MARTIN / LX1E Little Martin ( リトルマーチン )

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MARTIN社製リトルマーチンシリーズから、トップ材にシトカスプルースが採用されたLX1E…ピックアップ搭載のエレアコを入手しましたのでご紹介。

ミニギター・トラベルギターといったカテゴリーで語られることの多いリトルマーチンですが、その実力はいかに!?

リトルマーチンとは

リトルマーチンとは、マーティン (Martin、C.F.Martin & Co., Inc.) 社から発売されているミニギターのシリーズ。

サイズは、全長がだいたい864mm程。
弦長 584.2mm(23inch)。
ナット幅は、42.9mm(1 11/16inch)と、やや細身…といっても、通常サイズのマーチンギターのナット幅は 1 3/4inchなので、本当にちょっと細い(1/16inchの差)かな?といった程度のもの。ただ、このちょっとしたサイズの差が握り具合の大きな差だったりする。

リトルマーチンという呼称はミニギターシリーズの総称で、モデルはいくつかヴァリエーションがある。ざっくりと以下のモデルがある。
・LXM…初代リトルマーチン。素材はHPL
・LXME…LXMのエレアコモデル
・LXK2…コア柄に印刷されたHPLを使用
・LX Black…ブラックに印刷されたHPLを使用
・LX1…トップ材にスプルースを使用。サイド・バックにはHPLを使用
・LX1E…LX1のエレアコモデル
・ED SHEERAN Signature Edition…LX1Eベースのエド・シーランモデル

共通して採用されている素材に
ナット…Corian
ネック…Birch Laminate
指板…Richlite
がありますが、これらはどれもHPL同様人工的な素材らしい。

今回私が入手したのはリトルマーチンのシリーズの中で、トップ材にシトカスプルース材を採用したLX1Eというエレアコ。

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リトルマーチン LX1Eの音

それではLX1Eの生音を聴いてみましょう。

こちらの音源はLX1Eのサウンドホール近くにSony PCM-A10 を設置して24bit/96Hzで収録。StudioOneで音量を-16LUFSに揃えています。

今度はリトルマーチンと同じ弦長23inchのAPX T2の生音を聴き比べて下さい。
(収録場所がAPX T2進呈先のおでん屋のため空気感が違いますw)

Sony MPC-A10についてはこちらをどうぞ
ソニーの小さな本格PCMレコーダ「PCM-A10」で録音。スマホ連携で機能進化-AV Watch

LX1Eの音は、ボディサイズの影響もあってか低音域の弱い音になっている印象。その反面、高音域のキラキラした感じは出すぎているわけでもなく好印象。一般的なアコギのと比べてしまうと明らかに違う楽器の音と言えちゃうかも。とはいえ、どうせ出過ぎた低音をカットしてしまう…という場面に出くわす事が多いのであれば、はじめからこれくらいスッキリしていてもいいのでは?なんて思っちゃう。

まぁ、このへんは使い分け…といったところでしょうか。

ちなみに…ですが、状態のあまりよろしくない(笑)YAMAHA FG401が手元にありましたので、そちらも同じ条件で収録してみました。

こちらはあまり状態がよろしくないせいもあってか、モコモコな音になってしまっています。

低音域も必要!ってな場合には、鳴っていない低音域を持ち上げて苦労するよりも、鳴っている低音域をカットするほうが手軽。
必要に応じて使い分け…といった感じになりそうです。

ピックアップを通した音につきましてはまた改めて投稿いたします。

リトルマーチン LX1Eの詳細画像

LX1Eはこんな箱に入れられて搬送されていたそうです。
(楽器屋さんのご協力で撮影させていただきました)

そして中身がこちら。

画像が多く、ページが縦長に広がりすぎましたのでアコーディオンの中に置いておきます。詳しくご覧になりたい方は広げてご覧ください。

↓の「詳細を表示」辺りをクリックで広がります。

詳細を表示

LX1Eのソフトケース

同梱されているソフトケースはこんな感じ。

ポケットのところにあるマーチンのロゴマークは刺繍されていて少々派手(笑)

LX1Eのヘッド

ヘッドはこんな感じ。

ヘッドのロゴはしっかりと「CF Martin & Co」となっています(当たり前w)。

弦の巻き方はうわさのマーチン巻きになっていました。(弦の先っぽがその弦の下をくぐって押さえつけられる巻き方)

ヘッドの裏側を見てみると印刷の木目が見て取れます(笑)。

杢目が定規で引かれたようにまっすぐw
それでもマーチンの刻印が入ったペグは素敵!

LX1Eのネック

ネックの付け根を見てみても不自然な杢目w

指板はこんな感じです。

ネックを横から見たところ。

フレットはガッチリ目のモノが打ち付けてあります(自分比)。

ネックをサウンドホール側から覗いたところ。

トラスロッドでネックの反りもしっかり調整できます。(ただし、工具が特殊なためリペアに出して調整した方がいいらしい)

LX1Eのプリアンプ

FISHMANのプリアンプに付いているトーンとボリューム。

もう少し覗き込んでみると基盤とパーツが見えました。

LX1Eのボディ

ボディトップのシトカスプルースは塗装されてないため、触り心地がとってもいい。

しかし、未塗装ということは、油断しているといろんなシミが増えていくんやろなぁ…

リッチライトで出来ているブリッジ。

ボディ背面の印字された杢目。

ボディサイドの印字された杢目。

アウトプットジャックの脇に乾電池を入れるケースがあります。

(ちょっとブレちゃいましたw)

LX1Eを弾いた印象

指で爪弾いた感じだと程々の音量でいい感じ。ピックを使って弾けば充分な音量が出るので、自宅での弾き語りの練習にも充分使えるのではないでしょうか。

音量や音色よりも何よりも、ひざに乗せた感じやストラップでぶら下げた感じがとてもしっくり来るサイズ感が素敵。厳密には測っていませんがナットから1フレットまでの距離が、うちのなんちゃってストラトの1フレットから2フレットまでの距離と同じくらいでした。なので、これに1カポはめて弾いている感じで通常のチューニングで弾いている感じになるのかな?

開放弦絡みのオープンコードを弾いていても左手が持っていかれる感は全然違っていて、リラックスしてギターを弾くことが出来る。これ、ホント素晴らしい!

ボディも小ぶりなので、座って弾く時にも右手が持ち上げられる感じがしなくて弾きやすい。この弾きやすさはたまりませんよ。この弾きやすさを小学生や初心者のものだけにしておくのはもったいないと思う。

ソフトケースに入れて外に持ち出す時も、この小ぶり感のおかげで持ち運びが本当に楽。多少ぶつけてしまっても50万100万するわけじゃないしね(笑)

Aura Spectrum DI というプリアンプをつないでしまえば、アンダーサドルピエゾピックアップのライン臭さや、低音域の不足感もだいぶ軽減されるので、ボディサイズによる音色の残念感(私は残念とは思ってませんけどw)は補えるんじゃなかろか。

そしてなにより、ギターを手にする時間が増えたこと。これにつきる!

今までにないほどギターを弾いている時間が増えました(笑)
このギターが届いてから、ギターを弾くのが楽しくなっちゃいまして、ひょっとしたら人前で演奏したくなっちゃうくらい上達しちゃうんじゃなかろか(笑)

音色の好みや、サイズによるフィット感、そして弾いてて楽しいかどうか?なんてのは本当に主観での判断となってしまいますので、実際に楽器屋さんで手にとって判断していただきたいと思います。

ただしその時は、試奏する環境を踏まえて判断されてくださいね。ガヤガヤしてだだっ広い店頭で演奏しても、本来の環境での音量判断はできません故。お店で弾いてみるとちっさい音やなぁ…と思っていたのが、自宅に持って帰って弾いてみると意外とデカイ音やんwってなるかもしれません。

店頭での試奏時には、通常サイズのギターと弾き比べてみるのも比較の材料になるかもしれませんね。

ともあれ、気になってきたなら是非、実際に手にとって確かめていただきたいと思います。

でわでわ。

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