IK Multimedia社の「Fender Collection for Amplitube」を入手。
何かとお世話になっているIK Multimedia社ですが「アンプリチューブ」は持っておりませんでした。iOS版の方ではMesa Boogieアプリを持っていましたが、その後…w
今回、期間限定の格安…ということもあり、こんな機会でもなければFenderアンプに触れることもなかろう…ということで飛び込みました。
Amplitube Custum Shop
アクティベーションはそれ用のソフトがございまして、それをすでに持っていたこともありスムーズに進んだのですが、ここで足止めw
アクティベーションを済ませ、インストールまで進んできたところで悩む(笑)
なんだよ「Amplitube Custum Shop」って…
iOSアプリでいうところのアプリ内課金ってやつか。
ちょっとIK Multimediaのサイトへ行ってみますと、どうやらそのようでGear Creditとやらを事前に購入しておき、欲しいデバイスがあったら単品で追加していくことが出来る様子。
当面追加するつもりはないし、なにせストレージを圧迫するのが嫌なので今回は入れないことに(笑)
これで終わりだとアイソナシなのでもう少しCustum Shopとやらに 触れておきましょうw
この「Amplitube Custum Shop」ってやつを入れておくと、このソフトの中で未購入のアンプやエフェクターなど追加できるギアを72時間お試しできるらしい。72時間を過ぎるとロックされてしまうけど、6週間後にはまたお試しできるので、一度目に試した時に不要だと思って放置してみたものの心変わりからやっぱり…となった頃にはまた試せる…という親切設計。
このAmpliTube Custom Shopには、手持ちのDAWで使用できるプラグイン版とスタンドアロン版があるらしく、こちらで購入したアンプやエフェクターをそのままDAWに使うことも出来るという。としたら、Amplitubeとの線引きはどうなるんやろ?使いやすい方を使ってくれ…ってことか?機能的に違いがあるのかどうか?なにせインストールしていませんのでまたの機会に(笑)
今回入手したFender Collectionの様にテーマに沿ったパッケージで手に入れるもよし、AmpliTube MAXやAmpliTube 4 Deluxeのようにざっくりとひっくるめて手に入れるもよし、そしてこのCustom Shopから必要な分だけ手に入れるもよし…と様々なニーズに対応してくれるのは、解らないうちはワケが判りませんが、解ってくると親切設計になっているんやな…と感心しちゃいました。
ただし、単品でコンプリートするのと最初からセットでまとめて買うのとでは単品で買う方がだいぶお金がかかるので、ひとつふたつ試してコンプリートしちゃいそうやなぁ…と感じたら、思い切ってバンドルの方をいっちゃって下さいね!
こちら(本家サイト)のページによると単品でコンプリートするよりもMAXを買うほうが88%もお得らしいw
→ IK Multimedia | AmpliTube MAX
Fender Collection for Amplitube
先にiOSアプリ版のMesa Boogieアンプを手にしていましたので、てっきりMac版もFenderアンプだけでひとつのソフトだと思い込みがあり、ダウンロードしてビックリ。Anplitubeがインストールされているではありませんかw
つまり、Fender Collection を手に入れるにはAmplitubeも必要…ってことらしい。
まぁ、そういう構造なんだからしょうがない。
使い方も判らないのでスタンドアローン版を起動。
おぉ!カッコイイやないですか!
これ、とっても大切な要素。
プリセットチェック
早速プリセットからチェック。
半端ない量のプリセットが表示されます…
これって、使えない(未購入のギア)やつのプリセットも表示されてるくさいw
案の定、使えないプリセットは選択できませんでした。
それなら使用不可のプリセットリストは薄い色で表示してくれるとかしてくれw
ともあれ、今回購入いたしましたFender Collectionのプリセットだけでもかなりの量があったので、これはこれですべてチェックするのが大変w
嬉しい悲鳴です。
プルダウンメニュータイプのプリセット表示のとなりに「Preset Browser」というボタンがあったのでクリックしてみますと、こちらは一覧表示になっていました。
こちらの場合も使えるもの・使えないモノがごっちゃまぜ…こちらから選ぶことはないな。
アンプモデル
AmpliTube Fender®にはFender®アンプの歴史を網羅した12種類のギター/ベースアンプが搭載。
マニュアルによると他のAmpiitubeではプリアンプ・EQ・パワーアンプを個別に選択できるようなことが書いてあるが、このFender Collectionでは、アンプのモデル一括りで扱われるためプリ・EQはこのままでパワーアンプはマーシャルから…という選択はできない。
なんのこっちゃ?と思って確かめてみたら、たしかにこんな選択が出来るようになっていたw
おまけと思われるマーシャルのヘッドを選んでみると、プリアンプ・EQ・パワーアンプがそれぞれ選択できるようになっていた。これがFender Collectionでは出来ないよ…ってことらしい。
ということで、収録されているアンプをご紹介。
アンプモデル聴き比べ音源
(追記:2018.3.30)
各アンプモデルの項目の中でも試聴音源を置いていますが、聴き比べをする際に便利だろう…ということで、まずここにまとめておいておきます。気に入ったモデルがあればモデル名をクリックしていただくことでモデルに関する情報までスクロールします。
【’57 Deluxe】
【Pro Junior】
【’64 Vibroverb】
【’65 Deluxe Reverb】
【’65 TwinReverb】
【Super Sonic】
【Vibro King】
【’59 Bassman】
【Bassman 300】ベースアンプなのでギターはミュートしてます
【Champion 600】
【HM-500 MetalHead】
【TBP-1】
うっかりギターにTBP-1を刺しちゃった(笑)音源
ベースにTBP-1を挿してギターをミュートした音源
最後に、左chにツインリバーブ、右チャンネルにMH-500を設定し、コンプやイコライザーなどのプラグインも効かせた音源です。聴き比べ音源にはこれらプラグインは刺さっていませんので、なんやしょぼいなぁ…と早合点しないでね。
(追記ここまで:2018.3.30)
各アンプモデル情報
British-Tube-Leed-1
これが先程プリアンプやEQの件でチラッと出てきたマーシャルをモデリングしたと思われるアンプ。マニュアルにはFender Collectionに収録されているモデルしか書かれていませんので言い切れませんが、まぁこの風貌ならマーシャルでしょう。モデル名などは知らんw
アンプモデルの選択リストは使えるものと使えないもので色付けがされているので判りやすい。
プリセットのリストもこうしてくれたらなぁ…
’57 Deluxe
デジマートさんのところで、生産が終了していた’57 Deluxeの復刻版の話題で詳しいことに触れられておりましたのでよろしかったらそちらをどうぞ。
→ 【Fender/’57 Custom】チャンプ、デラックス、ツインアンプ、プロアンプ──’57カスタム・シリーズが復活!|製品ニュース【デジマート・マガジン】
サンプル音源どうぞ
アンプのセッティングはこんな感じで
Pro Junior
現行品はIIIまでシリーズ化している人気モデル。ワンヴォリューム・ワントーンというシンプルなコントロール部に15Wというパワーから自宅用に使う人もいるとかいないとか。帯に短し襷に長し…という噂も(笑)
’64 Vibroverb
スティービー・レイ・ヴォーンがメインアンプにしていたことで有名らしい’64 Vivroverb。
GUITAR TRADERS TOKYOさんとこのサイトで紹介されていましたので詳しくはそちらをどうぞ。
間に合えば現物が買えるかもw
→ Fender 1964y Vibroverb Amp”Mint Condition” | GUITAR TRADERS TOKYO
サンプル音源どうぞ
アンプのセッティングはこんな感じで
’65 Deluxe Reverb
マニュアルによりますと「まさに真のクラシック・モデルと呼ぶにふさわしい、リバプールからナッシュビルまでをカバーする カントリー/ロックのためのトーンを備えたアンプです。」とのこと。
現行モデルはサウンドハウスさんでも取り扱っておられます。
→ FENDER ( フェンダー ) / ’65 TWIN REVERB | サウンドハウス
サンプル音源どうぞ
アンプのセッティングはこんな感じで
’65 Twin Reverb
Twin Reverbは、ReverbとTremoloの「内蔵エフェクト」を搭載した初のアンプとしても知られ、汎用性も非常に高く、ストンプ・ボックスを繋げた場合でも、そのキャラクターを十分に引き出すことのできる素晴らしいアンプ。
現行モデルはサウンドハウスさんでも取り扱っておられます。
→ FENDER ( フェンダー ) / ’65 TWIN REVERB | サウンドハウス
スタジオラグさんのところで、非常に詳しく紹介されていますので詳細はそちらをどうぞ。
→ 元祖クリーンサウンド・真空管ギターアンプ Fender Twin Reverb
サンプル音源どうぞ
アンプのセッティングはこんな感じで
Super-sonic
このSuper Sonicには22W・60W・100Wとあるみたいですが、audiofanjinさんのところによると60Wのモデルをサンプリングしているのかな?判らんw
マニュアルによりますと「“Burn”チャンネル搭載した…」とありますがこれはどのモデルにもあるみたいw
100WはTWINと名前につくみたいなので22Wか60Wのどちらかなんやろうけどなぁ…
→ Fender『Super-Sonic 22 Combo』詳細レビュー : 気分はスーパーソニック – Audiofanzine(日本語サイトが閉鎖されたとのこと)
サンプル音源どうぞ
アンプのセッティングはこんな感じで
Vibro King
フェンダー社自身のサイトにおいて「フェンダー・アンプの最高峰、Vibro-King」とされているにも関わらず、情報が本当に少ないw
→ Vibro-King® 20th Anniversary Edition | Fender Guitar Amplifiers
AmplitubeのFender Custom からこのVibro-Kingに焦点を絞ってレビューされておられる方がいらっしゃりました。
→ IK Multimedia AmpliTube Fender Vibro-King Customのレビュー | D-D-Distortion.com
20th Anniversary Edition現物を手にされた方のレビュー。
→ ヴァイブロキング アンプのエッセイ
サンプル音源どうぞ
アンプのセッティングはこんな感じで
59-Bassman
「’59 Bassman LTD」として復刻モデルが今も世に出回る不滅の名アンプ。1960年代スタックアンプのルーツと語り継がれるのは有名な話らしい。わしゃ知らんw
復刻モデルはサウンドハウスさんでも取り扱われています。
→ FENDER ( フェンダー ) / ’59 BASSMAN LTD | サウンドハウス
サンプル音源どうぞ
アンプのセッティングはこんな感じで
Bassman 300
もう本当に日本語情報が引っかからないw
検索してもオークション情報ばっかり。Amazonに至ってはフットスイッチだけで1ページ目に引っかかっとります。
まぁ、今風の真空管ベースアンプといったところ。
マニュアルにも「全てのベースプレイヤーにお薦めする…と書いてあるのでこれはベースアンプでよさそう。
同じIK Multimedia社の商品だからMODO BASSと連結させると面白いかな?ということで、このページにあるギターアンプのサンプル音源の中で鳴っているベースがMODO BASSに、このBassman 300を通した音です。
(追記:2018.3.30)
ギターをミュートした音源(BassとDrumのみ)の音源もどうぞ
Bassman300のセッティングは↑こちら↑
MODO BASSのセッティングはプリセットからAggressuvePick*を選択。アンプは0にしてDIを上げました。
(追記ここまで:2018.3.30)
Champion 600
名前に600ってついてるけど600Wではないらしいw。
コントロールノブはヴォリュームのみ…という潔さ。出力は5W程度。Amplitubeのマニュアルによりますと、もともと練習用に販売していたアンプを今風にアップデートさせたものらしい。
MH-500-Metalhead
MH-500 MetalheadTM (Loose Channel)をベースに設計されたらしい。いよいよ日本語の情報が見当たらないw
とりあえず出力は400W(4Ω) 550W(2Ω)らしい。
その貴重な情報を下さったサイトはこちら。
→ MH-500 METALHEAD。ちょ、おまw|Gekite2
サンプル音源どうぞ
アンプのセッティングはこんな感じで
TBP-1
元爆風スランプのはひふへほ~じんさんがFENDER TBP-1 フットペダルの改造のついでにとても重要なお話を教えてくれました。いや、マジかw知らんかった…orz
→ FENDER TBP-1 フット・コントローラーちょい改 | 江川ほーじん オフィシャルサイト
サンプル音源どうぞ
アンプのセッティングはこんな感じで
(追記:2018.3.30)
って、TBP-1はベース用プリアンプでしたw
うっかりギターに挿していました。
ベースにTBP-1を挿してギターをミュートした音源がこちらです。
セッティングはギターに挿した時と同じデフォルトのままですw
(追記ここまで:2018.3.30)
まとめ
デジマートさんのところでリイシュー・フェンダー・アンプをテーマにとても詳しく書かれていましたのでそちらもどうぞ。
→ 嫡流の遺産〜リイシュー・フェンダー・アンプ|連載コラム|Dr.Dの機材ラビリンス【デジマート・マガジン】
ホント、ギターを始めた頃からハイゲインアンプしか見てこなかった(といいましてもMESA BOOGIEのMarkIIIあたりで止まってますがw)ので、この辺の大人なアンプはモデル名すら知らないものもチラリホラリw
今回、お手頃価格のセールにまんまと引っかかりましたが、イイキッカケ…と思いちょっとこの辺のアンプにも触れてみようと思います。
もちろん、これらのアンプにふさわしいフレーズも…どうだろw
気がつけばMH-500-Metalheadモデリングしか使ってない…とかだったら笑ってやって下さいw
本家サイト
→ IK Multimedia
Fender Collection for Amplitube
国内代理店サイト
→ Fender Collection for Amplitube | beatcloud
(2018−2−18追記)
各アンプモデル紹介にサンプル音源を加えました。
左右で鳴っているギターは例によってHS-3の乗った、わたくしmog(もぐ)の相棒「なんちゃってストラトもどき」です。
ベースはIK Multimedia社MODO BASSを、このFenderCollectionに含まれているBasman300で鳴らしてみました。
どの音源も、同じ録音でアンプモデルだけ切り替えて最終最後のマスタートラックにWAVES L-1をかけ、音量だけ調整してmp3に吐き出しています。
参考になれば幸いです。
(追記:2018.3.30)
各アンプモデルの試聴音源を一箇所にまとめました。聴き比べの際はその方が便利かと思いまして。
また、ベース・アンプの試聴音源をギターの鳴っていないものも追加しました。