オーディオインターフェイスにいくらまで出せる?

DTM

オーディオインターフェイスに支払える金額はいくらまでか?そんなのは人それぞれ、環境や状況によりけりでなかなか答えは見つからないもの。
ところが、㈱フックアップさんがツイッターでアンケートされていたので、その集計結果を見ながらつらつらと。

オーディオインターフェイス…パソコンで音楽を制作したりしている人には音の入出力を向上させるための肝になる部分。そこに可能な限りお金を注げた方が有利なのは間違いない。

しかし、作曲がメインであるならばさほど高額な物でなくてもいいだろうし、エンジニアを目指しているのであれば最大限支払えるお金をかけるべし。先行投資みたいなもんです。

とはいえ、やはり実際のところは限界がある。

で、世間様的には平均的な数字ってのがいくらぐらいになるのか、なかなかそういった統計の数字を見られることはない。

ところが先日、㈱フックアップさんがツイッターでこんなアンケートを。

随分と両極端な結果となったもんだ(笑)

ツイッターという限られた場所でのアンケートということもあって、偏りがあるのは否めませんが、それでもメーカー各社が投入している製品の価格帯はいいところを突いている印象。

昨年販売されたUR-RTや、今年になって発表になったAXE I/O なんてのは、カスタマーに向けた”もうちょっと頑張ってくれ!”といった挑戦なのかもしれない(笑)

M-BOX mini → Scarlett Solo → UR-RT2 と乗り換えてきた私が、先日、このアンケートで言うところの一番下の段にあたる価格帯のオーディオインターフェイスを手に入れて感じたことは、5桁と6桁の差は大きいけれども5桁前半の価格帯ではそう極端に差は無いんじゃないか?ってこと。

5桁前半の製品群というのは、特徴付けるパーツや新機能なんてものが乗っている分が価格に反映しているけれどベースになっている部分ってのはワリと似通った品質を維持している気がする。

Scarlett Soloを選んだ時、そのお値段とバンドルされるソフトに釣られて選びましたが、きっちり吟味してClarett 2Preを選んでいたとしたら、UR-RT2を手に入れた時にレギュラーの座を決めかねていたかもしれない(笑)

その後、6桁のオーディオインターフェイスを手に入れて、音の違いに驚かされたのはやはりいいパーツは高く付くのだ…ということ。
いい音ってのはカネがかかる(笑)

確かに音はめっちゃイイ…しかし、その動作の不安定さが私を苦しめている。メーカーのサイトを覗いてみても、気にかけるところが多岐にわたり過ぎていて、手元の環境による不安定なのか初期不良による不安定なのか判断に困っている。サポートの人はとても親切な印象を受け、ワリとスムーズな対応をして下さったので、余計気が重い(笑)

この不安定さに振り回されて、最近のここの更新も他愛ない内容になってしまっている。
(↑完全に言い訳w)

もうね、分不相応な道具を手にしてしまったのではないか…とさえ感じている。

ホントね、限界ギリギリのお買い物をされる際には、慎重に下調べをしてから購入しましょうw

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どうしてそんな思い切った挑戦をしたのか?

それは、音の違いが聴き分けられなかったから。

もうね、正直に白状しますよ。

Addictive Drum 2をパラアウトでStudioOneに流し込み、キック・スネア・ハット・オーバーヘッドの音と、マスターの音が違うのは判る(笑)

こんな風に同じドラムキットを別チャンネルに挿して、聴き比べをしようとした時、片方のチャンネルで誤ってマスターのチェックを外し忘れると同じ音はしない。
まぁ、これはまだ比較的判りやすい(笑)

StudioOneを3から4へヴァージョンアップした時、音が変わった…という噂のことをすっかり忘れていたけれど、4の初起動で「ん?」となった。この変化が良くなったのか悪くなったのか?までは判断がつかないけど(笑)音が違うことには気づけた。

で、困ったのが次。

これ、同じドラムキットを交互に同じMIDIパターンで鳴らしているのですが、片方のチャンネルに某SSLエミュプラグインを挿した所。

全然違いが判らへんん(笑)
(ちなみにEQはフラット、コンプ・ゲートは無反応)

超高級コンソールを通した質感ってなに?アナログ感ってどれ?って感じ。

するってぇとあれか?サンプリングレートやらが低いからか?と32bit float/192kHzにして試してみましたよ。そしたらパフォーマンスインジケータがスパイクしまくりでノイズ乗りまくりなもんですから聴き比べどころやない(笑)

で、この超高級コンソールの音が知りたくて思い切ったわけです。

その結果?

やっぱり判らへん(笑)

もうね、このプラグインがすげぇ!って発言されておられる方達は、皆さん本物の職人さんです。耳の鍛え方が違う。

悔しいですが、私ごときが語れる次元の話ではなかった…ということです。
でもくやしいからその某エミュプラグインは愛用しています(笑)

コンプ・EQ・ゲートやらが同じパネルで操作できて便利ですものね。
それはいいw

新しいオーディオインターフェイスで鳴らしても判らない程度の違いってことのようです。
違いの判る男にはなれなかったw

このプラグインのアナログ感…という効果は判りませんでしたが、新しいオーディオインターフェイスは確かに良い音を聴かせてくれます。
ただ、突然クラッシュするwどないやねんw

営業妨害をするつもりはありませんので機種名は伏せさせていただきますが、使っている人の評判は上々。皆さん、普通に使い始められたのだろうか?ワシが経験不足なだけ?
サポートの方はとっても好印象なので、これ以上、手を煩わせるのが忍びない。なのでサイトのサポートページをくまなく読み漁っているところなのですが、読めば読むほど難しいお話が出てくる(笑)

なのであなたは、ステップアップは段階を踏んで、情報はしっかりと仕入れてから高いやつ買って下さい。(可能であれば試奏・試聴はした方がいい)

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音色を作る…という作業を中心に行うのであれば、6桁クラスのオーディオインターフェイスを使いこなせるだけの耳と知識と経験が必要…ということです。

ただ高い機材を使えばいい音が鳴らせる…というものでもない。いい音を鳴らせる環境は機材で整うけれども、その機材を使いこなせるだけの技量が必要…ということです。

ちなみに曲を作りたい!って人にはここまでの費用は投入しなくても大丈夫。5桁クラスのオーディオインターフェイスでも充分いい音を聴かせてくれます。どこかひとつに費用を投入するのではなく、バランスよく適度な価格帯の道具を揃えるとよろしいかと。高額な音源なんか無くたって作曲は出来ますから。

くれぐれも、機材選びはご自身のお財布事情と相談しつつ、使いこなせる範囲のモノを選んでくださいね!

でわでわ

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