プラグインの Waves って、もうアカンの?

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Wavesのプラグインといえば、近頃セール価格が当たり前…という風潮が見受けられる様になってきました。(かな?)そんな流れもあってか、もうWavesはダメ…と思われている方もチラホラ現れてきているのではないでしょうか?

果たして本当にそうなのか?

個人的な意見を綴ってみたいと思います。

お断り

WAVESは2023年春よりサブスクリプション方式のサービスを開始しました

また、同年4月中旬より永続ライセンスの復活もアナウンスされており、少々混乱が続いております

お急ぎでない場合、もう少しの間様子を見たほうが無難かもしれません

とはいえ、永続ライセンスの場合もこれまでは1年以上経過した後のアップデートにはそれなり(場合によってはサブスクと大差ない金額)の費用がかかっていましたので、今後使っていきたいプラグインの数によっては、この機会にサブスクに移行するのもありかもしれません(ちなみに私はしばらく様子見w)

永続ライセンスの復活が一過性のものなのか?も現時点でははっきりしていませんので、ホントしっかりご確認の上、ご購入ください。

新サービス開始:Wavesプラグインサブスクリプション「Waves Creative Access」を2023年3月27日より開始 – WAVES JAPAN

今回の考察について、現在第一線でレコーディング・ミキシングなどの業務に携わっておられる方、もしくはご自身の耳で判断して取捨選択をされておられる方は、今回対象外…とさせていただきます。(そもそもその様な方はここに来ないかw)

お値段が高かろうが、安かろうが、その音が必要であれば使うでしょうし、不要なら使わない。そして、それをご自身の判断で決められるのだから今回のお話は時間の無駄…というもの(笑)

ただ、こいつ(←わたくしmog”もぐ”)が、どんな事を言うのか見てやろう…ということでございましたら、貴重なお時間を拝借してご覧いただければ…と思います。

今回は、ツイッターなどで流れてくる「Wavesは…」というつぶやきに対してご自身で判断できずモヤモヤされておられる方に参考にしていただければ…と思います。

いざ!

値段で判断するんかい?

「安かろう悪かろう」「安物買いの銭失い」なんていいますから、本来数万円で販売されていたプラグインが時期を間違えなければ数千円で手に入る…という近頃のセールに「Wavesヤバい?」なんて感じる流れも判らなくはない。

ですが、それ、本気でそう思います?

確かに、通常数万円のものがひとたびセールとなると、2,900円!なんて値段が付けられていると、慎重な人はそこだけでうがってみてしまうかも。ましてや、そのセールが今年になってはホント、毎月のように手を替え品を替え…って具合に開催中(笑)

今年新製品として発表された「Scheps Omni Channel」も通常$ 149 って書いてあるから、円だと1万5〜6千円ってとこですかね。それが半年もせずに5千円を切る(最安値は3千円くらいやったかしら?)ようなセールをやってましたしねw

だけどね、これはひょっとしたらWaves社の戦略なのかもしれない。

ビックリするような超格安セールをやることで、新たにDTMを始めた方の連絡先を手に入れる事が目的だとしたら?

Wavesのプラグインは大きい括りで言い換えるとデジタルコンテンツ。

つまり、一度完成させれば後はコピーして販売できる商品。

確かにその開発には多くの人件費がかかっていることでしょう。しかし、Waves社はこれまでに20年程をかけてたくさんのコンテンツを発表されている。例え安売りが過ぎたとしても、「これいいでしょ!」「あれもいいよ!」と手に入れたメールアドレスにセールを仕掛けることで、過去の開発分をコピーして売上が上がる。

これを、頑なに万単位の定価を維持していたら、振り向いてくれる人は断然少ないことでしょう。

例え数千円の売上だとしても、これが世界中から集まるのだから、その額はちょっと想像できない程になるのではないでしょうか。

そして、更にメールアドレスを獲得できる。

毎月のようにセールを仕掛けて、毎月のようにメールを届けてアピールをすることで、先月は厳しかったけど今月は…なんて人もたくさんいらっしゃることでしょう。

それが連絡先の関係ない2度目、3度目の購入であっても、お金を払ってくれるのだから万々歳でしょう。そして、莫大な商品郡をバンドルセット…というお得なパッケージ売りもされているので、時々万単位のお買い物をしてくれる人も現れる。

恐るべしダイレクトマーケティング…といったところでしょうか。
(実際のところ最近のWaves社はハードでも商売を狙ってるらしいので、その下地作りとも言えそう)

長い歴史が足枷に

莫大な商品を抱えていることが有利にも不利にもなる。

Waves社のプラグイン全てを欲しい!という人はなかなかいないかもしれませんが、それでも気がつけば10個20個と手に入れておられる方も少なくないことでしょう。

そんな莫大な商品も、26年(Wikipediaによりますと1992年設立)という長い歴史をかけて開発・発表されてきた。

26年という年月はデジタル技術の発展にとっては恐ろしいほどの期間。

ムーアの法則なんてのがありまして最も有名な公式は、集積回路上のトランジスタ数は「18か月(=1.5年)ごとに倍になる」(「ムーアの法則 – Wikipedia」より) というもの。

この法則を逆に置き換えてみれば、26年もあればどれほどデジタル技術が進化してきたか…というのが…桁がすごすぎて逆にピンとこないかもしれませんが、まぁファミコンがNintendo Switchへと進化してきたのですから、スゴイことだとはお解りいただけるかと(笑)

つまり、20年程前に発表されたプラグインが、今も売られているとして、そんな古い規格のハードで動いていたプラグインが今でも通用するんかな?なんて疑問が湧くことでしょう。

そこはもちろん、テコ入れがされているので販売が続いているものはきちんと動く。

しかし、デジタル技術の進歩に合わせてデジタルレコーディングの精度も上がってきている。

私の場合、デジタルレコーディングの取っ掛かりがデジタルMTRでしたので、その当時の詳細はよく判りません(笑)しかし、10年程前であればオーディオインターフェイスの ビットレート(サンプリングレート(Hz)× ビットデプス(bit)×トラック数)なんてのは最高24bit/48kHzってのがまぁまぁ標準だった(M-BOX 2 miniがそうでした)と思います。

ところが最近では24bit/192kHzなんて数値に跳ね上がってしまい、またDAW内での取り扱いは32bit float/64bit float(←これはCPUが捌く単位ではなくDAWが捌く解像度のbit)なんて規格が当たり前になってきた。

では、Waves社の古いプラグインがそれらの規格に対応できてるの?って思うでしょ。

ちなみに先程出てきたScheps Omni Channelはサンプリングレート:96kHzまで対応している事がメーカーサイトで明記されています。

同系統(チャンネルストリップ)で他の製品を見てみますと、「SSL E-Channel」も96kHzまで対応。

「Renaissance Channel」は192kHzまで対応!となっています。

「Q10 Equalizer」は、古いプラグインなのですが、UIにもテコ入れが入っているだけあって192kHzまで対応。

コンプレッサーからは「C1」を見てみましても192 kHz(C1 comp-scは最大96 kHz)となっています。

すべてのWavesプラグインは44.1 kHzと48 kHzをサポートしています。なんて但し書きをあちこちで見かけるので、以前は不安になっていましたが、確かめてみるとめぼしいところは結構96kHzまで対応してくれている。

実際192kHzで作業(出来るPCはなかなかのスペック)される初心者さんは少ないでしょうから、このサンプリングレートは今でも十分使える…と言っていいのではないか。

問題は音ですわね。

音に関しては、過去に制作した作品を最近になって再生した時に違う音になっては困りますから、そこは変わらないようにしていると思われます。ここはちょっと確かめようがない(笑)

なので古い音はちょっと…という方には気をつけていただきたいところになりますかね。

古い音はダメなの?

Waves社のプラグインも古いモノは、その発表当時、セールされることもなく(笑)最近では考えられない高価格で流通して、それでもプロの現場では重宝され、そして、その時代のヒット曲を陰ながら支えてきた。

10年20年程度であれば、遡って古い音源を手に入れることもあるでしょ?

その音源に収録されている曲の中にはWaves社のプラグインが使われているかもしれない。(使われていないケースもある)

あなたが好きで、その古い曲を手に入れたとして、果たしてその古い音はお嫌いですか?

確かに「今、改めて録り直してくれw」なんて場合も少なからずある。

しかし、そんな中にも「今でも欲しい!」と思える音色も含まれていることもないですか?当時のスペックを考えると「ギターアンプはこんな歪み方しないのに!」ってシーンを見つけたら、もしかしたらそこにはアナログエミュのコンプやEQ(ハードそのものの場合もある)が使われていて、ギターアンプの歪みの上から更に歪みを上乗せしているかもしれない。

最近のシンセのほうがいい音のはずなのに、このCDに入っているフレーズで奏でられている音色が魅力的に感じる…とか。実は、パテ盛りヤスリがけをしないシンセの音は、そのままでインストモノを作るとイズミヤのBGMでかかっているような音源になってしまう(近くにイズミヤのない人すみませんw)。

古いからショボい…と思いがちな古い機材が、実はいい仕事していたりする。

実際、現代のレコーディングスタジオに置いても古い機材やプラグインが現役で活躍していたりします。

そんな事を踏まえますと、古いから…ボロいから…という理由でクワズギライをしていると、とんでもない見落としをしてしまう。

じゃ、どないすればいいのか

実際のところ、今、手元にあるDAWに付属で付いてきたプラグインを、まずはしっかり使い込んでおいたほうがいい。

例えばStudio Oneをお使いの方であれば、アドオンとして「Fat Channelプラグイン・バンドル」が無料で用意されている。

これはコンプレッサーとイコライザーがひとまとめになったちょっとしたチャンネルストリップ風のエフェクト。真空管プリアンプ・モデルに、FETベースのコンプレッサ―とセミパラメトリックEQを融合した「VT1」と、FET(電界効果トランジスタ)ベースのコンプレッサ―とセミパラメトリックEQを融合した「RC500」が、後からもらえるようになっている。

これらEQ・コンプレッサーと、もともとセットとなっていたEQやコンプレッサーととっかえひっかえ音を聴き比べる。

なれないうちはしばらくの期間、何度も何度も繰り返して比べないと聴き分けられないかもしれない。

いくらやっても「聴き分けられねぇ!」って場合は、オーディオインターフェイスやスピーカーの組み合わせによる環境が、整っていない可能性も否定できない。その場合、プラグインを買い足すよりも先に再生環境を整える事が先決。

Waves社のプラグインを手に入れたとしても、聴き分けられる環境が整っていなければ、実にもったいないことになる。

Studio One以外のDAWではどの様な内容でバンドルされているのか、私には判らないのですが、それでもコンプレッサーが2種類以上…イコライザーが2種類以上入っているようであれば、それらをとっかえひっかえしてみて、どちらがどの様に効果を発揮するのか?聴き分けられるようになる事が先決。

ここをしっかり確認しておくことで、Waves社のプラグインのみならず、他社製のプラグインを手に入れた時にも、あなたは自分の耳で要・不要を判断することが出来るようになっているはずだ。(デモ版を無料で試すことが出来るプラグインもある)

まとめ

実際のところ、プラグインエフェクターは本当に必要なのかどうか?この点については、自分自身で判断するしかない。

効果なプラグインを手に入れたとしても、そのプラグインを使いこなすことが出来なければ非常にもったいない。それが自分の耳で聴き分けられなくて…なんてことになっては目も当てられない。

しかし、どうあがいても手持ちのエフェクターでは物足らない…求めている音が出ない…ということであれば、新たに手に入れることになる。

自分に本当に必要なプラグインを把握するためには、出回っている各社プラグイン全体の評判を一通り把握して判断することになる。しかし、現在出回っているプラグインは非常に多く、複雑になっている。全てのプラグインの評判を把握しようとしていたら、いつまで経っても手に入れることができない(笑)

だから、Wavesなのだ。

セールを狙えば、アマチュアにも充分手の届く価格帯。

それでいて、実績が素晴らしい。

現在のシェアが奪われてきているとしても、事実、プロが使ってきた道具。

現代に置いて、Wavesプラグインを凌駕する他社製プラグインは多く存在するが、そっちまで手を広げてしまうと、もう把握が大変(お財布もw)。なので、まずWavesプラグインに触れてみる。そして、その音、効能を耳にしっかりなじませる。

そうすることで、DAWにもともと付いてきたエフェクターとどう違い、Wavesプラグインよりいいもの手に入れるにはどのような判断が必要なのか?そのモノサシとして、Wavesプラグインがあなたの耳に指標を刻んでくれるハズ。

また、すでに飽きられるほど(笑)多くの人に使ってこられたWavesプラグインだからこそ、楽器屋さんや諸先輩方に相談する際にも、多くの人がその音・効能を知っている。なので、「あのプラグインよりも◯◯するのが欲しい!」という相談は話しの擦り合わせをスムーズにしてくれる。

そういう意味でも、多くの人が使って来られたWaves社のプラグインが、非常にリーズナブルな価格で手に入るのに手を出さない理由が解らない。(改めて確認ですが玄人様は対象外w)

格安だろうが、飽きられていようが、誰かがダメだ…と言ってようが、世界中の多くのヒットソングの中で使い倒された実績のあるエフェクターが1つあたり数千円で手に入る。

DAW付属のエフェクターからのステップアップにはもってこい!だ。

自分には何が必要で、今手元にあるものではまかないきれない機能を持っているWavesプラグインを見つけたのなら、ぜひセールを狙って手に入れていただきたいと思う。

そこの判断ができないうちは、それ以上の値段を払うのはもったいないよ。

でわでわ

P.S.
無料で配布されているプラグインに誘惑されることもあるでしょう(笑)
しかし、それらに手を出す前にも、まずは手持ちのエフェクターを使い倒すことが大事。無料で配布されているエフェクターを無闇矢鱈にあれこれ手に入れることで、音・効能の違いを耳に刷り込むことに失敗する可能性が高い。

なにせ無料…Wavesプラグインの安い事に文句を言っているのであれば、無料で配布されているモノがアテになるかどうか?は自ずと判断できるでしょう?(中には有料プラグイン顔負けのモノもありますが、それを聴き分けられなければ大変なことになる)

プロの使ってきた道具がすぐ手の届くところになるのだから、その実績をまずは受け入れて、しっかり耳に刷り込みましょう!(ワシも今、頑張っとりますw)

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