jp.com
ウィキペディア
→ リッケンバッカー – Wikipedia
お世話になりっぱなしですw
→ リッケンバッカーのエレキベースについて【ベース博士】
デモ1〜指弾き〜
リッケンバッカーModel4003をモデリングしたと思われるRick n’ Bassをチョイス。
まずはフィンガーピッキングのオルタネイトから。中指と人差し指を交互に演奏していると思われます。
4本弦でレビュラーチューニング。弦高はスタンダード。
弦はラウンドワウンドのミディアム。AGEは「Broken in」で、やや弾き込んだ程度。
ピックアップはフロント・リアの2基搭載。ここではフロント・リア共にフル10のミックスで出力。
パッシブタイプのサーキットなのでトーンコントロールは1つでフル10。
エフェクターはコンプレッサーだけを軽くかけています。
パラメータはコンプ=1.8、ボリューム=8.0。
アンプはこれまで同様、石タイプ。
セッティングは画像からご確認願います(クリックで別窓拡大表示出来ます)。
以上のセッティングで演奏させたのがこちらの音源。(テンポ=167)
順に4弦開放のE、4弦5フレットのA、3弦開放のAを弾いています。(3弦開放のAの連打で、なぜだか4弦5フレットのAが時々混ざってしまう←ほんとなんとかして欲しい…今のところ言うことを聞かないベーシストのお遊びとして受け入れているw)
注目して聴いていただきたいのが、ベロシティは均一に演奏させている…って事。
’60s P-Bassのフィンガーピッキングと比べておきしょう。
デモ2〜ピック弾き〜
続いて、ベースやアンプのセッティングはそのままに、ピックを使ったプレイで音源をご用意。
オルタネイトピッキングによる音源がこちら。
ついで…と言ってはなんですが、オールダウンピッキングによるプレイもどうぞ。
’60s P-Bassほど低音域に広がりがないせいか、スッキリした印象のRick n’ Bassをピックで弾くとよりキリッとしたサウンドになる感じ。このキャラクターならEQで中広域をブーストしてみたり、歪ませてみたりしたくなるのも致し方ないのかも(笑)
デモ3〜スラップ奏法〜
続いてスラップ奏法による音源をどうぞ。
もうちょっとカッコいいフレーズで(笑)、音色をカリッとさせてやると、見た目からはイメージできませんでしたがスラップ奏法にも合いそうな気がします。フロントピックアップをカットしてやるだけで、だいぶそれっぽくなるんじゃなかろか。(ためしに手元でやってみましたが、フロントピックアップを全カットするだけだとちょっと乾きすぎな感じでしたwまた改めて機会を設けようと思います)
今回もスラップ奏法用に、こんなフレーズを打ち込んでいます。
(クリックで別窓拡大表示出来ます)
まとめ
一応、今回の音源はすべて、MODO BASSから出てきた音、そのままをお届けしております。エフェクターは一切使わず。
このベースはフロント・リアのミックスよりもどちらかだけのピックアップで使ったほうがキャラが立ってよかったかな?なんて思いましたが、まぁ、今回の企画では全てのベースを同じセッティングでの聴き比べが主な趣旨ですので、今回は道を外さずにとどめました。
また機会を見てこのRick n’ Bassの特徴を活かしたデモ音源でも作れたら…なんて思います。(いつやるか?は謎w)
でわでわ