全世界で600万台以上のセールスを記録したベストセラーオーディオインターフェース「Scarlett」のシリーズに注目
現在第4世代にまで進化を続けている赤い筐体に秘められた秘密を覗いてみよう
Focusriteとは
まずは、ベストセラーオーディオインターフェース「Scarlett」を生み出したメーカー「Focusrite」について見ていこう
メーカーサイトによると
「Focusriteは、1985年に伝説的なオーディオ設計者ルパート・ニーヴによって設立された英国の音響機器メーカー」
とのこと
→ Focusriteについて
ジョージ・マーティンの依頼を受けてマイクプリアンプとEQの開発することからその業績はスタートしたらしい
1985年のことなので、ビートルズはもう関係ないのかね?
ともあれ1989年にはオーナーが変わっているので、ルパート・ニーヴさんの功績としてはここまでの開発と、後に引き継がれるその開発精神ということになる
1990年代以降にもその名を轟かせているFocusriteなので、ニーヴさんのDNAは引き継がれていると思いたい
そして2011年、現在も第4世代へと続くシリーズ「Scarlettt」が登場
現在、Focusriteの製品ラインナップには、Scarlettに加え、Clarett+、Red、RedNet、Vocaster、ISAシリーズが名を連ねている
Scarlettとは
筐体の赤が目を引くオーディオインターフェース「Scarlett」
その中身は、最近流行りのDSPやFPGAといったエフェクターをコントロールするためのチップなどに手を広げることなく、オーディオインターフェースとしての機能に絞られている
もともとマイクプリ・EQからスタートしているFocusriteの技術を詰め込んで、価格に応じたパーツを選び、組み立てられているのだろう
つまり、価格のすべてがオーディオインターフェースとしての機能に注がれていると取れる
メーカーサイトにあるスペック表を見ても、各モデルごとにダイナミックレンジやマイクプリゲインの数値が僅かに違っていることからも、各モデルに搭載できるチップが価格帯に応じて厳選されている証しと見ていいだろう
そして、詰め込まれるパーツはオーディオインターフェースとしての本分を逸脱することなく削ぎ落とされている
手に入れやすい価格帯から、プロにも使用されるであろう本格的な価格帯まで、ひとつのモデルでまかなっているオーディオインターフェースは珍しい
掲げる看板に偽りのないことを示すために、下手なパーツを詰め込むことは出来ない
そんな意気込みは各モデル個別のサイトページに記されたスペック表からも感じられる
→ Scarlett Solo|Focusrite
→ Scarlett 2i2|Focusrite
→ Scarlett 4i4|Focusrite
→ Scarlett 16i16|Focusrite
→ Scarlett 18i16|Focusrite
→ Scarlett 18i20|Focusrite
他社モデルによっては、スペック表(ダイナミックレンジ、THD+N、最大入力レベル、ゲインレンジ、インピーダンス)は取説の後ろの方にしか書かれていないこともある(笑)
信頼というキャッチボールの球は、これでメーカーから投げかけられたような気にさせられる(じゃあ消費者は何を持って返球するのか?って聞かれると困るw)
Scarlettの進化
Scarlettの初代は本当にシンプルなもので、macOSだとドライバーも不要でつなげばそれで認識された
Focusrite Control 2アプリなんてソフトもなかったから、操作はハードそのものを操作することになるし、オートゲインなんて親切な機能もなかった(笑)
Airモードなんて切り替えもなかったけれど、だからといってプリアンプに文句があったわけでもない(羨ましいとは思うけどねw)
個人的には不要でしたが、近頃ではその搭載が取捨選択の要素となるループバック機能も導入されている
第4世代という進化は、A/D、D/Aコンバータチップの進化のみならず、オーディオインターフェースとしての必要とされる機能も取り込んで着々と積み重ねてこられている
Scarlettの付属ソフト
Scarlettの目玉として見逃せないのが、「Hitmaker Expansion」
一覧として見渡してみると以下の通り(2026.03.09現在)
・Celemony Melodyne Essential
・Relab LX480 Essentials
・Sonnox VoxDoubler
・Softube Flow® Guitar Essentials
・XLN’s Addictive Drums 2: Studio Rock Kit
・XLN Audio® Addictive Keys Studio Grand
・Native Instruments® MASSIVE
・Sonnox Soften
・Bx_console Focusrite SC
・Red 2 & 3 Plug-in Suite
・Klevgrand Essentials Bundle
・Landr Studio 2か月間サブスクリプション
これからDTMを始めようとしている人にとって、ピアノ・シンセ・ドラム音源がいきなり揃うのは手っ取り早い話
今となってはもう実機は入手できないであろうRed 2 & 3のコンプ・EQのエミュレートされたソフトが手に入るのもいい
アナログもののコンプ・EQを触るワクワク感を、お金を払わずに味わえるのはいい経験になることでしょう
そして、Focusriteのチャンネルストリップが含まれているのも洒落が効いていていい
これらのソフトをセールに縛られずに購入することを考えるとゾッとする品揃え
あれこれ手を出す前に、これらをまずは触って、必要な体験をしてほしいと思う
前の投稿でも書いたけど、今、初心者に戻ってオーディオインターフェースを書い直すとしたら、きっとまたScarlettシリーズに手が動くと思う
それほどに「ザ・オーディオインターフェース」なのがScarlettシリーズじゃなかろか
でわでわ

