【Scaler 2】シンプルなコード進行を簡単におしゃれでエモいパターンにアレンジし直すときに便利なツール

DTM

コードを並べてそこから曲作りをするのに、まずはダイアトニックコード(スケールから導かれる基本的な三和音)、なんなら更に絞って主要三和音(プライマリートライアド)…3種のコードを並べるだけでも出来なくはない

しかし、それだけで繰り返す曲作りだといつか物足りなくなって、やがて刺激が欲しくなる(笑)

そんな時、便利なツールがあるのでご紹介


その名も【Scaler 2】(スケーラー2)

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Scaler 2

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コード進行を発展させるツール

今回ご紹介するツールには最近流行りのAI搭載といったものではありません

あくまでも決めるのは自分自身

なので悩むところは解消されません(笑)

しかし、コードにまつわる情報がわりとびっしり詰め込まれています

まだまだw

コードの情報といってもコードの種類(音階の積み重ね)だけではありません
コードの素になるスケールに関する情報も豊富に詰め込まれています

コードの構成音を確認するのに鍵盤だけでなく、ギターの指板配置で確かめることも出来ます

コードの刻み方……リズムにまつわるサンプルも結構詰め込まれています(画像省略w)

今回のテーマである[シンプルなコード進行を簡単におしゃれでエモいパターンにアレンジし直す]にはこれらの機能が重宝しますが、ほかにもまだまだ紹介しきれていない機能があります

そのツールの名は…【 Scaler 2 】

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Scaler 2

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日本語マニュアルはプラグインブティックでも配布されていますが、日本語サポートがないと不安な場合は国内代理店からも購入できます
国内代理店
「SCALER 2」 | SONICWIRE

【 Scaler2 】コードにまつわるヒントがいっぱい!

Scaler2にはコードの置き換えや次につなげるコードのヒントがたくさん搭載されていますので、その辺をさくっとご紹介

スケールからコードを選ぶ

下図のように①②のボタンが青く光り選択されているとスケール選択の画面になります

この画面で基準となるキーとスケールを選びます

選べるスケールの一覧がこちら

(クリックで拡大可)
メジャー・ハーモニックメジャー・ハーモニックマイナー・メロディックマイナー・ナポリタンメジャー・ナポリタンマイナー・ダブルハーモニックメジャー・ペルシャンスケール・メジャーペンタトニック・メジャーブルースヘキサトニックの見出しの中にいろんなスケール名が整理されています

ちなみにナチュラルマイナーは本来[メジャー>>エオリアン]となるべき場所にありましたw

マイナーペンタはメジャーペンタトニックの一番下にいますw

これらのスケールが12音全てに当てはめることがができ、選んだスケールから導かれるコードがこのあと選べるようになります

試しにやってみましょう
まずはキーの基準になる音を選びます(ここでは”G”)

表示されたスケール一覧からお目当てのスケールを選ぶ(ここでは”メジャースケール”)

(注:プルダウンメニューからスケールを選んでも一覧の表示される窓でクリックしないとコードは表示されません)

セブンスやナインスなどのテンションコードや、展開形、サス4やadd9などのコードも下図枠内のメニューの中から選べます

(クリックで拡大可)

テンプレからコード進行を拝借

Scaler2には様々な音楽ジャンル別にまとめられたコード進行や、アーティストに作成されたコード進行もテンプレとして閲覧できる
[ソングス]と[アーティスト]のボタンの中にはこれだけの見出しが隠れています

(クリックで拡大可)

見出しの中にはそれぞれコード進行が複数収められています

(クリックで拡大可)
雑な画像ですみませんw
コード進行が多すぎて見出しと紐付けられませんでした

上の画像が[ソングス]の中身で下が[アーティスト]の中身

(クリックで拡大可)

こんなにも収められているたくさんのコードは、それぞれのコードに応じたキー・スケールで収録されています
キーは下図の[<][>]をクリックすることで半音単位で変更できます

キーに加えてスケールも変更したい場合は[<][>]ボタンの右隣りにある鍵マークをクリックし[Force into Scale]をクリックしますとキー・スケール共に変更可能

(クリックで拡大可)

上段に表示されているチョイスされたコード進行も、下段にあるスケールから導かれるひと通りのコードも指定したキー・スケールに変更されます

ここでキー・スケールを変更しますと、もう一度メニューからオフを選ぶまで固定されますので、このあとソングスやアーティストからコード進行を選び直してもキー・スケールは指定したキー・スケールに変更されて表示されます

[Maintain Current Tonic]を選ぶと、現在のトニックのみを維持してくれる
使い慣れているスケール(私ならCメジャーかなw”なんちゃって”ながらギター弾きのくせにw)に移調して、どんな進行をしているのか?どんなノンダイアトニックコードがねじ込まれているのか?あれこれ見比べるのに使えそうな機能ですね

[Maintain Current Scale]は、スケールのみを指定できる

セオリーからコードを導く

画面右上の方にある[5 MOD]ボタンをクリックすると下図の様に切り替わる

この画面では5つのモード(プログレッション・セカンダリースケール・モーダルインターチェンジ・メディエント・ネオ-リーマン)があり、各理論に基づいてコードを提案してくれる

プログレッション

現在選択されているキーから転調する際に差し込むとスムーズに移調できるコードを提案してくれる(のだと思うw)

最下段にある最初空欄だったところにコードを指定していないと機能しないので注意
移調先は現行キーも選択可能

セカンダリースケール

現行キーから転調する先の、任意のコードに対してセカンダリードミナントを経由したドミナントモーションを教えてくれる

ここも転調したくなければ現行キーと同じキーを選べばいい

モーダルインターチェンジ

ここではキーを揃えたチャーチモードから導かれる各ダイアトニックコード(言い方変?)を一覧に表示してくれる

各コードの音を耳で確かめながら、心ゆくまで悩み倒すことができる(笑)
新しい進行を見つけられるかも!?

メディエント

メディエント…スペルから見るとメディエンツのような気もしますが、ちょっと調べてみましたらメディエントの方ばかりでしたのでそれにならいます

そりゃぁ調べますともw
メディエントなんて知りませんでしたから(恥w)

まぁ、この法則でノンダイアトニックコードを見つければ効率的にドラマディックになるかも?って事でしょうか

ネオ-リーマン

もちろんこちらも知りませんでした
調べても理解不能ですw

一朝一夕には理解できそうにありませんでしたが、こうして導かれたコードを聴きながら並べていけば、面白いコード進行が見つかるかもしれませんね(笑)

参考にどうぞ
ネオ・リーマン理論 – Wikipedia

シンプルなコード進行をカッコよく刻む

リズムの刻み方を変更するのがどれほど手軽か、動画でご確認下さい

はじめに4分音符でC – F – G – C を刻んだあと、ポチポチっっとクリックするだけで刻み方を変更していきます
(動画は3分程度、オチもなく突然終わりますw)

もちろん気に入った刻み方が見つかればドラッグ&ドロップでDAWに入力することも出来ます

締め括り

コード8コで1パターン✕7種類、クリックで切り替え…でしか並べられませんから、このScaler2の中で曲全体の構成を固めてからDAWへごっそりD&Dってわけにはいきません(MIDIキャプチャ機能でつなげられなくはないのですが…慣れればいけるのかな?)が、そこはまぁ、ヴァースやブリッジ、コーラスなど各セクションごとに組み立てて、DAWの方でエディットすればよろしいかと

理論のことはあまり解らなくても(全く解らないのは厳しいかも)、楽器がそれほど弾けなくても、ある程度理にかなったコードを見つけられて、自分では弾けないようなリズムでコード進行を組み立てられるのは、曲作りに幅を持たせてくれるんじゃないかな?

色々と細かいところまで設定できるので、その分操作方法で覚えることが多いですし、メンドクセ!つてところがないわけでもない

だけど、よく解らない理論で導かれたコードだけど、聴けばカッコいいかどうか?聴き分けられる!って人ならお手頃なツールだと思います
(DAWの中で起動するプラグインツールなのでご注意を!)

SCALER2を作曲AIツールのように自動でコード進行の生成をしてくれると勘違いしていた人が、頑張って使いこなすドキュメンタリーチックに面白おかしく読みやすく紹介されておられるブログを発見しましたのでご紹介
Scaler2が自動で作曲しないのはなぜ? – みつるの音感が良くなるブログ
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Scaler 2

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