トランジェント加工の入口は歯擦音や子音に注目することから始めましょ

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トランジェント成分について検索すると、いくつもの意見を見つけることが出来るが、どうもいまひとつハッキリした表現をしてくれるものが見当たらない

定義が曖昧なのか不明瞭なのか、これでは不慣れな人にとっては迷子の要因となってしまう

そこでトランジェントとは歯擦音や子音から分析・加工するもの……と敢えて言っちゃおう(笑)

トランジェントとは

トランジェントをひらたく言うと、音の輪郭なんて言われることがある
それはアタックとどう違うの?と感じる人も多いことでしょう

トランジェントとは、エンベロープカーブに内包されている成分なので、アタックやディケイといった要素とは別物と思えばいい

アタックに強く含まれているので、ついつい引き合いに出されちゃうんじゃなかろか

そこで、より音の輪郭を意識するために、歯擦音・子音に着目(着耳?)してほしい

日本語では、「子音+母音」で五十音を表現している

なので、ローマ字表記を後ろから読むと、逆回転でどういうふうに聞こえるか?うっすら判ったりもする

それほど子音(+歯擦音)には、強い印象がある
(母音と後ろの子音がくっついても五十音を表現できてしまう)

この要領を楽器に置き換えていただければ、それぞれの楽器に含まれるトランジェントが見えてくる(聴こえてくる)のではなかろか

エレキギターで例えれば、ピッキングしたフレーズと、プリングハンマリングを多用したフレーズとでは、聴こえる印象が違ってくる

カリカリしたアタック成分と、ピロピロしたアタック成分がフレーズの表情を豊かにしてくれる

このアタックに含まれるカリカリやピロピロがトランジェントなんだと、まずは理解していただければ入口としては迷子になりにくいと思う

トランジェントの存在感

うっかりコンプレッサーのスレッショルドを深く掛けすぎて、アタックが失われてしまう状態になったとき、トランジェントも失われてしまう

多くの音色のアタック成分は、大きい音が収録されるケースが多い

つまり、トランジェントにはある程度の音量が必要と意識したほうがいい

そうすれば、糊波形で音が前に出てこないのはなんで?とか、楽器の音色が不明瞭……なんてことを回避できる

コンプレッサーにアタックタイムというパラメータが用意されているには、アタック成分を際立たせてアタック感・パンチ感を作り出すため

とはいえ、この塩梅がむずかしい訳です(笑)

今回はちょっと乱暴に、トランジェントのことを解説してみました

今回のような表現を、ほかに見かけないのはここでは取りこぼしている要素もまだまだあるから……ということかもしれません

実際、音の輪郭って表現するならディケイやサスティンにも含まれてるのでは?と考えるのが筋

しかし、今回は理解しやすさを重視して分割してお話をすすめました

それにディケイやサスティンに含まれる音の輪郭となると、言葉にするのがむずかしいですしねw

というわけで、「トランジェントの取っ掛かり」の話でした

でわでわ

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