OverLoudから新しく発売されたTH-Uの目玉機能”Rig Pleyer”に追加して使う別売りRig Library “British Classics”についてご紹介。
TH-U RigPlayer
何はともあれ、TH-Uの新しいコンポーネントRigPlayerについて簡単にご紹介。
このデバイスは特定のアンプヘッドをモデリングした…というものではなく、このデバイスにリグモデルという情報をロードして、様々なアンプヘッドとキャビネットの組み合わせを再現してくれる…というもの。
ニュアンスとしてはKemper Profiling Amplifierのプロファイリングされたデータを利用するところだけが使える…といった感じでおおかた間違いないかと。
ただし、TH-UのRigデータがKemperのプロファイリングと同じ方法とは確認できておりません。まぁOverLoudのやり方でアンプ・キャビネットの音をデータ化しているのかと。
で、このRig+layerで使用できるRig ModelsがTH-Uには20個のファイルが同梱されています。
Rig Library – British Classics
そしてこれらと別に用意されているのが今回ご紹介する別売りRig Library – British Classics
TH-U RigPlayerに放り込んだところがこんな感じです。
ファイル名が全部見えていないのでこちらもどうぞ。
(クリックで別窓拡大表示できます)
商標の関係もあってか、ファイル名が全部見えても、具体的にアンプモデルやキャビネット、マイクの種類なんて全然判りません(笑)
これはもう。音を聴いて判断するしかなさそうです。
デモ音源はこれから作りますので(笑)、ちょっとお待ち下さいw
取り急ぎ、最近グーグル先生所のクロールが遅いので、一旦ここで公開させていただきます。
RSSを拾って頂けている方がいらっしゃったら、追記のお知らせはいかないと思いますので、また時間を置いて覗いてみて下さい。ゴメンナサイw
TH-U Rig Library – British Classics サンプル音源
ワンフレーズを繰り返した程度の音源ですが、TH-U Rig Library – British Classics を使った音源をご用意。
全ての音は使い切れていませんが、取り急ぎ歪んだ音をお届け。
AddictiveDrums2の簡単なビートにギターを3本(5度コードの刻みx1、ハモリのメロディー(フロントピックアップ)x2)を重ねています。
(ピックアップはリア・フロントともにDiMarzioのHS-3…シングルコイルです)
3本のギターはTH-U RigPlayer を挿して、3本とも同じ音色にしています。
ベースは入れませんでした。
ギターチャンネルには他のエフェクターを挿しませんでしたが、AD2とマスターチャンネルにはバスコンプをほんのりかけています。
音量は-16LUFSに合わせていますので、お手元で音量を調整して下さい。
歪み・クランチ系
B HT 40 Gain 1x12Clst
B HT5 Dist 1×12 Royer 121
L GH100L Crunch 4×12 Vintage
L GH100L Lead 4×12 Vintage
L IronheartStudio Lead 2×12 IRT212
M Superlead 1973 Golub Mod 4×12 Greenback
M 1959 Randy Rhoads 4×12 Greenback
M JMP 1987 1960AV 4×12
M JMP50 1976 4×12 1960AV
M Origin 20C 1×10 Celestion
O Micro Darl Dist 1×12 PPC112
O Rockerverb 50 2×12 Combo SM57
O Rockerverb 50 Lead 4×12 1960AV
O Thunderverb-50 Crunch 2×12 Vintage 30
O Thunderverb 50 Dist 4×12 PPC412
Romany Crunch 1×10 Combo
Romany Dist 1×10 Combo
V Kraken Od 4×12 Vintage 30
V V40 Crunch 2×12 V212V VCelestion
V V40 Lead 2×12 V212VV Celestion
Vx AC15 Heritage Boost 1×12 Combo Alnico
Vx AC30 Top Boost 2×12 Combo U47
まとめ
TH-Uの目玉としてはこのRigPlayerが大きな位置づけになると思います。
アンプヘッドやキャビネット、エフェクターやマイクをあれこれ選んで悩むよりは、気に入った音が見つかればこの方式も悪くないかと思います。アンプヘッドやキャビネットを個別にオン・オフは出来てもあれやこれやと交換することは出来ませんから、悩みようがない(笑)
音を聴いて気にいあるか気に入らないか、という選択は、ある意味潔くていい。
ただ、RigModelsのファイルが今後、小出しに別売りされるのかしら?という不安は残ります。
今回のBritish Classicsは定価€29.00ということですので、それほど高額…というわけではありませんが、使えそうな音がひとつしかなくても、それが欲しかったら追加で買わなあかんのかい…ってなると、ちょっと切ないです。
アンプヘッドの真空管が変更できるようになったり、RigModelsという新しい方式を取り入れたりと、チャレンジしてくれているのは楽しみではあるのですが、外野からはちょっと見切り発車じゃね?って基はしなくもない(笑)
ナンバリングをアルファベットにしてきたことで、今後のアップデートがどの規模で行われるのか?想像も出来ませんが、程々の課金で安定したOverLoudスタイルのプラグインをまとめ上げてくれる事、期待したいです。
でわでわ