IK Multimedia社のフィジカルモデリングベース音源「MODO BASS」より、ベースモデル「Imperial Bass」の音色をご紹介。
モデリング元は「Fodera® Custom 6-string」ベースとのこと。
そのサウンドをお楽しみ下さい!
【MODO BASS】 Imperial Bass
モデリング元は「Fodera Custom 6-string」ベース。
ベースという楽器にそれほど詳しくない私はますます困ったことにw
Fodera社のベースって、本当に馴染みがない。
検索しても中古販売のページばかりでどうにか見つけたメーカーサイトにおいても、「Custom 6-string」というベースは見つけられない有様。
→ Custom Bass Guitars: A Guide To Our Custom Basses | Fodera
どうにかカスタムベースのページでボディのシルエットから「インペリアル」とうい名前の付けられたボディシェイプである…というところまでは辿り着いた(そもそもMODOBASS内での表記が「Imperial Bass」ですものねw)。しかし、このカスタムベース…というのは、いわゆる「レスポールカスタム」のようにラインナップ化されているものではなく、どうやら好きなパーツを選んで組み上げてもらえる…っていう意味でのカスタムってことらしい。
残念ながら、今回はIK Multimedia社のMODOBASSページに示された画像と一致するモデルは見つけられませんでした。…残念。
今回大変お世話になっているベース博士さんところでも、このFoderaベースのページはないようで、かろうじてウィキペディアに記載がありました。
→ フォデラ・ギターズ – Wikipedia
デモ1〜指弾き〜
IK Multimedia社のMODOBASSページによりますと、今回のモデリングベース「Fodera® Custom 6-string」は、カスタムベースで選択できるインペリアルというボディシェイプを土台に6弦スルーネック構造のカスタムモデルと思われる。モデリング元の詳細は不明ですが、諦めて「Imperial Bass」をチョイス。
プレイスタイルはフィンガーピッキングから。オルタネイトなので人差し指と中指を交互に使っていると思われます。
Ver1.5の目玉でもあった6弦ベースの登場!(とはいっても実は全てのモデルで6弦を選択可能w)。チューニングは一番太い弦が「B」一番細い弦が「C」(同じ6弦でもギターとはチューニングが違う)で間の4本はレギュラーチューニング。
ピックアップはリア・フロントの2基を搭載。ここではフロント・リア共にフル10でミックス。
トーン回路はアクティブ回路になっているらしく、ロー・ミドル・ハイ(トレブル)を使用可能。ここではフラットと思われる5.0にセット。
エフェクターはここでもコンプだけを軽く使用。
パラメータはコンプ=1.8、ボリューム=8.0。
アンプもトランジスタタイプとこれまで同様。セッティングについては画像をご覧ください(画像をクリックで別窓拡大表示できます)。
以上のセッティングで演奏させたのがこちらの音源。(テンポ=167)
順に4弦開放のE、4弦5フレットのA、3弦開放のAを弾いたものを繰り返しています。
今回も注目して聴いていただきたいのが、ベロシティは均一に演奏させている…って事。
強弱は付きませんが、トーンに変化が現れていることに注目して欲しい。弦が振動で指板やフレットに振れることで起こるブリブリッとした感じが聴いて取れる(よね?)。
’60s P-Bassのフィンガーピッキングと比べてみましょう。
デモ2〜ピック弾き〜
続いて、ベースやアンプのセッティングはそのままに、ピックを使ったプレイで音源をご用意。
奏法以外のセッティングはフィンガーピッキングの時と同じのままです。
オルタネイトピッキングによるプレイがこちら。
’60s P-Bassのオルタネイトピッキングと比べてみましょう。
続いてダウンピッキングのみでプレイしたものがこちら。
こちらも’60s P-Bassのダウンピッキングと比べてみますか。
デモ3〜スラップ奏法〜
続いてスラップ奏法による音源をどうぞ。
スラップ奏法も前回同様、スラップ奏法っぽいフレーズを弾かせています。やっぱりかっこ悪いw
ゴーストノートを交えているのですが、これはベロシティを変えてやることで音色も変えることが可能。この辺のセッティングを詰めていけば、もう少しマシな音が出せるのかもしれません。
これも’60 P-Bassと比べておきましょうか。
「’60 P-Bass」「Imperial Bass」どちらも、こんなフレーズを打ち込んでいます。
(クリックで別窓拡大表示出来ます)
真ん中と最後(画像では右端1小節)にEメジャースケールを駆け上がるところでは、ハンマリングとスライドを交えてやっています。
まとめ
今回も、音源はすべて、MODO BASSから出てきた音、そのままをお届けしております。エフェクターは一切使わず。
「Flame Bass」に続いてこのImperial Bass」も、モデリング元の正確なベースモデルは不明なのですが、とはいえ今回も、アクティブ回路を搭載していることもあってか、わりとモダンな音を聴かせてくれた感じがします。
ジャズ・フュージョン系の畑でも活躍されている一匹狼系のベーシストに愛用者が多いイメージ(あくまでもイメージ)のFodera ImperialをモデルとしているImperial Bassだけあって、万能的な印象の音。
ロック畑の私にとっては使い所に困ってしまう程の万能ベースではないでしょうか。
でわでわ