MS処理を理解する〜ミッド・サイド成分の誤解…そこに存在しないセンター成分という亡霊

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私はMS処理に触れることはない

なぜなら、きちんと理解できていないから(笑)

MS処理とは、LとRに分かれているステレオソースをMとS、つまりミッド成分とサイド成分に分離し直して処理をすること

言葉では理解できていても、自分の楽曲にその処理を施すことはない

ご興味があれば続きをどうぞ

MS処理とは

MS処理とは、前述しましたが、ステレオソースをミッドとサイド成分に分離し直して処理をすること

しかし、言葉のとおりにはいかない

なぜなら、ステレオ音源を再生しているスピーカーは左右2つしかないから

2つのスピーカーの、両方から均等に出力されている音が、さもスピーカーとスピーカーの間で鳴っているように錯覚しているだけで、けっしてセンタースピーカーが置いてあるわけではない

つまり、センター成分という音はステレオには実在しないと言っても過言ではないと思う

だって、錯覚なんだもの

で、LとRに蔵められている音が、スピーカーから出力されると、スピーカーとスピーカーの間から鳴っている音が確かに存在するように聞こえる

どうように片方のスピーカーからしか鳴っていない音も存在したりする

この片方のスピーカーから鳴っていない音というのは、左右どちらかに振り切っていることを条件に片方のスピーカーでしか鳴っていない音が成立する

くどういようだが、ステレオソースにおいて、センター成分は擬似的に表現されているだけであって、実際には左右両方のソースに含まれているのが現実

だからMS処理が重宝されるのかも知れない

しかし、そのMS処理の原理・効果が今ひとつピンとこない

上記のように、言葉では理解することができた

この点については、以下のサイトがとても参考になりました

確認しないでいたときに、一瞬思い浮かべがちなMSのイメージは上記のサイトで見事に覆されました(笑)

文章が苦手な人には以下の動画はいかがでしょうか

本当は100倍怖いMS処理①誰も知らないMS処理の仕組み・全体像
江古田アコースティックレコーディング

本当は100倍怖いMS処理②Sを上げる・下げる。Mを上げる・下げる。
江古田アコースティックレコーディング

本当は100倍怖いMS処理③地獄の補講。MS処理を図で解説!
江古田アコースティックレコーディング

本当は100倍怖いMS処理④恐怖の誤解。結局MS処理をすると何が起こるのか。
江古田アコースティックレコーディング

本当は100倍怖いMS処理⑤阿鼻叫喚!S1の真実。MS処理の真実。あなたはこの真実に耐えられるか。
江古田アコースティックレコーディング

上記動画は、まだまだ続くのですがここではこのへんでカンペンして下さい(笑)

サイド成分を上げ下げする時、逆相成分が追随するってなんなのそれ?って感じです

言葉では理解できましたが、耳に聴こえてくる音を本当に判断しきれているのか?と言われると、私は自分の耳にそこまで自信を持てません

目の前に置かれているスピーカーの位置よりも広いところから音が鳴っているような気にさせる飛び道具など、自分の曲には必要ないかな、とも思います

つまり、私にとっては触れないほうがいい禁断の世界なんだと、なんとなく納得していますが、ここへ遊びに来てくださる人の中にはその禁断の世界を覗いてみたい人もいるかもしれない……と思いまして取り上げてみることにしました

でわでわ

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