【 廃盤 】Bulldozer(ブルドーザー)/Audio-Assault 【 廃盤 】

Audio Assault

Bulldozer(ブルドーザー)とは、Audio-Assaultのギターアンプシミュレーター。
アンプヘッドは2chのものが1種類にもかかわらず、10種類のペダルエフェクターと個性豊かなキャビネットを変えることで幅広い音色を提供してくれる。IR(インパルスレスポンス)技術を用いたキャビネットを選択することで、より生々しいサウンドが得られるお買い得アンプシミュレータープラグイン。

販売終了したようです

Bulldozerとは?


「Bulldozer」販売サイト直リンク
Bulldozer|Audio Assault

Audio-Assaultのアンプシミュレーター「Bulldozer」は、同社のその他アンプシミュレータープラグインの流れを外れることなくIRキャビネットの選択が可能。このことにより、4種類のキャビネット×4種類のマイク以上のニュアンスをもたらしてくれる。

キャビネットセクション

こちらがキャビネットのリスト

こちらがマイクのリスト

そしてIRキャビネットのリストがこちら

IRキャビネットはマイクが選択出来ないようになっているが、その分選択肢は多めに用意されている。これらIRキャビネットはプリセットの組み合わせには登場しないので、使いたいプリセットを選んでおいて、そこからIRキャビネットに差し替えてその違いを確かめ、気に入れば使う…という形になる。まぁ、慣れてくればあらかじめどの組み合わせでセッティングするのはスムーズに決まるようになるでしょう。

アンプヘッドセクション

アンプヘッドにおいても、同じ系列と思われるDominatorとはツマミにも違いがあり、一見同様のハイゲインアンプシミュレーターでありながら、その用途などで住み分けが出来るようになっている。
こちらはDominatorのヘッド。
Achは表記の違いこそあれその内容はBulldozerと同じでシンプルにGain、Low、Mid、Trebleのつまみ。
BchはGain、Low、Mid、Treble、Presenceの5つが用意されている。キャビネットを変更することで、音色のキャラクターは激変する。

BulldozerのBchには、つまみが6つあり、それぞれDrive、Low、Mid、High、Pres、Powerとなっており、よりパワフルな設定を予感させる。また、コントロールパネル中央にはMaxというスイッチがあり、音色のバラエティーはより広がることだろう。

Stompセクション

Bulldozerにも、Dominator同様10種のペダルエフェクターが用意されている。

ギタリストがステージに立つ際に、その足元に並んでいるペダルエフェクターの一通りは揃っており、よるバラエティー豊かな音色を作り出すことが可能。

Bulldozerの音色プリセット

今回のBulldozerについては、以前紹介いたしましたDominatorと芸風が被る…ということで、同じ音源を使用しました。
ギターのフレーズは同じ録音のものですので、シンプルに音色の比較が可能かと思います。

使用ギターは例によってなんちゃってストラト(P.U.→HS-3)で、Audio I/F はFocusriteのScarlett soloを使ったものです。

それではまず今回も、比較対象としてBIAS FXの’92 Treadplateでその音をお聴き下さい。

BIAS FX ’92 Treadplate

BAIS FX の ’92 Treadplateのセッティングは以下の通りです。

Dominatorのレビューページでも使用しましたBIAS FXの音を比較対象としてまず置いておきます。
BIAS FXを立ち上げて、アンプを選択したそのままの状態にペダルエフェクターでブースターとオーバードライブを画像のセッティングで使用しています。メモリはどれも真ん中辺りにしました。

アンプのセッティングは少々見えにくいので黄色い目印を付けておきました。まぁ適度にドンシャリセッティングです。

Bulldozer – デフォルト

ここからがAudio-Assaulr、Bulldozerの音になります。

プリセット【デフォルト】
アンプヘッドのセッティングは以下の通り

チャンネルBが選択されており、Maxスイッチはオフになっています。
それぞれのツマミは…
DRIVE:3.6
LOW:5.0
MID:5.0
HIGH:5.0
PRES:5.0
POWER:0

キャビネットの方は…

Cabinet:British 4✕12
Mic:Dynamic 57
Gate:off
Distance:0.000
HP:24.00
LP:15000.00

キャビネットのネットの向こう側にはこのようにスピーカーが隠れており、IRキャビネットを使わなければ、マイクの位置も指定してやることが出来ます。(上の画像に比べてマイクの位置がややずれているのがお判りいただけるかと)

使用Stomp無し

Bulldozer – Thick

プリセット【Thick】
アンプヘッドのセッティングは以下の通り

Channel B
MAX:on

DRIVE:5.0
LOW:5.0
MID:3.2
HIGH:6.8
PRES:5.7
POWER:17


Cabinet:American 2×12
Mic:Condenser T1
Gate:off
Distance:0
HP:24.00
LP:15000.00

使用Stomp無し

Bulldozer – Thick 2

プリセット【Thick 2】
アンプヘッドのセッティングは以下の通り

Channel B
MAX:on

DRIVE:2.9
LOW:5.0
MID:3.2
HIGH:6.8
PRES:7.3
POWER:17


Cabinet:American 2×12
Mic:Condenser T1
Gate:off
Distance:0
HP:24.00
LP:15000.00

使用Stomp無し

Bulldozer – Tough Guy

プリセット【Tough Guy】
アンプヘッドのセッティングは以下の通り

Channel B
MAX:on

DRIVE:6.1
LOW:6.3
MID:2.3
HIGH:4.6
PRES:2.1
POWER:100


Cabinet:British 4×12
Mic:Dynamic 57
Gate:off
Distance:0
HP:24.00
LP:15000.00

使用Stomp無し

Bulldozer – Power

プリセット【Power】
アンプヘッドのセッティングは以下の通り

Channel B
MAX:off

DRIVE:3.6
LOW:5.0
MID:3.4
HIGH:3.6
PRES:4.8
POWER:80


Cabinet:British 4×12
Mic:Dynamic 57
Gate:off
Distance:0
HP:24.00
LP:15000.00

使用Stomp無し

Bulldozer – Mids

プリセット【Mids】
アンプヘッドのセッティングは以下の通り

Channel B
MAX:off

DRIVE:5.5
LOW:6.3
MID:8.9
HIGH:3.4
PRES:10.0
POWER:44


American 2×12
Mic:Condenser T1
Gate:off
Distance:0
HP:24.00
LP:15000.00

使用Stoomp無し

Bulldozer – Cleanish

プリセット【Cleanish】
アンプヘッドのセッティングは以下の通り

Channel A
MAX:on

DRIVE:7.6
LOW:8.6
MID:3.0
HIGH:8.4


Cabinet:Japanese 2×12
Mic:Ribon 121
Gate:off
Distance:0.286
HP:22.00
LP:22000.00


Boost – on
_LEVEL:28%

Bulldozer – Cleanish 2

プリセット【Cleanish 2】
アンプヘッドのセッティングは以下の通り

Channel A
MAX:on

DRIVE:7.6
LOW:8.6
MID:3.0
HIGH:8.4


Cabinet:Japanese 2×12
Mic:Ribon 121
Gate:off
Distance:0.286
HP:22.00
LP:22000.00


※プリセットの設定ではディレイもオンになっていたのですが、何をやっているのか判らなくなっていたのでここではオフにしました。
Boost – on
_LEVEL:28%

DELAY – off
_FEED:39%
_DELAY:433ms
_MIX:15%

Bulldozer – Fat

プリセット【Fat】
アンプヘッドのセッティングは以下の通り

Channel B
MAX:off

DRIVE:7.5
LOW:5.0
MID:3.8
HIGH:3.0
PRES:5.7
POWER:25


Cabinet:British 4×12
Mic:Condenser T1
Gate:off
Distance:0.165
HP:24.00
LP:15000.00


SCREAMER
_DRIVE:6%
_TONE:33%
_GAIN:0%

Bulldozer – Pedal Fuzz

プリセット【Pedal Fuzz】
アンプヘッドのセッティングは以下の通り

Channel A
MAX:off

DRIVE:10.0
LOW:5.0
MID:3.0
HIGH:7.3


Cabinet:British 4×12
Mic:Condenser T1
Gate:off
Distance:0.165
HP:24.00
LP:15000.00


SCREAMER
_DRIVE:0%
_TONE:95%
_GAIN:0%

DISTORTION
_TONE:86%
_DRIVE:100%

Bulldozer – Default+α

Dominatorのレビューの時に加筆で付け加えました、ベースを追加してある程度の地ならしをした音源を今回は早々に置いておきます。
まずはBulldozerのデフォルトプリセットから。

続いて素の音を聴いて気に入っていたFatもどうぞ。
素の音の時はいいな、と思ったけどプラグインをかけると歪みすぎだったかな?なんて気がしてきましたw

参考まで。

まとめ

今回のBulldozerをもって、Audio-Assault社の出しているアンプシミュレーター全3種をレビュー出来たことになる。どれもかなりのハイゲインな歪みを提供してくれる素晴らしいプラグイン揃いだと思う。

Bulldozer、Dominatorそれぞれに付属するStompは外見上から同じエフェクターがついていると思われる。また各アンプシミュレーターに使われるIRキャビネットは共通したデータが使用されていると思われる。

また、Audio-Assault社のサイトで配布されているIRキャビネットのデータを追加するとこんなにもたくさんのリストになってしまった(笑)

最早、元々あったIRデータがどれなのか見分けがつかないw

ダウンロードページはこちら
→ Dominator Cabs|Audio-Assault
(サイトリニューアルの際に行方不明に)

上記リンク先ページでは、Dominator / Bulldozer Cabから取得した30のIRのセット。的な説明文があるが、DominatorのパッケージにはこれほどのIRデータは同梱されていなかった。…はず。
なので、サイトの方でフリー配布を行っているのではなかろうか。


ちなみにダウンロードしたZipファイルを解答しますと、インストーラが入っているのですが、それを実行しただけではどこにインストールされたのか判らない状態で、結局手動でそれぞれのIRデータが収納されているフォルダにコピペしました。
正しいインストール方法は不明w

結論
Audio-Assaulrさんは相変わらず男前なデベロッパーさんですw

「Bulldozer」販売サイト直リンク
Bulldozer|Audio Assault


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