“Talk of the devil and he will appear”を日本語で歌うと「噂をすれば影がさす」になるよ!って曲を発表しました。
いや、”曲”というにはちょっとおそまつ過ぎるんですけどね(笑)、それを解って公開に踏み切った経緯なんかをつらつらと。
楽曲”Talk of the devil and he will appear”
とりあえずは、まず聴いてやって下さい(笑)
“Talk of the devil and he will appear”〜「噂をすれば影がさす」
始めたキッカケ
もともとうっすらと企画そのものは温めていたんですよ。ピコ太郎さんが”PPAP”でブレイクされた直後辺りから。
日本語圏で10人が反応してくれる程度のモノでも作れるのだとしたら、それを英語圏で発表できれば100人…もしかしたら200人くらいの反応がもらえるんじゃないかな?って感じで。それほど英語を話す人が多いハズなのでは?と。
ターゲットは英語圏の小中学生層
とりあえず私自身が英語に弱いですから、ピコ太郎の件を知るまでは英語圏をターゲットに…なんて思いもしませんでした。
ところが、”I Have a Pen…”でいいんや!?って。
もう衝撃でした(笑)
それくらいならワシでも手を出せるんとちゃう?って思いました。
そもそもはじめっから大人を相手にしようと無意識に前提があったのが間違い。小中学生辺りをターゲットにすれば、難しい英語なんて不要。しかも、そのくらいの年齢層ならYOUTUBEもよく利用していそう。
ならば、ちょっと日本に興味のある英語圏の小中学生が喜びそうな内容にすれば、ひょっとしたら300人くらい(だんだん増えてるw)は観てくれるんじゃなかろか?って思えません?
そんなわけで、日本のことをちょっと英語で紹介する曲を作れば喜んでもらえるかな?という企画…というほど大袈裟なものではなく、漠然と妄想していたわけです。
ツールが揃った
そもそも英語が苦手な私には英語で歌う…という選択肢がありませんでした。
ところが、つい最近知ったわけです…ボーカロイドの英語版があるってことを(笑)
歌”にも”自信がない(笑)私もご多分にもれず、いつかはボーカロイドに手を出そう…と考えていました。ところが、興味の一番膨らんでいた時期、ボーカロイドはWindows版だけのツール。なので、なかなか手を出せずにいたわけです。
で、悔しいから見ないようにしていたら、知らない間にMacOS版が出ていた(笑)
興味はあったものの、MacOS版の出たタイミングを大きく逃した私はその波を逃してしまい、また手を出しそびれていたのです。
で、英語版の存在を知ったことで、やっと…とうとう…いよいよ…ついに初音ミクちゃんを迎えることになったわけです。
2019年3月…何かのキッカケで英語版のボーカロイドの存在を認識。多分それ以前から気付いてはいたのですが、ピン!と来ていなかったんだと思います(笑)
ともあれこの頃、あれこれボーカロイドについて調べました。
せっかく情報収集しているのだから備忘録として新たにサイトでも立ち上げてやるか!と意気込んでドメインを取得したものの”ボーカロイドなんやらドットコム”なんて取ってしまい、「あれ、これはもしかして商標で怒られる?」と思い、問い合わせてみましたらまんまと「商標はドメインに入れないでね…」とお返事が返ってきました(笑)
で、ボーカロイドサイトは頓挫したものの、4月6日…ついに初音ミクちゃんを迎え入れることになったのです。わーい!
“見る”のと”やる”のとでは大違い
初音ミクちゃんを迎え入れて、しばらくは何にも出来ませんでした(笑)。
一応、ピアプロスタジオというツールが付いてきているのですが、これがクセモノw
で、この操作になれるのに1週間はボーっと過ごしました。
で、日本語と英語で対になることわざをチマチマ探しもってピアプロスタジオと格闘してたわけです。
そうこうしているうちに、最近優しくしていただいているロサンゼルス在住DTMハッカーのTakeshiさんからこんな投げかけがありました。
「CamtasiaとScreenFlowのどっちがいいと思います?」みたいな。
これ、どちらもパソコン画面の撮影と編集をするソフトです。パソコン画面を収録してツールの使い方を解説するチュートリアル動画を制作する事に特化した動画編集ソフト。チュートリアル動画を作成するのに便利な機能が用意されていて、意外とiMovieよりも手の込んだ動画が作れちゃったりします。ただ、前提としてパソコン画面の収録する機能が付いているってだけで、iPhoneやビデオカメラで撮影した動画を編集したりすることも出来ます。
もともと個人的にCamtasiaってソフトの存在は、ずいぶん前から知っていたんです。たまたま。だから「うほwなつかしw」って気になっちゃって(笑)あれこれ調べてみることに。
で、どうやらCamtasiaはScreenFlowよりも高いけど、ぱっと見、機能的な遜色はなさそう…って感じ。
(厳密に比べればお値段の差があるかもしれません)
個人的にはiMovieの文字を自由に書き込めない点だけをなんとかしたい!と思っていましたので、このタイミングでScreenFlowを購入。(4月14日の事ですwTakeshiさん、いいキッカケをありがとうございます!)
これが”Talk of the devil and he will appear”〜「噂をすれば影がさす」の発表に拍車をかけてしまいました。
ScreenFlowに搭載されている機能はまだまだ使いこなせていませんが、とりあえず好きな場所に文字を書き込めることが嬉しくて、ちゃちゃっと背景が静止画の動画を作っちゃいました。
で、作っちゃったら聴いてほしいやん(笑)
で、何の戦略もなく出来上がった時点でツイッターに挙げちゃいましたw
クオリティーは求めない
今回の楽曲(というのもはばかられますがw)が一定のクオリティーを満たしていないことは当の本人が重々承知。それでも公開した意図は何か?
それは、何をやっているか?は充分伝わるでしょ?という基準を満たしていたから。コンテンツ的にツッコミどころはあれこれあるでしょうが、伝わるでしょ?って判断は私自身がしたのだからこれでいいのだ(笑)
何がやりたいのか?が伝われば、おもろいorおもろくない…の判断はしてもらえる。
曲のサイズがワンコーラスである点についても同様。
別にオンライン上で公開する分にフルコーラスの尺は要らないと考える。
なぜなら、そもそもまだ誰も私の曲についてご存じないから。
ご存じない人の曲を全て、頭からケツまで根気強く聴いてくれる人なんぞ皆無。
なので、聴いて欲しい部分だけを聴いてもらえるようにすればいい。
誰かが言っていましたが、曲の善し悪しを判断するのに2秒で結論を出されてしまうこともあるらしい。ならば、その2秒の間に聴いてくれようとしている人のハートを鷲掴みに出来なければいけない。となると、「こいつの曲なら…」と認識されるまでは、極端な話、ムード作りのSEやイントロなど不要なのだ。
聴きたい!と言ってくれる人が一定数現れるまではサビだけでアップしてもいいくらい…と思っている。(昭和の時代…ラジオがまだまだ元気だった頃は、ほんの15〜30秒ほどのコマーシャルでも新曲の良し悪しが判断されていたのだ)
ピコ太郎さんだって、ほんの1分程度の動画であれだけの注目を集めた事実は、あの人だけの事象ではないハズだ。
「おい!もっと聴かせろや!」というお叱りでニッチもサッチも行かなくなってきたら、フルコーラスで販売(タダではない!)すればいい。だって「聴いてね!」って頭を下げているのではなく、「聴かせろ!」と言われているのだから。それで、だれも購入してくれないのだとしたら、まだまだ市場開拓が熟していないのだから、またサビだけを聴かせる作品をバラまき、芸風を知ってもらう行動を繰り返す。
これを繰り返していれば、やがてお金を払ってもいいから聴かせて?と言ってくれる人が現れる…はず(笑)
(こればっかりは、やってみないとわかりませんよwやってみた全員がうまくいくとしたら、プロのアーティストなんて廃業ですからw)
ともかく、ある程度のファンが現れるまでは、とにかく自分の芸風をバラまくしかない。そう思うわけです。
大手出版社が販売して流通しているコンテンツほどの完成度は不要。あの完成度にどれだけのプロフェッショナルがかかわり、どれほどのお金が動いていると思いますか?
まだお金につながらない程度の私の曲に誰が6桁7桁の予算をあててくれるというのか。
だから、何をやっているのか?が伝わる程度の完成度で、一番聴かせたい部分だけを聴いてもらえる状態まで辿り着けたなら、もう公開しちゃうんです。
ウケるかどうか?は、実際に聴いてもらわないとわからない。
なのに、ウケるかどうかわからない作品に、どれ程の時間を費やすとというのか?
ウケるかどうか?判ってから、さらに手間ひまかけてやればいいじゃないですか。
ウケる…と判ったなら自腹で予算を組んで、自分の苦手な部分をプロに手伝ってもらえばハイクオリティな作品が作れますって。
あなたもやった方がいいよ!
音楽を生活の中心にするには、音楽がお金につながってくれることが近道。その構造に何も自分の作品を販売する…という方法しかないわけではない。
YOUTUBEの仕組みは、あなたもよくご存知でしょう?
とにかく再生回数を増やすことが出来れば、広告の表示される回数も増え、それが間接的な収入となる。その収入がなにも生活を支える柱となる必要はない。ちょっと生活にゆとりを生んでくれれば、音楽に時間をあてがう余裕も生まれるわけです。
ならば、まずはYOUTUBEに集まっている人が喜んでくれそうな動画を制作できれば可能性が見えてくる。
私の場合、それが英語圏の小中学生に向けた英語のことわざを日本語でも覚えてみませんか?というカタチだっただけです。
これが、これからどれくらいの反応を得られるのか?それはもっと曲数を増やし時間が経ってみないことには判りません。
しかし、「そんなうまくいくわけがないw」と何もやらなければ、それこそそこからは何も生まれてこない。
別に「英語と日本語のことわざ」でなくたっていい。
日本の観光名所を英語で紹介する歌(歌じゃなくてもいいですがw)とか、日本の文化を英語で紹介する歌とか、日本の歴史を英語で紹介する歌とか、とにかく、日本の事を英語で紹介するだけで、喜んでくれる英語圏の人がけっこういらっしゃるハズです。
日本の事…というよりも、あなたの身近なネタでいい。それをちょっと簡単な英語に置き換えて、近所の風景で日本を感じさせる写真を撮ってきて(人は写り込まないように!)、そこに歌詞をテロップで表示させてやる程度の簡単な動画でいい。
自分にとっては当たり前にありふれている事でも、ちょっと英語にして投げかけるだけで、見てくれる人が少なからずいらっしゃる。
こちらが海外の日常を知らないように、海外の人も日本国内の当たり前をご存じないのだから。
日本人に向けた動画の再生回数を奪い合うよりも、日本語とは比べ物にならないほど多くの人が話している英語にして動画を作成するだけで、そのターゲットは何十倍?いや、何百倍くらいにもなるんじゃないでしょうか。
みんなで日本のことを英語圏の人に知ってもらいましょうよ!
今ならまだ、日本の事を好きでいてくれたり、興味を持ってくれる人がたくさんいらっしゃるハズ。
そして、ちょっとだけお小遣いを分けてもらいましょ(笑)
やがて、そのお小遣いが生活費をまかなえる程になれたなら、自分が本当にやりたかった芸風で、人生を賭けて楽曲制作に集中すればいい…と思いますが、いかがでしょう?
でわでわ