Studio One 6 Prime(無料版)がやや出遅れた感を感じさせながらも、ついにリリース
無料版ですからやはりどうしても機能は制限されてしまう
果たして無料版ではどこまでの実力を持つのか?
エディション別の機能比較リストから出来ないことを中心に覗いてみましょう!
比較リストを見た印象
Studio Oneを国内で代理店として取り扱っている[MI7]のサイトにエディション比較のページがあります
→ PreSonus | Studio Oneエディション別機能比較 – powered by MI7
まずはこのリストを眺めてみます
第一印象は「以前より項目が増えたなぁ…」って感じ
追加された新機能があるでしょうから当然か(笑)
そして、ズラ〜っと見た中で一番残念だったのが、無料で配布されている【VU Meter】が使えない!
これは超絶残念!
素材の音量が適切にミキサー(インサート/センドエフェクト)へ送り込まれているのかを、パット見でいつでも確認できないのはメンドクサイ!
PRIME(無料版)を使うと想定される熟練度では、まだゲインステージは意識しなくてもいいよ!って事か?
DAWの中を流れる音(信号)の動線は、はじめのうちから意識しておいた方がエエと思うんですけどねぇ…
閑話休題
リストが4つのセクションに分かれていますので順に見ていきましょう
特徴
この特徴では機能の制限が比較されています
上からスーッと下って1発目に制限されているのがオーディオ素材のピッチ・タイミング補正のMelodyne
やはりここは削られるかw
他社製品ですからねぇw
つぎに[ビデオトラックのインポート/エクスポート]が出来ない
これもまぁ、なくても困らないか
(そんな事ができるようになったのねw)
[スクラッチパッド][コードトラックとハーモニー編集][歌詞対応とグローバル歌詞トラック]、[Notionベースのスコア表示]と出来ない機能が続く
スクラッチパッドは使ってないからいいとして、ハーモニー編集とか歌詞トラックって何(笑)
[トラックプリセット]っていうのも新機能なのかな?
解らないから使えなくていいや(なんか便利そうやけどw)
[トランジェント検出、編集可能なマーカー]や[D&Dでグルーブ抽出]って機能はミックス作業で使って便利なんやろうから、作曲が目的であれば使えなくてもいいかな(使えなくてもミックスは出来るってこと)
[イベントスペースのエフェクト]ってのは意味がわからない(新機能?)ので使えなくていいや(笑)
[マクロツールバー]が使えないのは個人的に困った…2,3便利な機能があって重宝してたのになぁ…(これもその存在を知らなければ順に作業すればいいだけ)
[外部ソース・ミキシング用Auxチャンネル]ってのは新機能なんやろなあ…そこまでの作業をする人ならお金を出せるでしょう(笑)
[VCAフェーダー]もなくても困らんかなぁ…
[オーディオ録音分解能]や[オーディオ処理分解能]が32bit止まりなのが気に喰わない人は、そこにお金を払う価値の分かる人ですよねw
[バーチャルインストゥルメント収録]がPresence XTのみってのは、寂しいけれど、中身がきちんと入ってるのならこれでそこそこ一通りの楽器は使えるので、作曲目当てって人は取り急ぎいいかな?
アレンジまで完璧に!って人はモノ足りないやろからお金出して下さい(笑)
(サードパーティ製Vインストが使えるかどうかはこのリストを見る限り不明…後述されますがAU,VSTプラグインが使えないので厳しいかも)
[D&Dで使用可能なサンプラー)SampleOneXT]、[サードパーティ製サンプルライブラリ(EXS,GigaSampler,Kontakt,SoundFont)]が使えないって表記だと、それ以外なら使えるのかな?(やってみるまでは不明瞭)
[マルチインストゥルメント]って、この表記だけでは意味がわからないけど、まさか2トラック以上、PresenceXTが使えないのか?それともやはりサードパーティ製Vインストが使えないのか?
PresenceXTが1トラックしか使えないってことはないと思いたいw
[チャンネルエディターとマクロコントロール]や[併列処理のための拡張FXチェーン]も上級編の機能と思えばこの機能もなくて納得かな?
[個別モニタリングが可能なリッスンバス]ってのもよく判らんので使えなくてもいいかな(笑)
(バストラックのソロボタンが使えないのだとしたら困るw)
[統合マスタリングスイート、自動ミックス更新機能、DDP]は、頒布イベントにでも出すくらいにならんと使わないでしょうから、そのくらいになれば有料版を買う値打ちが判るようになっているでしょう
[インポート/エクスポート、RedBookCD書き出し、デジタルリリース]が出来ないったのがピンときませんが、まさか2mixが吐き出せないってことなのか?だとしたらキツイなぁ…
[バッキングトラック、バーチャル/リアル・インストゥルメント、専用の演奏モードを含む統合ライブ・パフォーマンス環境]ってもうチンプンカンプン(笑)、ライブ配信に生演奏出来ひんよ…ってことかしら
[SoundCloudへのエクスポート]は、別に手動でやればいいよねw
[PreSonusSphereへのアップロード]は、まだ参加していなければ痛くないよねw
[ユーザーデータのバックアップと復元(サブスクリプションのみ)]って、「(サブスクリプションのみ)」って付いていることで意味が判らん(笑)、まさかセーブ出来ないってことはないよねw
[AAF(AdvancedAuthoringFomat)のインポート/エクスポート]も、無料版を試している段階なら使うことないでしょう
[ソングデータのインポート]ってなんだ!?
ソングプロジェクトに別のプロジェクトのデータを取り込めるようになったのか?
そんなこと、出来れば便利だけど今までやってこなかったことなので出来なくていいよw
[MTC/MMCのマスター/スレーブ同期]は、ハードのMIDI機器を持ってなければ必要ないよね
そこまでの環境の整っている方なら有料版の価値が判断できるでしょうし
ってか、そんな事出来るようになったのねw
[サードパーティー製プラグイン対応(AU,VST2,VST3プラグインおよびReWireアプリケーション)]は、以前のPrimeからそうだったように、この違いが「Prime(無料版)とArtist(お買い得有料版)との差」と判断基準にする人も多いのでは?
[無償のStudioOne Remoteアプリ(iOS,Android,Windows)]は、ハイエンドモバイル端末からパソコン上のStudioOneのパラメータ(フェーダーなど)を遠隔操作する機能
これも使わない人が多いのでは?と勝手に思ってますw
Native Effects
インサートエフェクトとして使用できるエフェクターにもごっそりと制限がありますが最低限のエフェクターは揃ってるかな?という印象
ただ、ProEQ3が使用できないのは残念
使えるエフェクターを列挙しておきますね
【Ampire】状態空間モデリングアンプ+Fxスイート
【Beat Delay】テンポ同期ディレイ
【Channel Strip】コンプレッサ―/エキスパンダー/イコライザー
【Chorus3】ボイス・コーラス、ステレオ幅
【Flanger】フランジャー、テンポ同期
【Input FilterNote FX】:フィルター、ベロシティとキーレンジ用
【MixVerb™】ベーシックなリバーブ
【Phaser2】マルチステージ・オールパス・フィルター・フェイザー
【RedlightDist™】ビンテージ・アナログ・ディストーション・エミュレーター
【Tuner】クロマチック・チューナー
以上、10種になります
バーチャル・インストゥルメント
StudioOneにはそもそもバーチャル・インストゥルメントがそれほど用意されていないのですが(それらで結構まかなえる)、その中でもサンプル音源のPresenceXTのみが利用できる
バーチャル・アナログ・シンセサイザーのMaiTaiが別売りってなっているけど、そこにお金を払う価値を感じたならもう少し頑張ってStudioArtistを購入した方が幸せになれると思うw
収録コンテンツ
収録コンテンツとしてループ素材などが少々用意されています
Prime Selectionループ&サウンド(785 MB)
Studio OneインストゥルメントVol. 1+2(1.68 GB)
以上、2種
その他、別売りアドオンとして以下のコンテンツが用意されている
Presonus Symphonic Orchestra
Gold Baby Essential Collection
Acoustic Drum Loops (Vol.2)
Acoustic Drum Loops PRO
Acoustic Drum Loops Complete
まとめ
PRIME なんてかっこいい名前までついて無料なのですから(笑)、多少の機能制限は目をつぶるしかないか(笑)
とはいえ、最低限、作曲をしたり歌を収録したりくらいは出来そうなので、【歌ってみた】の歌録りなんかもできるかも(まだ現物を触っておりませんので断定はできませんw)
この後、実際にPRIME版を触ってみようと画策中ですので、ある程度感じが掴めましたらまた、ここでも触れるかもしれません(触れないかもw)
触れるも何もMac版はmacOS 10.14以降の対応なのでご注意を!
(OSのアップデートに躊躇してますw)
StudioOneのProfessional版はなかなかのお値段ですから、購入前の確認にはPrimeもしくはDemo版を、まずは試してみて下さい
Primeのインストール後、初起動時にPrimeかPro-DEMO版を選択するようになっています(詳細はインストール方法をご確認下さい)
→ Studio One Prime日本語版 入手方法
Studio One Professionalの強力な編集機能とマスタリング、そしてNative Effects™プラグイン・スイートのほとんどを30日間体験できます(30日経過後はPrimeとして使用できる…らしいw)