IK Multimedia社のフィジカルモデリングベース音源「MODO BASS」より、ベースモデル「Flame BASS」の音色をご紹介。
モデリング元は「Warwick® Streamer」ベースとのこと。
そのサウンドをお楽しみ下さい!
【MODO BASS】 Flame Bass
モデリング元は「Warwick® Streamer」ベース。
「Warwick Streamer」をキーワードに検索をして見つかったのは国内代理店と思われるコルグ社が管理するワーウィックのサイト。
→ Warwick | Streamer Stage I
しかしMODO BASSで表示されるFlame Bassはスルーネック(ネックの木材がボディーの端っこまで突き抜けている構造)ではない。おそらくボルトオン(ボディ材にネックをネジで固定する構造)。
そこで今回の企画で大変お世話になっているベース博士さんところを覗いてみると、ボルトオンと思しき画像発見。
→ ワーウィックのエレキベースについて【ベース博士】
「ワーウィック・ベースのラインナップ>>ストリーマー」のところまでスクロールしていただけますと青いベースの画像が見つかります。やはりボルトオンのストリーマーはあるっぽい。
画像の下のところに「Warwick Streamer Jazzman 4」とありますので、これで再度検索…
そしたらコルグが運営するサイトが引っかかりましたw
→ Warwick | Streamer Jazzman
さっきのページからあちこち移動してみたんですけどねw
しかし、よく見てみるとリアピックアップが違うw
頑張って探しましたw
→ Streamer LX #14-2708 – Natural Oil Finish – Warwick
あれ!?これだとピックアップがパッシブタイプになるのかw
今一度IK Multimediaのサイトにある画像を比較…
→ IK Multimedia – MODO BASS
ありゃ!?サイトの画像はパッシブっぽいピックアップになってるよw
だけどMODOBASSの中で表示されるFlame BassはEMGっぽい見た目…
だとしたらもうこれしかない…
→ Streamer LX #18-3823 – Natural Transparent Satin – Warwick
こっちはこっちでブリッジの色が違うのが気になる…
とはいえもう限界w
ちなみにStreamer LXシリーズは生産終了製品っぽい。
デモ1〜指弾き〜
「Warwick Streamer Jazzman」の4弦のやつをモデリングしていると思われる「Flame Bass」をチョイス!
プレイスタイルはフィンガーピッキングから行きますよ!オルタネイトなので人差し指と中指を交互に使っていると思われます。
4弦のレギュラーチューニングで弦高はスタンダード。弦はラウンドワウンドでやや弾き込んだ程度と思われる{Brioken in」に。
ピックアップはフロント・リアの2基を搭載。ポジションマークがないので判りにくいですが24フレットありますので、フロントピックアップの位置は、ストラトキャスターでいうところのミディアムピックアップの位置と思われます。フロント・リアを共にフル10でミックス。
トーンコントロールはアクティブ回路を搭載しているようで、ここでもアクティブに切り替わっています。ベース・ミドル・ハイどれも5.0でフラットに設定されていると思われます。
エフェクターはここでもコンプを軽く使っているのみ。
パラメータはコンプ=1.8、ボリューム=8.0。
アンプは毎度お馴染みコンデンサタイプをチョイス。セッティングは画像からお願いします(画像をクリックで別窓拡大表示できます)
以上のセッティングで演奏させたのがこちらの音源。(テンポ=167)
順に4弦開放のE、4弦5フレットのA、3弦開放のAを弾いたものを繰り返しています。
今回も注目して聴いていただきたいのが、ベロシティは均一に演奏させている…って事。
強弱は付きませんが、トーンに変化が現れていることに注目して欲しい。弦が振動で指板やフレットに振れることで起こるブリブリッとした感じが聴いて取れる(よね?)。
’60s P-Bassのフィンガーピッキングと比べてみましょう。
デモ2〜ピック弾き〜
続いて、ベースやアンプのセッティングはそのままに、ピックを使ったプレイで音源をご用意。
奏法以外のセッティングはフィンガーピッキングの時と同じのままです。
オルタネイトピッキングによるプレイがこちら。
’60s P-Bassのオルタネイトピッキングと比べてみましょう。
続いてダウンピッキングのみでプレイしたものがこちら。
こちらも’60s P-Bassのダウンピッキングと比べてみますか。
デモ3〜スラップ奏法〜
続いてスラップ奏法による音源をどうぞ。
スラップ奏法も前回同様、スラップ奏法っぽいフレーズを弾かせています。やっぱりかっこ悪いw
ゴーストノートを交えているのですが、これはベロシティを変えてやることで音色も変えることが可能。この辺のセッティングを詰めていけば、もう少しマシな音が出せるのかもしれません。
これも’60 P-Bassと比べておきましょうか。
「’60 P-Bass」「Flame Bass」どちらも、こんなフレーズを打ち込んでいます。
(クリックで別窓拡大表示出来ます)
真ん中と最後(画像では右端1小節)にEメジャースケールを駆け上がるところでは、ハンマリングとスライドを交えてやっています。
まとめ
今回も、音源はすべて、MODO BASSから出てきた音、そのままをお届けしております。エフェクターは一切使わず。
結局のところ、モデリング元の正確なベースモデルは不明なのですが、とはいえ、アクティブ回路を搭載していることもあってか、わりとモダンな音を聴かせてくれた感じがします。
ワーウィック使用アーティストを見てみましても幅広いベーシストが使っているようなので、幅広い畑で活かせそうです。
→ Warwick—Artists
でわでわ