steinberg UR-RT 2 のプリアンプ「D-PRE」はアンプシミュと相性よい?

DTM

UR−RT 2 UR-RT 4 に限らずURシリーズに搭載されているプリアンプ「D-PRE」。エレキギターなどのハイインピーダンス接続の場合、このD-PREプリアンプを通るようなのですが、今回はこのプリアンプを使ってみた感想などを取り急ぎご報告。

ルパートニーブデザインのトランスフォーマー搭載が注目を集めるUR-RTですが、D-PREも合わせてチェックしてみました。

今回のご報告も速報ですのでざっくりお話を進めさせていただきますね(笑)

アンプシミュレーターの音が変わった!?

やっと落ち着いてギターをつないで弾くことが出来たのですが、まず立ち上げてみたアンプシミュレータは、WAVESが今年になって発表したWaves PRS SuperModels。特に気に入っていたのが「Blue Sierra / V9」。

プリセットからあれこれ選択肢してチマチマ弾いてみたのですが、今ひとつ気分が盛り上がらない。

はて?と思い、購入したもののストレージの肥やしとなってしまっていた(笑)Amplitudeを起動してみる。Slashシグネチャーを結局使わずじまいになっていましたので、JCM Slashを鳴らしてみることに。

すると、なんかいい雰囲気。

これ、もしかしてプリアンプとアンプシミュレータの相性なんてあったのか?と思い、StuidOneに付いてくるAmpireを起動!

これもなんだか楽しいw

おやおや!?と思い、KorgGadgetに付いてくるアンプシミュレータガジェットのRosario も安定の楽しさw
KorgGadgetのRosarioは、FocusriteのScarlett Soloでも使っていたのですが、このUR-RT 2でもいい音聴かせてくれます。

そして、Focusriteのキャンペーンで頂いたものの「なんか違うw」と放置されていたBIAS FXを試してみることに…

これも、以前とは違った印象。アンプを変えてみても他のアンプもなんだか楽しいw

WAVES GT3については…(笑)
まぁ、これは「好み…という事もある…」という事にしておいて下さいw

これまでFocusriteのScarlett SoloとWaves PRS SuperModelsの「Blue Sierra / V9」という不動の組み合わせがココに来て脅かされることにw

これまで放置されていたアンプシミュレータも、今一度チェックし直さなイカンようです。こりゃ大変だw

R印のトランスフォーマーについて

ルパートニーブデザインによってD-PREにマッチングされたトランスフォーマーについては、メーカーやメディアによるサイト上のコメントではべた褒めしか見かけませんでしたので、やや斜めに構え(本当は「シャに構え」ですねw)ながら試してみました。「ホンマかいなw」と。

斜めに構えながら試してみたものの、やはり「確かに音は変わってるみたいやけど、そんな騒ぐほどかいな?」というのが第一印象。

サウンドデザイナー2018.07号P94で、UR-RT 4が取り上げられていたのですが、このレビューの中ではマイクで何かを(何をマイクで録ったのかは書かれていないw)録った時よりも、ハイインピーダンスのエレキギターを録った時の方が、トランスを通した時の印象が大きかった様に書かれていたのですが、これはもしやその逆やったんとちゃう?と感じてしまいます。

ただ、現在手元にマイクが無いものですから、この比較を手元で出来ないんですw
マイク予算に追加してこのUR-RT 2を買っちゃったもので…orz

どこで書かれていたのか忘れてしまったのですが、トランスを音にするとその音が前に飛び出してくる…的なレビューを見かけました。この表現には賛同出来る感じです。

アンプシミュレータでクリーントーンを選択肢たり、アンプシミュレータを通さなかったりしてクリーントーンでチェックもしてみましたが、トランスフォーマーを通すことで、音が歪んでしまうような変化は感じられませんでした。歪んでいるとしても本当にほんのり…なんだと思います。

ホント、マイクがあれば、音叉でも鳴らしてその音にトランスフォーマーをかけたものとかけていないものを録音して、アナライザーチェックしてみたいところです。ちょっと手頃なマイクを物色してみようか…

まとめ

今回は取り急ぎ、エレキギターとUR-RT 2をつないだ使用感をロクにまとめることなくお届けいたしましたw

D-PREにつきましては、どうやら歴史のあるプリアンプの様で、歴代の機材に搭載されてきた物と全く同じパーツなのかどうかは定かではありませんが、眠っていたアンプシミュレータを叩き起こしてくれる結果になりました。

ただ、FocusriteのScarlett SoloとWaves PRS SuperModelsの組み合わせは抜群に気に入っていましたから、Scarlett Soloに搭載されているプリアンプがショボいのか?と言えば、決してそんなことはなく、機材やプラグインなど、様々な要因の組み合わせによる影響が少なくない事を踏まえ、結果的には好みの問題かな?という気がします。UR-RTのR印のトランスフォーマーと堅牢なケースを差し引いた他のパーツだけを考えれば、ほぼ同じ価格帯のオーディオインターフェイスと捉えることは出来るでしょうし。

R印のトランスフォーマーは、魔法のパーツとは思わない方がよさそうです。ただ、言うてもレコーディング機器にその名を刻み続けてきたルパートニーブさんが、自分の名前を刻んで恥ずかしくないものを、可能な限り低価格で世に出してくださったことは、個人的にはありがたく受け止めておこうかと。

それに、このトランスフォーマーがもたらす恩恵を享受する使い方を、まだしていない可能性は大きいですからw

また、トランスフォーマー搭載のアウトボードというのはインプット、アウトプットそれぞれにトランスフォーマーが設置される場合が多いところ、このUR-RTについてはそのどちらでもない位置にトランスフォーマーを設置していますので、過剰な効果は元々想定しないかもしれません。

まだまだ安易に判断を決めつけるのは時期尚早といったところかも。

ニーブさんのロゴが入った機材をまともに手に入れようと思いましたら値段が一桁二桁違ってきます。そんな現状を踏まえれば、トランスフォーマーだけがR印…という実情は、色々な受け止め方もあろうかと。

すでに、お気に入りのオーディオインターフェイスを持っておられる場合は、R印にこだわらないのであれば、ゴールデンエイジプロジェクトのPRE-73 Jrのように、ニーブサウンドをモデリングしたマイクプリを手に入れる方法も忘れず検討はしておいた方がよろしいかと思います。

さて、今回はこの辺まで。

もうちょっと使い込んで、更に何かご報告させていただきますね!


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