【UR-RT特集】サウンドデザイナー2018.07号別冊付録

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【UR-RT特集】サウンドデザイナー2018.07号別冊付録

steinberg社のオーディオインターフェイス「UR-RT2」「UR-RT4」に的を絞って特集している別冊付録がサウンドデザイナー2018年7月号に付いている!

ネットで検索してみても、客観的なスペック中心の情報ばかりで、ひまひとつ具体的な使用感などがつかめなくて、購入を躊躇されている方は、ぜひ手に取ってご覧頂きたい!

「UR-RT2」「UR-RT4」どちらかが欲しくなっちゃうよw

…とそんな事をいっているわたくしmogは、ふと気付いたら通販ではなく楽器屋さんに飛び込んでいたんですけどね(笑)。ロクに情報も集める前に。

マイクを買おう!と取っておいた予算が「UR-RT2」に届いてしまった瞬間、マイクそっちのけで「UR-RT2」を買ってしまいましたw

というわけで、別冊付録「steinberg UR-RT2 & UR-RT4 の音質をプロが証明」の内容にザックリと触れてみたいと思います。

「steinberg UR-RT2 & UR-RT4 の音質をプロが証明」概要

紙面のサイズは、本体のサウンドデザイナーとほぼ同じサイズ。大きいので読みやすい!

ページ数は表紙表裏込みで16ページ。「UR-RT2「UR-RT4」についてじっくりと掘り下げられています。

表紙を開いて2〜3ページ。
「UR-RT2」「UR-RT4」の基本的なスペックが記されています。この辺は、まぁ、ネットを検索していれば出てきますわね。

ありがたいのが次の3〜4ページ目。
ルパートニーブさんが世に出してきた銘機がざっくりと紹介されています。

また、それらの銘機を使用して制作された作品も、間違いなくほんの一部でしょうが代表的なアルバムが6枚紹介。

そして、トランスの基本的な情報と、ルパートニーブデザインのトランスについても触れられています。このページを読んでしまったら、実機に触れたい欲求がムクムクと膨れ上がってくることでしょうw

続く6ページ以降は、エンジニアさん、ミュージシャンさんが実際に「UR−RT」を使って音源を制作。

制作された音源はSoundCloudで実際に聴くことが出来ます。

サウンド・デザイナー8月号別冊付録音源

サウンド・デザイナー8月号別冊付録音源|SoundCloud

これらの音源を聴き比べるだけでも、UR-RTシリーズの実力を確かめる事は出来る(?)のでしょうが、別冊付録に記された音源制作裏話を読みながら聴くことで、プロの音源制作の裏側がちょっぴり垣間見えると思います。

「…確かめることは出来る」の後に「(?)」マークを入れたのは、パッと聴いただけでは、豪快な音色変化があるわけではありませんので、「どう違うの?」という感想を持つ人がいらっしゃるかもしれないから。ってか、ココにいますw

ホント、音叉を使ったトランス&プリアンプの効果を視覚的にチェックした時は、そのアナライザのグラフの違いのなさに「もしかしてうちのUR-RT2は初期不良?いきなり修理?」と一瞬不安になったものですw

音という電気信号を一度磁気信号に変換し、再び電気信号に戻す(SD7号別冊付録P5より)という行程が、オーディオインターフェイスの中に組み込まれたことで、間違いなくその信号はデジタル処理の中にアナログ処理を盛り込んだ信号になっている…ということなのだと思います。

ただ、ベースはこれまでに発売されて人気を博してきたURシリーズのパーツなわけですから、そこから大きく逸脱する事は避けて設計されているハズ。

ただ、パーツのグレードアップは施されているようで、多少これまでのURシリーズと音色にずれがあるのかもしれませんが、違うモノにはなっていないと思います。例えばうちのFocusrite/ScarlettSoloとUR-RT2の様には。

グレードアップについてはこちらにUR-RTの開発チームのリーダー・ヤマハ音響事業本部の吉田威大さんのインタビューが掲載されていますのでご参考にどうぞ。
製品開発ストーリー #39:Steinberg UR-RTシリーズ 〜 Rupert Neve Designs製カスタム・トランスを搭載、音質に徹底的にこだわった新型URがデビュー! – ICON
(こちらの吉田さんへのインタビューによりますと、パーツ…というよりは回線に一工夫が盛り込まれているようです。)

もともと評判のいいURシリーズのパーツを軸に、R印のトランスフォーマーがアナログ化粧を施してくれる…というものなんだと思います。

だから、パッと聴きで違いが無いように感じる程度の変化なのかもしれません。(いや、ホントにうちの「UR-RT2」が初期不良なのかも?という不安は否定できませんがw)

パッと聴きの音色はサホド違いは感じられないけど、その音に被せるプラグインの引っかかり具合は全然違う!という事はあると思います。

それは、うちの手元でもアンプシミュレータ音色変化で実感しました故。
その辺はこちら→steinberg UR-RT 2 のプリアンプ「D-PRE」はアンプシミュと相性よい?|ゆめはてcomの投稿をご覧ください。

アウトボードEQのモデリングプラグインなどでもそうですが、通すだけ(ブースト&カットなし)でも音色が変わる!っていう話と同じくらいの差なんだと思います。しかし、その僅かな差の積み重ねが最後にデモテープとプロの音源の違いに大きく現れてくると。

多分、思い込みではないとは思うんです。ただ、現時点では自分でギターを弾いてみて…のチェックしかしておりません。ですから、「やっぱりmogの思い込みやんw」ってな事が絶対ない!とは言い切れないのがもどかしいところ。

いや、ホントね、この別冊付録で大絶賛されておらおれるエンジニアさん、ミュージシャンさんのように、ここまでの表現ってわたくしには出来ませんから。

この差…がプロとわたくしの差…ってことなのかもしれません。

嗚呼…


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