IK Multimedia社のフィジカルモデリングベース音源「MODO BASS」より、ベースモデル「’70s J-BASS」の音色をご紹介。
どうにかやっと14本中の3本目w
それでは早速行ってみましょう!
【MODO BASS】’70s J-Bass
70年代製フェンダー・ジャズベースをモデリングしたと思われる「’70s J-Bass」も、これまで同様フィンガーピッキング・ピック弾き・スラップ奏法でご確認いただこうと思います。
ジャズベースそものもに興味を持たれた方はベース博士のページが解りやすく整理されていたのでご参考まで。
→ フェンダー・ジャズベースの選び方/各年代毎のモデル【ベース博士】
デモ1〜指弾き〜
今回は’70s J-BASSをピックアップ。
まずはフィンガーピッキングのオルタネイトを選択。
レギュラーチューニングで弦高は高くもなく低くもないスタンダード。
弦はラウンドワウンドのミディアムで、AGEはちょいと弾き込んだくらい…と思われる「Broken in」。
ピックアップはリア・フロント共にフル10でミックスしています。トーンとボリュームも共にフル10。
エフェクターは4つ見えていますがコンプレッサーだけがアクティブで、パラメータはコンプ=1.8、ボリューム=8.0。
アンプは石のアンプで、セッティングは例のごとく画像が別窓拡大表示できますのでそちらをご参照下さいw
以上のセッティングで演奏させたのがこちらの音源。(テンポ=167)
4弦開放のE、4弦5フレットのA、3弦開放のAを弾いたものを繰り返しています。
今回も注目して聴いていただきたいのが、ベロシティは均一に演奏させている…って事。
音量の強弱は付きませんが、トーンに変化が含まれていることで、ワリと自然な感じに聞こえると思います。
’60s P-Bassのフィンガーピッキングと比べてみましょう。
デモ2〜ピック弾き〜
続いて、ベースやアンプのセッティングはそのままに、ピックを使ったプレイで音源をご用意。
例によってプレイスタイルをピック弾きのオルタネイトに変更した以外はそのままです。
オルタネイトピッキングによるプレイがこちら。
’60s P-Bassのオルタネイトピッキングと比べてみましょう。
続いてダウンピッキングのみでプレイしたものがこちら。
こちらも’60s P-Bassのダウンピッキングと比べてみますか。
「’60s P-Bass」「’70s J-Bass」どちらの場合も、ダウンピッキングによる力強さみたいな雰囲気を感じ取れると思います。オルタネイトピッキングの方が、8分音符の連打の時にいい感じにトーンがバラけてくれる。これだけ聴き分けがつけばピッキングのタイプも好みに応じて振り分ける値打ちありかと。
デモ3〜スラップ奏法〜
続いてスラップ奏法による音源をどうぞ。(テンポ=107)
スラップ奏法もこれまで同様のフレーズを弾かせています。(やっぱりかっこ悪いw)
これも’60 P-Bassと比べておきましょうか。
「’60 P-Bass」「’70 J-Bass」どちらも、こんなフレーズを打ち込んでいます。
(クリックで別窓拡大表示出来ます)
真ん中と最後(画像では右端1小節)にEメジャースケールを駆け上がるところでは、ハンマリングとスライドを交えてやっています。
まとめ
今回も、これまで同様音源はすべて、MODO BASSから出てきた音、そのまま。エフェクターは一切使っていません。
ここまで3本のフェンダーベースを聴き比べてきましたが、同じ様な形をしていてもそれぞれに音色の違いがある…ということがお判りいただけたのではないでしょうか?
まだまだあと11本の聴き比べがありますので、お楽しみに!
でわでわ