「audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATH-M50x」を入手。レビューといいましょうか、感想やら購入のいきさつ、購入決定の決め手なんかを綴っておきます。
ヘッドフォン購入でお悩みの方などは参考までにどうぞ。
ATH M50x購入のいきさつ
今回の audio technica / ATH-M50x 購入前に使用していたヘッドフォンはセミオープンタイプの AKG K240Studio というモデル。
これはこれで、全然不満はなかったのですが、先日、オーディオインターフェイス steinberg UR−RT2 を入手した際に、アンプシミュレータの印象が大きく変わったことで、密閉型のヘッドフォンが欲しくなってしまったことが今回の購入のキッカケ。
AKG K240Studio がセミオープンという構造上、どうしても外へ逃げてしまう音が耳に聴こえてくる印象を変えてしまうのは致し方ないこと。また、そのおかげで長時間の視聴にも耳への負担を軽減することにつながっているものと思われる。
その一方で、本来聴こえてくるはずの音色に変化を与えている可能性も否めない。
微妙な違いを聴き分ける必要がある時には、このセミオープンタイプのヘッドフォンというのは少々不利なのかな?と感じたのでした。
で、いざ物色w
ATH M50xを選んだ決め手
密閉型のヘッドフォンを手に入れるにあたって、真っ先に決めていたことはSONY MDR-CD900STは避けること。
何故なら、以前に使ったことがあり、モノサシの精度を上げる意味も込めて別の機種を試してみたかったから。決してMDR-CD900STが嫌い!って訳ではないので悪しからずです。
ざっくりサウンドハウスさんのヘッドフォンコーナーで密閉型の一覧を表示させてつらつら眺めてみましても、いかんせん予備知識が乏しいこともあってなかなか定まらない。
そこで思い出したのがゆにばすさんのサイトで行われていた「いつも使っているヘッドフォンランキング」
→ いつも使ってるヘッドフォンランキング【SynthSonic調べ】 : SynthSonic
このランキングの1位2位を占めていたのがSONYのヘッドフォン。
その次にaudio-technica ATH M50x でした。
ちなみにその続き、4〜7位をAKGのヘッドフォンが続きます。AKGのヘッドフォンもやっぱり人気者。(ちなみに5位に私も愛用しておりましたK240mkIIがランクイン!)
ランクインした4機種中3機種がセミオープン・開放型という結果に。
唯一の密閉型「AKG K271 MkⅡ」を候補のひとつに。
ちなみに今回は密閉型縛りがあったのでスルーでしたが、いつも優しくつぶやき相手をしてくださっているあやみさんが購入したという「AKG K701」も、けいおん!の秋山澪ちゃんが使用していた…なんて情報を見つけたことで、とっても欲しかったのですw価格推移とスペックを考えると、いずれはこれかK702を手に入れたい!なんて贅沢を考えております。
お、このタイミングで発送されたら20日くらいに届かないかなぁ〜??? pic.twitter.com/EKsaIkFHMd
— あやみ (@sleepxnz) 2018年7月12日
この後、ランキングはSHURE、Rolandと続くのですが、この辺りになりますともうモデル名もピンとこない有様(笑)
一応文面上のスペックを比較しつつ、目に留まった違い…ATH M50xには「強磁力45mm径CCAWボイスコイルドライバーを搭載」というところ。
他のヘッドフォンは、ドライバーユニットの名称こそ違いがあるもののどれも40mmという共通したサイズ。ところが、audio-technica ATH-M50x だけは45mmという大きさ。
これ、ATH-M50x のもうひとつ上のクラスATH-M70x と同じサイズなのですよ。
SONYのヘッドフォンでさえ40mmなのだからそのサイズで充分なのでは?なんて気もしますが、どうせなら大きいほうがエエんちゃう?なんて思い気持ちが固まりました。
M70xは税込みで3万円を越えようか…という価格のモデル。それと同じドライバーユニットが入っていると思われることも背中を押してくれました。
audio-technicaというブランドにこれまで親近感を全く持てなかった(自分でも理由は不明w)のですが、今回はATH-M50xを手に取ってみることに。
ちなみにサウンドハウスのスタッフさんがSONY MDR CD900ST と、audio-technica ATH-M50x の2つのモデルを比較レビューされていたりなんかもしますので、よろしかったらご参考にどうぞ!
欲しくなったら、今すぐ手に取りたくなるタチでして(笑)また今回も楽器屋さんへGo!
散々嫌だ!嫌いだ!と言っている最寄りの楽器屋さんへ言ってまいりました。
本当なら、購入直前に最後の確認…このスペック比べました?とか、こんな商品入ってますよ!なんてやり取りをしたいのですが、今回も全く話は盛り上がることなくお会計へ…。一応5桁の買い物なんやでぇ…って思うのは、もはや古い感性なのでしょうかね?
帰ってきたところで、早速写真を撮りながら開梱。ここで開封の儀…なんてことをしようとほんのり企てていたのですが、さきほどのサウンドハウスのスタッフさんが2機種比較レビューをされているページでされていたので省略することに(笑) ただ、写真はせっかく撮りましたのでひとまとめにしておいておきますw そんなこんなで、早速オーディオインターフェイス(UR−RT2)に接続して使うことに! まず、装着感。 実はわたくし、頭がでかい(笑) ところが、このATH-M50xはばっちり耳を覆ってくれる。耳全体がすっぽりイヤーパッドにおさまり、そしてしっかり押さえつけてくれる。流石、アメリカで人気のモデルだけあってデカイ頭も受け止めてくれるのね(笑) そして、iTunesに入っているLiSAちゃんのベストを聴いてみる。 これ、SONY MDR CD900ST の時は、もう明らかにはみ出した耳に出来た隙間から音が漏れてたね。 シビアな音色チェックがしたくて手に入れたのに、低音域をチェックする時には手が離せません…では面倒。 幸い、以前から使っているAKG K240Studioはセミオープン。このATH-M50xで音色を追い込んで、録音したりする時はK240Studioを使う。そんな使い分けが出来るのはだいぶ贅沢。 このATH-M50xもケーブルが抜けるので差し替えることが出来る…というのは、いざ断線…なんて時には助かる構造。また、BELDENなどのケーブルを差し替えて音色の違いを楽しむことも出来る。 もともと、同梱のケーブルをそのまま使うつもり(同じATH-M50xを使っている方と同じセッティングでないと、せっかくシェアの大きいモデルを使う意味が薄まる)でしたので、それほどガッカリ感はないのですが、AKG K240Studioで使用していたBELDENのケーブル88761は、プラグの形が合わなくて挿せませんでした。 φ3.5mmミニステレオジャックよりもわずかに細いプラグがついております。金属の手元の部分が引っかかりになっていてヘッドフォン本体としっかり接続される構造になっています。 audio-technicaの独自規格なのでしょうか?あまり詳しくないので判りませんw なにはともあれ、audio-technica ATH-M50x は、手放せない存在となりそうです。これまで使っていたAKG K240Studioと使い分ける感じで共存してもらいます。 様々なメーカー・ブランドから様々なヘッドフォンが出ておりますが、結局の所、自分との相性ってのが重要ですかね。使ってみなければ判らないスペック以外の部分ってとっても重要だったりします。 ともあれ、プロが実際に使っているらしい機材をお手頃価格で手に入れられるのは本当にありがたい。
SONY MDR CD900STの時は耳をしっかり覆ってくれていなかったw耳たぶの下端ははみ出してました。
また、押さえつけも弱いので低音域の伝わりも弱っていた。MDR CD900STで低音域をチェックするときって両耳で押さえてたもの。この必要な時だけ押さえてチェックするのが疲れにくくてよかったのかもしれませんが、ギターを弾きながら音色のチェックをしたい時なんてどうにもなりません(笑)ATH-M50xのりケーブル
まとめ