PluginBoutique社のScaler 2とW.A.Production社の InstaComposer 2の徹底比較をしてみます
Scaler 2 も InstaComposer 2 もとてもシンプルでよくできた作曲支援ツール
それぞれの特徴を比較することで、どんな時にどちらを使えばいいか?
自分でも整理する意味を込めて比べてみます
まずはそれぞれのツールを個別にご紹介
Scaler 2
まずはPluginBoutique社の【 Scaler 2 】からご紹介
→ Scaler 2|PluginBoutique
Scaler 2は、コード進行を装飾することに重きをおいたツールとして捕らえています
(単音フレーズも生成できます)
自分では思いつかないようなコード進行を、数多く収録されているサンプルから効率よく見つけ出し、加えて、自分では思いつかないようなリズムを刻むところまで面倒を見てくれる、かゆいところに手が届くヤツ
また、コード進行の組み合わせを柔軟に変更できたり、コードの刻みをある程度予測できる形で色々試せるのは、どこまで続くかわからない迷路に迷い込むようなこともなく、いい塩梅で発見に漕ぎ着ける感じ
InstaComporser2
一方、W.A.Production社の【 InstaComposer 2 】は、一度に6トラック分の提案をしてくれるダイナミックな構造
→ InstaComposer 2|W.A.Production
その6トラックも、主旋律、コード、パッド、ベース、ドラムとうまく分散されていて、一度に全体像を確かめながら進めていけるのは心強い
ただ、シンプル設計がゆえか、音源は内蔵しておらず、音を鳴らすことに関してはDAWに依存することになる(もちろん別途音源も必要)
この点については、ユーザーがある程度DAWに慣れている必要がある
しかし、それがゆえ価格も抑えられているのか?と思えば良し悪しは問いにくい(笑)
相違点の比較
ここでは、それぞれの違いを比較しつつ、どういった使い分けができるかをみていこうと思う
生成できるトラック数
これは InstaComposer 2 の項目でも触れましたが、InstaComposer 2 は一度に6トラック分のコードやメロディを生成できる
一方、Scaler 2は、基本的に1トラックずつとなる
機能的には、Scaler 2でもベースラインやメロディを生成することは可能だが、ある程度限定される分、InstaComposer 2 のような、何が出来るか?という驚きは少なくなってしまう(それがありがたい場合もある)
生成の舵取り
前述のようにScaler 2は、ある程度、生成される刻みやメロディをコントロールというか、選ぶことが出来る
どんなコードの刻みやフレーズが生成されるかは、生成ボタンを押してみるまで判らないのだ
それがいい!って場合もあれば、なかなか気に入る生成に巡り会えないことがあるのも事実
とはいえ、クリックするたびに一瞬で生成してくれるのだから、そこにあまり文句を言うのもはばかられるw
こればかりは、その特性をその都度選択するしかない
総括
Scaler2にせよInstaComporser2にせよ、コード進行を選んであとはツール任せなのはどちらも同じ
あとは、どこまでツールにお願いするかで、どちらを利用するか決まりそう
あと、大きな違いはScaler2はコード信仰✕選択したパターンで、慣れてくればある程度、生成されるフレーズに予測が立てられそうだが、InstaComporser2は、パラメータこそ操作できるが、生成されるフレーズに予測はほぼ不可能(笑)
この辺の使い勝手をあなたが受け入れられるかどうか?も選択の条件いなってくるか?
ツールの構造上、どうしてもInstaComporser2の方が高価になってしまうが、それでもPluginBoutiqueでは、よくセールスをやっておられるので、そのタイミングをうまく利用できれば、かなりリーズナブルに入手できるかもしれない
購入はこちらから
→ Scaler 2|PluginBoutique
→ InstaComposer 2|W.A.Production
それぞれ各ツール販売ページへのリンクですが、セールやセット販売の案内が下の方にスクロールすると表示されますので、必ずチェックしてから購入してくださいね!