エレキギターの音を適切に出力するために、インピーダンスという値を気にしなければいけないらしい。とはいえ、普通にアンプにつなぐ分にはそれほど意識しなくても、アンプメーカーがしっかりとマッチングをして設定してくれている。やっかいなのはパソコンへ出力する場合。今更になってとても気になってしまったので再確認です。
インピーダンスってのは抵抗の事らしい。よ〜解らんのじゃ(笑)
電気抵抗(レジスタンス)の概念を交流にあてはめたもので、オーム(Ω)を単位に表される数値のこと…であってると思いますw
でね、エレキギターのアウトプットされる抵抗の値と、パソコンへ入れるために接続するオーディオインターフェイスという機材のマッチングを行うためによく見かけるのが”Hi-Z”とか書かれているスイッチやボタン。
とりあえず、エレキギターを挿すときには、そのHi-Zをオンにしておけば間違いない…ってのがこれまでの認識。
だって、どこで調べてもハイ受けロー出しってキーワードに行き着くんだから(笑)
ハイ受けロー出しってには、受け付ける時はハイで受けて、出力するはローで出すってことでしょ。ザックリしているけれど、エレキギターの信号をこぼさず受け取るにはハイ受けにしておけってことでこれまでは良しとしていたの。
ところがw
これ…これが、インピダンスをシームレスに調整できるっていうんですから驚きました。
これまでに見たり使ったりしてきた機材で、オン・オフ以外の微調整ができるものんあんて一度も聞いたことがありません。だから、オンかオフのどちらかで充分なんだと勝手に思い込んでおりました。
ところがですよ、先程の動画を見てみますと、実際にこの新しい機能…Z^TONEという機能を紹介しているところで、劇的に音色の変化が聴き取れるわけです。
ネット動画越しに判るほどの変化ということは、眼の前で聴いてみたらどんなことになるネン…と。気になって仕方なくなったわけですよ。
そういえば今までインピーダンスなんてオン・オフを忘れないように(忘れてても気付くくらい音が違いますがw)…くらいの程度にしか捉えていなかった。実はインピーダンスのマッチングって影響が大きいんかい。
で、ツイッターでこの機能についてやり取りをしていた時、私が「このZ-TONEの部分だけくり抜いて1万くらいで出してくれませんかねw」的なことを申し上げると、あったんですよ(笑)
このZBOX…エレキギターの出力をインピーダンスマッチングしてくれるという代物。
あったんですねw
で、説明文を読んでみるとなんだか豪勢なことが書いてある。それがこの価格なら…ってことで即購入(笑)
まぁ、通販なので1日待ちましたがw
で、届きましたので早速チェックしてみたわけです。
入浴が2あって、”Hi-Z”、”Ho-Z”とある。これはおそらく、エレキギターとひと言にいいましてもシングルコイル、ハムバッキング、EMGといろいろあるわけです。EMGなんて電池使いますから、そりゃ他のピックアップとも出力事情は違いそう。そんな違いに対応するための処置ってことだと思います。
で、あれこれ試してみましたらよ。
すると、以外なことにこのZBOXを通しても、オーディオインターフェイスのHi-Zはオフに出来なかったんですね。てっきりHi-Zはオフにせなあかんねやろな…と勝手に思い込んでおりましたので驚いてしまいました。だって、そのためのツールでしょ?って(笑)
まぁまぁ、オーディオインターフェイスのHi-Zを入れておかなければならないのはいいとして、次にHi-ZとLo-Zの違い。これがまた厄介なんですよ(笑)
何が厄介か…といいますと、どちらに挿しても使えいない音ってわけではないから。
確かに音は変わります。
ZBOXのHi-Zに挿した時・Lo-Zに挿した時、ZBOXを使わない時、それぞれに音は明らかに違います。
しかし、オーディオインターフェイスのHi−Zを入れ忘れたときほどのヒドイ音がするわけではない。これらの音の中からどれを使うのか?は、完全に主観的な判断…つまり好みで決めることになるw
これは結局のところ、もともとのオーディオインターフェイスのHi-Zがいい仕事をしてくれていた…ということでしょうね(笑)
しかし、AXE I/Oの動画では相当音が変わってた臭い。あちらは継ぎ目なしにマッチングを行えるので、このZBOXとは仕組み・発想が違うのかもしれません。
コレは困った(笑)
気になるやんw
ところがですね、先日のZBOXを教えていただいた会話の中で、もうひとつ紹介されていたものがあったんですね。
それがANTELOPE AUDIO の Discrete 4 というオーディオインターフェイス。
これは…もしや…もう…完全に業務用機材では?
いやwこれななかなか手が出せないなぁ…なんて思いながらも、せっかくオススメしていただきましたので、せめてその内容をチェックしておこう…とあれこれ検索してみましたら、これがやはり相当スゴイw
これをご紹介いただいたことで、インピーダンスのマッチングが小さい悩みに感じられるように(笑)
UNIVERSAL AUDIO の APOLLO TWIN MKII とかね、もしも使うならやっぱりQuadでしょwなんて、うっすら妄想したことはありましたが、Discrete 4は、もうそのクラスの機材ですよ。
一応ね、自分で使う道具は民生機の範囲内…と心に誓っていますので、買わない買わない…と思いつつも、スペックを知るにつけポチりそうになります(笑)
= – = – =
ともあれとりあえずは、ZBOXをしばらく使ってみて、気を紛らわせてみようと思います(笑)
AXE I/Oは価格帯で言えば、ちょうど私も使っているUR-RTをライバルとしそうな位置づけ(2と4の間)になると思います。これから買われる人はNEVEのトランスを魅力とするか、インピーダンスマッチングを魅力とするか、その辺で手を出す方向が決まるのではないでしょうか。
あとはあれか、ギターしか挿さないならAXE I/Oとか、マイクも挿したいからUR-RT…なんて選択基準もありそうかな?
なんと言っても民生機にNEVEのトランスフォーマー搭載って、なかなかの贅沢かと思います。
民生機レベルではこの辺が上限のいいところではないでしょうか。
でわでわ