自作曲の公開はいいとこ取りの細切れでいいと思う

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SNSの浸透で多くの人が様々な自作の創作物(画像、映像、音声、文章などなど)を公開できるようになり、また、多くの方がその得意を生業とすることに成功していたりする。
そんな所に目を向けると「じゃぁ、公開する作品は一定の水準を満たしていないといけないの?」なんて思ったりする人も出てきたりして。

果たして本当にそうかな?ってお話です。

身の丈

SNS内の自分のアカウント上や、自分のブログのように、オンライン上に自分の場所を確保することが割りと身近になって、自分の思ったことを書いたりなんかすることも手軽にできるようになってきた。

だけど、ひと度公開ボタンをクリックすれば世界中の誰にでも見ることが出来る状態になる。

そこを意識すると、自分なりにだとしてもある程度自身の持てるクオリティを保たせたい…なんて思うこともあるでしょ。

だけどね、自分のスペースに公開するのは別にオーディションに応募するのとは訳が違う。

自分が持つスペースの交流の中で、ある程度ローカルルール的なものは出来てくるかもしれない。そんな周りの雰囲気が一定の水準を求めているような所では、闇雲に公開なんてするもんじゃない。

でも、そうじゃない…ある程度ゆる〜い感じの場所に自分のスペースを持っているんなら、今の自分の身の丈でええやん、と思う。

インターネットの可能性

インターネットって、何が凄い!って、本当に距離を超えて様々な人と袖すり合わせることが出来るってこと。

だから、自分の身の丈を公開することで、確かにネガティブな印象を持たれることもある。中にはそれをわざわざ言葉にする人も時々いらっしゃったりする。

ところが、逆に、自分が苦手だとする事をシレッとこなしちゃう羨ましい人が見に来てくれる可能性もゼロではなくなる。

そんな自分の持っていないものを持っている人が、公開したファイルをコソッとダウンロードして、ココはなぁ…なんて思っていた箇所を修正して再アップしれくれるかもしれない。

インターネットって、そんな可能性も秘めた素敵な場所なんとちゃうかな?なんて思う。

今回の話の発端

先日、割りとお世話になっているiOSアプリのKorgGadgetがアップデートを発表した。

アップデートの詳細はくらんけ✈KORG Gadgetブログ‏ @Gadget_Junkiesさんが解りやすくご紹介いただいていますのでそちらをご覧ください。
3つの新ガジェットやNKS対応、Allihoopaとの連携強化も。KORG Gadget Ver3.5.0リリース! | Gadget-Junkies.net

で、このアップデートでKorgGadgetとallihoopaというサイトが更に連携を強めた。

おっと、あやみさんもallihoopaに特化してご紹介されておられました。
【KORG Gadget】バージョンアップ KORG Gadget for Mac 1.5 | for iOS 3.5【Allihoopa】

その強まった連携のお陰で、KorgGadgetのプロジェクトファイルといえばいいのかな、使用した各ガジェットのセッティングからMIDIデータまでをパッケージしたソングデータファイル全体を丸々アップロード、そしてそのファイルを訪れた他の方がダウンロードして、手元のKorgGadgetで再現できてしまう。

そんな事ができるようになった。それもSNSの中で。

そんな事が起こったものだから、普段優しくしてくださる皆様で盛り上がったわけ。

サンプリング系のガジェットはどうなん?

オーディオデータも送れるん?

結果、どうやらMIDIデータを扱うガジェット限定の連携だったみたいなんですが、まぁ、オーディオデータやサンプリングデータのやり取りに関しては@beatnicsterさんの質問を発端に、あやみさんを中心にしてひとつの手法が見えてきておりますので、そちらを併用することで本格的にプロジェクトファイル丸々をやり取りできなくもない状態になっていた。

その時のやりとりがドキュメンタリーちっくにツイッターにまとめられていましたのでご参考まで。
他人のKORG Gadgetに自分が作った音色をあげる方法

つまり、iOS端末をパソコンに繋いでiTunes経由で引っこ抜き、圧縮してメールで送信するからallihoopaの制限に引っかかることなくプロジェクトファイルをやり取りできるって寸法。

受け取ったファイルは解凍した後、同様にiTunes経由でiOS端末に送ってやると再現できるはず。

Mac版KorgGadgetならスムーズにやり取りが出来るのかな?わたくしMac版は持っておりませんので未確認。ついでに白状しますとiPad miniのバックアップもパソコンで取っておりません(ストレージがしょぼすぎて…)のでこの方法自体を未確認です。

ご利用は自己責任でお願い致します。

そんな盛り上がりの後、くらんけ✈KORG Gadgetブログ‏ @Gadget_Junkiesさんが、早速プロジェクトファイルごと新曲をアップ。

ほのぼのとしたとてもいい曲。
Mint Blue Moon|Gadget_Junkies(Allihoopaが閉鎖されたためリンク削除)

聴いていただければお判りいただけますが、ギターチックな音色も混在。それも割りとシンプルなフレーズ。

そういえば、プロジェクトファイルごとダウンロード出来るんなら、フレーズの音階は一目瞭然。そこに気づいたわたくしは即ダウンロード。手持ちのKorgGadgetに入れてみました。

すると、やはり想像通りフレーズは丸見え。

ギターパートに関してはルート+五度+オクターブのコードを中心にしたフレーズでした。

早速ワンブロックをコピー…

ところが次のブロックで転調…マジかw

やはりくらんけさん、一筋縄にはいきません。

KorgGadgetの画面からギターの指板へと音を紐解いて、なんとかワンコーラス終わったのはファイルをダウンロードしてから一週間近く経っていた。この調子だと2〜3週間…下手すると年明けか?

それでは盛り上がりも廃ってしまい面白みに欠ける…ってことで、ワンコーラスだけにファイルを整理してMix。アップロードすることに。

その結果がこちら。
Mint Blue Moon + guitar(Allihoopaが閉鎖されたためリンク削除)

完成した後は早々にallihoopaへアップしましたが、元々の曲はくらんけさんのもの。著作権などと言うと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、そこは重要。売り物ではないとしても尊重すべき。

幸いわたくしのallihoopaアカウントなんぞ、誰もやって来ませんから今のうちにくらんけさんにだけご報告。

すると翌日にはくらんけさんのツイッターで告知していただけることに。

そして、ここでやっと今回のお話の発端(笑)…遅いってねw

告知いただけたつぶやきの後に、いつも優しくしていただいているMorry-P(ボカロP/ベース弾き)‏ @morrydtmさんからこんなつぶやきが。

「いいんです!」と思う。

確かに、今回のくらんけさんの曲は構成もしっかり組まれているので完成した楽曲と捉えられる。

だけど、くらんけさんの曲って、ギター…こんなに歪んでてええんかな?と思ったわけ。で、たまたま入手していたサウンドデザイナーの今月号に「90’s渋谷系」考察…なんて特集があった。こういった路線、嫌いやないんちゃう?と思って、その時までは飛ばして読んでいた(笑)
SOUND DESIGNER (サウンドデザイナー) 2017年12月号
(画像はFujisan.jpへAdLink)
慌ててその特集をガン見。

そしたらこのジャンルの特徴にワウギターが目についた。

じゃあ…ってことで、はじめは軽い歪のカッティングにワウをかけちゃえ!っとなった。

で、やっぱり元曲でもギターはガンガンに歪んでいたし、わたくしも大好きやし(笑)ってことで次のセクションからはわたくし好みの歪で元のフレーズを参考にして収録。

こういった流れでワンコーラスがなんとか完成。

でもこの調子だと、くらんけさん「もう次の曲発表しちゃうやん!」ってことでワンコーラスだけのアップとなりました。

Morry-Pさんがおっしゃって下さったように、ワンコーラス程度でもいいと思う。

これがわたくしの「身の丈」ってこと。

だけど、この段階ででも公開することで、誰か他のギタリストが「そうするんやったらこないしたらええのに…」なんて更に手を加えてくださったりするかもしれない。

「…かもしれない」だけど、公開してなければ「かもしれない」も起こり得ない。

だから一段落してひとまとまりしたら、もう公開しちゃえばいい。

公開しちゃえば、自分の「身の丈」を知ってもらえることになるから、周りの受け答えも本来の自分にあったものに変わっていく。ただ言葉を並べるだけのやり取りだと、頭にある言葉でいくらでも着飾ることが出来る。着飾ることができちゃうもんだから、自分の「身の丈」以上に背伸びしちゃって、だんだんしんどくなって、やがてSNSをやめちゃう…なんてことにつながるかもしれない。

何かを創作していて、その分野のつながりを持つのなら、自分の身の丈を客観的に伝えるのは自分の作品を公開するのが手っ取り早い。

そしてその身の丈を伝えることで、自分とは次元の違う人は遠ざかり、自分とやり取りしてみたいな…と感じてくれた人は近づきやすくなる。

自分の得意を見せることで、誰かが助けを求めてくれるかもしれない。

自分の苦手を見せることで、誰かが手を差し伸べてくれるかもしれない。

昨今、SNSの残念な出会いが取り沙汰されているけど、本当はこんな素敵な出会いの場なんだと思う。

そんな素敵な場所をうまく引き寄せるには、さっさと自分自身をさらけ出したほうがいい。ツイッターに限って言えば匿名で利用できるんだし、最悪アカウントを消してしまえば恥もかき捨てられるってもの。

匿名だからって何でもかんでも好き放題いっていると、その積み重ねがやがてそのアカウントのアイデンティティとなり、つながりや交流にも影響しちゃう。匿名で自分自身を隠せるからこそ、一定の礼節は保ちつつ自分自身を少しづつさらけ出してみる。

意外と受け入れてくれる人がいたりするんとちゃうかな。

もちろんちょっかいかけてくるアカウントもいるだろうけど、便利なものでブロックできたりするんだから(笑)
『論語』には載っていないらしく、孔子の言葉ではないらしいけど「君子危うきに近寄らず」っていうやん。ほっとけばいい。

まとめ

相変わらずダラダラと長文になってしまいました。ここまでご覧いただきましてありがとうございます。

実は以前にですね、とあるローカルシンガーさんのウェブサイトをお手伝いさせて頂く機会に恵まれていたことがあるんです。で、その延長線のつもりで、販売されている楽曲のショートバージョンを作ったわけです。ラジオのスポットで流せる15秒サイズとか、サイトに貼り付けるときにサビから聴いてもらい、その後、ここも聴いて欲しい!ってところを切り貼りして30〜40秒くらいにまとめました。

そしたら、えらく怒られちゃいましてw

いや、当時は笑い事ではなかったんですけどね。

メンバー全員が必死に作った大切な宝物を何切り刻んどるんじゃい!…とえらく怒られちゃいました。こちらの言い分を聞くことなく。

聞いてもらえないんだからこちらが折れるしかないです。やがて、その人の沸点が判らなくなってきたため距離を置くようになり、今では全く交流もなくなってしまいました。

まぁ、しゃあない。
大切な宝物を傷付けられる気持ちも解らなくない。

今回のように、改変覚悟のプロジェクトファイル丸ごとアップロードとは条件が違いましたし。

でも短いサイズが必要な場面もあるんよね。

そんな一件がありましたので、他人様の作品についての取り扱いは慎重になれましたし、いい経験となりました。

いや、そうじゃない、これじゃ今回のお話のまとめにならんw

脱線したお話にもありましたが、売り物を作っておられるアーティストさんでさえ、テレビやラジオ、その他の媒体を使って作品の宣伝が必要。そんな世の中の仕組みにあって、まだ世に知られていないいちアマチュアミュージシャンの作品がいきなり頭からケツまで一曲聴いてもらえることも少ないでしょう。

だからね、短くていいのよ。

作っている本人がいい!と思って付け足したイントロやその前のSEなんて、あなたの芸風を知らない人からすると退屈に思われちゃったりするかもしれない。せっかくその後にめっちゃいいメロディが待っていたとしても。

なのである程度、聴き心地よく体裁を整える必要はあるけど、サイズは気にすることないと思う。

わたくし自身まだ実践出来ていませんが、なんならリフ一個をひたすら繰り返して2〜30秒くらいにまとめてどんどん公開してやろう!なんてたくらんでおりました。そんなんでも伝わる人には伝わるはず。で、もっと聴かせろ!って言ってもらえたらメロディ乗せたり展開させたりすればいい。

最近の成功事例としては足立 佳奈さんがいる。
ウェブサイトはこちら
adachikana.com

彼女は、15秒オリジナル動画というつぶやきをやっておられるらしく、その中で発表された「キムチの歌」は話題になったのだとか。オリジナルの動画が見つけられませんでしたので興味のある方は検索してみてくださいw
「キムチ!」って言った後の顔が笑顔になってるよ!って歌でした。

割りとラフに歌う弾き語りの歌、そんな動画から注目をあつめることも出来る。

あまり難しく考えすぎると、いつまでも作品を公開できないままおっさん(おばちゃん)になってまうよ。

ネットはね、コラボレーション出来る相手と出会う場でもあるんとちゃうやろか。

そう思うわけです。

ほら、悪い例がここ(わたくしのことねw)におる(笑)

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