Focusrite Scarlett Solo G2 レビュー

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英国Focusrite製 オーディオI/F Scarlett Solo G2を入手しましたのでつらつらと。
思い切ったキャンペーンが行われたことでニューモデル登場の噂も聴こえてきますがいい買い物したと思っていますw

Focusrite Scarlett Solo G2 とは?


(画像はAmazonへAdLink)

画像で見ても赤いボディが印象的なScarlett Solo G2。現物もアルミ素材と思われる質感と共にとてもグッドルッキングですw

今回入手したSoloでは、入力端子が2箇所ありますが、マイクプリはひとつ。だから「Solo」なんだろうな。なので、ステレオソースを入力するのは出来ないかも…でも、わたくしmog(もぐ)は、ギター入力しかしないのでこれで充分。

しかし、アウトプット端子がヘッドフォン出力とRCA端子(いわるゆ赤白端子…オス端子が丸い枠の中に芯棒が出てるやつ)。

(画像はメス(本体)側)

これまで使っていたSONIC PORT VXのアウトプットがフォーン端子✕2。で、オーディオI/Fからスピーカーへのケーブルを新調しようと思っていたのに、これだと2種類作らなあかんやん。

まぁ、今のところ iLoud Micro Monitor に付属していたミニフォン→RCA端子のケーブルを使っているので大丈夫なんですけどね。それほど音質の違いを意識していません…ってか違いがわからないw

このまま音質についてお話するならば、たいがい音質に無頓着なわたくしmog(もぐ)には充分な音質をもたらしてくれています。音質に無頓着な輩のレビューですから何の参考にもならないと思いますが、それほどに音質に敏感なのであれば、そこそこのお金をはたいてプロクオリティのデバイスを手にしたほうが幸せになれますよ…と思います。

ちなみに、今利用しているDAWソフトはStudioOneなのですが、こちらのソング設定では192kHzが選択出来ませんでした。

画像で見るに一見192kHzが選べているようですが、一度窓を閉じ、再度開いてみると96kHzになってしまいます。
これは、MacOS側のAudio MIDI設定も同じで、プルダウンメニューには192kHzまで表示されますが、選択してもしれっと96kHzに変わってしまいます。解決には至ってません。

とはいえ、改めて調べてみましたが10年程前に入手していたMbox2miniでは、最高24bit/48kHzだったんやから、この価格でこれだけのサンプリングレートを持っていれば充分でしょう。
Digidesignが、Mbox 2 Miniを発表 | Rock oN 音楽制作機材の最新ニュース – レビュー

そんでもってわたくしは44.1kHzで使いますので、現段階では問題なし。これから購入される方は、一応覚悟されておいたほうがよろしいかと。環境によっては192kHzは使えないかも…と。

ちなみにMbox2miniとの大きさ比較がこちら


重さはScarlettの方がやや軽く、大きさはあきらかにMbox2miniの方が大きい。それでいてスペック的にはScarlettの方が優秀なんだから時代の流れってスゴイ。

何の因果か、どちらのオーディオI/Fにも「ProTools」のお試し版がついていたのですが、やはり相性が悪いようで今回もソフトウェアの起動まで辿り着きません。

もういいよ…今はStudioOneで頑張るから。StudioOneではスムーズに作業が進むもん。

DAWソフトをお持ちではない方は、Ableton Live Liteもついてきますのでそちらを試されるとよろしいかと。
(2018年2月にはLive10が発売されるようなので、試して気に入ればそちらの購入を検討してみてはいかがでしょう)

ScarlettとMacBookとの接続には、ドライバも不要でUSBケーブルで接続すればすぐに認識してくれます。ただ、Audio MIDI設定でお好みの設定をお忘れなく。ここを忘れるとせっかくの高解像度もボトルネックを挟むことになって台無しになってしまいます。多分。

バンドルソフト

Audio Thing

(追記:2018.2.20)
2月8日から3月29日まで、AudioThingのプラグイン(「Valve Exciter」「Valve Filter」)が2つとリズムマシン(サンプルベースのプラグインエミュレーション「SR-88」)をひとつもらえます。そして更にAudioThingのプラグイン・サンプルライブラリを50%割引で購入できる特典もついてくるみたい。

すでにユーザー登録を済ませている人もFocusriteのアカウントページにダウンロードの説明が追加されています。
わたくしも頂いちゃいましたw

(追記ココまで)

バンドルプラグイン概要

英国Focusrite社の以前の代理店ハイレゾリューション社のサイト(現在削除されています)によりますと、
・Ableton Live Lite
・Pro Tools | First Focusrite Creative Pack
Softube Time and Tone bundle、Focusrite(MI7のサイトへリンク)
・Red Plugin-Suite
・Novation Bass Stationのバーチャルソフトウェア
・2GBのLoopmasters
といったソフトがバンドルされています。
(2017年6月以降、現在の代理店は株式会社メディア・インテグレーション ROCK ON PRO

とりあえず嬉しがって入れたのがこちらです。

Focusrite

まずはFocusrite Red Plugin-Suite 「Red 2 & Red 3」


ハイレゾリューション社のウェブサイトによるとPro Toolに最適化したプラグインイコライザー / コンプレッサーとのこと。ProTools使わないけどねw

Softube

前代理店ハイレゾリューションさんがSoftube Time and Toneバンドルについて字幕をあてがってくれている動画がありました。
動画…消されちゃったみたいですw
これが現実かぁ…(2018.3.15修正)

Softubeからのバンドルプラグインはこれら4種。

Saturation Knob

簡単設定で”歪”をモデリング。ドラムループを破壊するもよし、ボーカルをきらびやかにするもよし、ベースラインを太くするもよし。使い回しの良さげなプラグインです。
ちなみにこちらはバンドルに関係なく配布されていましたw
Softube | Saturation Knob – MI7 Japan
こちらのページからダウンロードページへ進めます。気になった方はどうぞ。

Sftube-TSAR-1R

こちらも簡単設定のリバーブプラグイン。
SoftubeのTSAR-1R

英語圏の動画ですが解説はなく、各設定の音を確かめることが出来ます。


Drawmer S73

Drawmer社の3バンドFETステレオコンプレッサーのアナログハードウェアを入念にモデリングし、マスタリング用のサウンドデザインを追加。ミックスに最適なアナログサウンドを素早く見つけることが出来るマルチバンドコンプレッサー。
そしてDrawmer S73

こちらは解説が英語ですがどうぞ

Tube Delay

最後にTube Delay

これらプラグインをサクッと入手。とはいえ、ディレイやリバーブといった空間系のエフェクトってまだあまり使い道がないんですけどねw

novation BassStation

そうそう、もうひとつベースシンセ的なソフトシンセもいただきました。

今のところ、こちらも出番は少なそう。

ADDICTIVE KEYS

そしてこれはなかなかいいモノ頂いた感のあるAddictive Keys インストゥルメント。
(テキスト文章のリストにはなかったのですが、画像にはあるんで、おそらく通常のバンドルだと思われます。)
4つの選択肢の中からひとつを選べるんですけど、わたくしは今回グランドピアノで。

後から考えれば、バンドアンサンブルに混ぜ合わせるならアップライトピアノの方が馴染みやすいかな?とも思いましたが、あるものを削ることが出来ても、ないものを削ることは出来ないのでグランドピラノでも良かったかな。馴染ませる加工も学ばないとね。

ここまでは、通常のバンドル。

Addictive Drums 2

そして、今回最大のお目当てだったAddictive Drums 2です。これは期間限定のバンドル。

ちなみにこちらは1月末日で終了のキャンペーン対象です。キャンペーン終了後はもらえませんのでご注意を!
(ユーザー登録が期限内までに…なので、投稿段階で実質締め切りのようなものです、ご注意を)

キャンペーンということで、このAddictiveDrums2が手に入るのであれば、こちらを購入したつもりでオーディオI/Fがついでにもらえた…という気持ちで購入に踏み切りました。

値段的に見ても、AddictiveDrum2のADpak(特定のジャンルに寄せてセッティングされたドラムキット)ひとつで購入しても1万円くらいする。それが、今回のバンドルでADpakMIDI PAKSKITPIECE PAKSそれぞれひとつずつ選んでいただくことが出来ました。

今回選んだのはUNITED HEAVYキット+HEAVY BEATS & SONGSSONOR DESIGNER SNAREです。

選択肢が多かったので、めちゃくちゃ悩みましたw

ADpakを選ぶ時に考えたのは、まず使わないであろうJAZZ系のキットやパッケージ販売されているキットの除外。

Fairfax vol.1 と vol.2、BlackVelvetはAddictiveDrum2のパッケージに含まれています。これらは今後、パッケージ購入する際に重複してしまうので、あとあと悔しい思いをするかもしれません。なのでこれらの存在はここでは一旦忘れまして、それ以外で特に目についたのは、UnitedPop、StudioRock、そして最終的にチョイスしたUnitedHeavy。

そして、残り3つまできたところでそれぞれのキットを聴き比べてみてUnitedHeavyに決めました。

キットこそは今回UnitedHeavyに絞られましたが、ひとつのキットの中にプリセットが24種類あり、様々な曲風に利用できそうです。

で、MIDIpackも似たようなタイトルのモノがありましたのである程度見比べてみた結果、そのままHEAVY BEATS & SONGSパックをチョイス。

最後にKITPIECE PAKSは、キット単品をリストの中からひとつ選べたんですけど、今回はスネアに幅を持たせたかったので、聴き比べて好みのもの(SONOR DESIGNER SNARE)を選びました。

Positive Grid

あと、通常のバンドルなのか、今回のキャンペーンだけなのか不明なのですが、BIAS AMP Le とBIAS FX Le も手に入るようになっていました。わたくしの場合、他の何かでBIAS FX Leは持っていたので、今回はBIAS AMP Leの方だけ頂きました。そういえばこのBIAS AMPも新しいモデルが発表になりましたねw

Focusrite Scarlett Solo G2を手に入れた経緯

音源制作のビットレートを基本16bit/44.1kHzでいくことにしているので、これまで使っていたSONIC PORT VXで何の不自由もなく頑張っておりました所、ゆにばすさんのつぶやきから「オーディオI/Fを買うのかバンドルソフトにお金を払うのか判らない内容」のキャンペーンを知ったため、急遽購入(笑)

そのつぶやきがこちら


このキャンペーンそのものは1月末日で終了
(ユーザー登録が期限内までに…なので、投稿段階で実質締め切りのようなものです、ご注意を)

最近ドラム音源に興味を持っておりまして、どれがええんかなぁ…どれも高いんやろうなぁ…なんてことを考えておりましたので、じゃ、ドラム音源にお金を払ったと思ってついでにオーディオI/Fももらっちゃおう!という勢いで購入してしまいました。

それほどにオーディオI/Fはアタマになかったんです。

だから、いざ購入ポチ!っとしてしまった後から「一体どんなオーディオI/Fを買ったんやろう…」と気になってしまいました。

そもそも「Focusrite」と「Scarlett」のどちらがブランド名でどちらが機種名かも判らない程予備知識無し(笑)

まとめ

ほんと予備知識がないまま勢いで購入しちゃいましたが、Focusriteという会社は海外ではそれなりにシェアを広げているようで、またコンソールやエフェクターなどで有名なNeveの中の人が創設に携わっているらしく(現在は離れておられる様子)現在に至るまで数々の製品を世に出しているようです。

お気付きになられた方がいらっしゃるかどうか、Scarlett自体は中国で生産されています。その辺を気になされる方はご注意を。この値段なら仕方ないでしょうけどね。

とはいえ、ハイレゾリューション社のサイトでは在庫切れになっているし、Amazonのページでも納期が1〜2ヶ月以内の発送となっている。ということは、これそろそろ製造打ち切りにでもなってしまうのかな?

これからDAWを始めてみよう!と思っておられる方には、オススメだとおもったのにな。

マイクやヘッドフォンのセットになったこちらなら在庫ありでした。

(画像はAmazonへAdLink)

マイクやヘッドフォンを持ち合わせていない方であれば、非常にお買い得なセットだと思いますが、そもそもヘッドフォンやマイクも持ち合わせておられない方…ということは、DAWソフトもあまり触ったことのない方が多いかもしれません。

こうしたセット物を手に入れた時って、非常にやることが多く、挫けそうになると思います。

ちなみに、Mbox2miniを手に入れた当時のわたくしもたいがい挫けました(笑)
なので、ユーザー登録からひとつひとつ順を追って、じっくりと取り組んでください。

Scarlett本体のユーザー登録が巧くいけば、そのアカウントページからダウンロードできるバンドルセットの一覧が表示できると思います。

必要なモノから順にひとつずつ、確実にアカウントを作成してID&PWをなくさないように控え、ゆっくりダウンロードして下さい。

それと、ヘッドフォンやマイクがセットでこの価格だとチャチイんとちゃうの?という心配をされている方へ。
当たり前です。この価格でこれらをまとめてくれているんだもの。

だけど、今現在これらを持っていないのであれば、自分のモノサシを作るためにもまずはひとつ手に入れるしかない。まずひとつ手に入れて、それをしばらく使ってみて、その手元の道具の音を耳に染み込ませる。

これが出来てはじめて、次に手に入れる道具が、自分にとってどういう音なのか?と自分で判断できるようになるんだから。

その自分で判断できるためのモノサシを作るのは、なにもはじめから高い道具を手にする必要はない。

どちらかというと、価格よりもその道具が広く利用されているとか、手に入りやすいとか有名なブランドだとか、そういったところのほうが重要。誰かと音の話題になった時、他人と音についての感触を共有するためには共通の認識があったほうが伝わりやすいし感じやすくなる。そのためのモノサシって大事だと思う。

高い道具の音を知っているのはもちろん有効だけど、安い道具の音を知っていることも大切。
だってマジョリティ(多数派)は低価格帯なんだもの。
高い価格帯のものは身近な人が使っているとかの理由も乗せて選んだほうがいいかと。

あと、何よりFocusriteのロゴがカッコイイってのも大事やね。愛着はそういったところから湧いてくると思う。

ありゃ、最後にはなんだか違う方向へお話が行ってしまいましたが(笑)当面、わたくしはこのオーディオI/Fを活用させていただこうかと思います。気に入りましたよ!
(無理やり締めくくりましたw)

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