Waves PRS SuperModels に含まれる3タイプのアンプモデルのうち、「Archon」の音色プリセットからそのサウンドを聴き比べてみましょう。
聴き比べ用の音源は今回、改めて作りました。作りました…といいましても、ギターのみの音源です。これまではドラムやベースも入れていましたが、まずはギターのみの音を聴いたほうが購入前の試聴にはいいかな?という気がしましたので。追々どうなるかは判りませんが、取り急ぎ今回はギターのみでお楽しみ下さい。
Dallasプリセット試聴音源一覧
まずはここに載っている音源を一覧で貼り付けておきます。スクロールせずに聴き比べが出来ると便利かと思いまして。
Initial Lead
Mark Ralph >> Dried Grapes
Dave Martone >> 7 String Scoop
Archon 歪み系プリセット
Initial Lead
3つのアンプモデルの中で、一番モダンな歪みを聴かせてくれるのがこのArchon。そのプリセットの中からまずは印象の良かった「Initial Lead」から。
音色をご確認下さい。
セッティングはこんな感じ。
ベースとの住み分けを気にする必要がない程にカラッと乾いた感じの歪み。カラッとした中にもなんといいますか、空気感を感じさせるのはキャビネットIRの実力ってトコロでしょうか。
Mark Ralph >> Dried Grape
それでは音色をご確認。
セッティングはこんな感じ。
プリセット名はドライグレープ…なんのこっちゃw音色のイメージと結びつくかどうかはさておき、「Initial Lead」よりもドッシリとした感じ。「Initial Lead」のセッティングと比べて明らかに違うのはトーンコントロールのベースを上げているくらい。その他のノブも微妙に違うところがありますが、あとはキャビネットIRが違っていますので、このキャラクターの違いの影響が大きいのかも。
Dave Martone >> 7 String Scoop
Archonアンプ歪み系プリセットの最後を飾るのは、Dave Martoneグループから「7 String Scoop」。そのプリセット名からヘビィな音色なのだろう事は容易に想像がつきますが、7弦ギターを持ち合わせておりません(笑)
毎度お馴染みなんちゃってストラト(6弦)でお楽しみ下さい。
それでは音色をご確認下さい。
セッティングはこんな感じ。
プリセット名から想像した程の過激さはありませんでしたが(笑)それでもドンシャリセッティングはトーンコントロールを見れば一目瞭然。キャビネットIRの名前に「412 Green 75Hz」と低周波数が含まれているところから、このキャビネットは低音域に特徴があるのかもしれません。
ここではついぞブーストがオンになったプリセットを試すことなく終わってしまいましたが、このArchonアンプのリードチャンネル(ここまで触れてきませんでしたがこのモデルは2ch仕様)のプリセットでブーストオンのゲインMAX…というプリセットは含まれていませんでした。(LEVELは上がっていてもゲインは0ってのばかり)
逆にクリーンチャンネルでブーストがオンになっているプリセットはいくつかありましたので、Dallasアンプの軽い歪みの音色とキャラ違いを使いたいときなどに、このArchonアンプのクリーンチャンネル+ブーストを使うといいのかもしれません。
あと、大きな声では言えませんが、ダーティーでヘビィなサウンドを売りにしている畑の音源で聴こえるギターは言うほど歪んでいなかったりするものです。ホドホドの歪みの後に、卓の方でコンプやEQを掛けることで迫力をマシマシにしていることをお忘れなく。
>><< 今回はちょっと歪みプリセットだけで、なかなかの作業量となりましたので、ここで一区切りさせていただきます。 クリーンチャンネルのプリセット聴き比べは、需要がありそうでしたら改めて投稿するかもしれません…としておきます。
SONICWIREさんのサイトでもデモ音源が用意されていました。ご参考まで。
「PRS SUPERMODELS」 | SONICWIRE