IK Multimedia社のフィジカルモデリングベース音源「MODO BASS」より、ベースモデル「Devil BASS」の音色をご紹介。
ギターで言うところのSGタイプのベース。これまでの4本がフェンダーで、これはおそらくギブソンでしょうから、音色の変化に注目したいところ。
それでは5本目w行ってみましょう!
【MODO BASS】Devil Bass
ここへきていよいよフェンダー以外のブランド登場です。
ベース博士さんとこのサイトによりますと、元々はEB-3というギブソンベースシリーズのひとつとして登場したようです。現在はショートスケールのSGベースがギブソンより、ロングスケールのEB-3がエピフォンから発売されているらしい。
詳しくはベース博士さんとこのサイトをどうぞ。
→ ギブソンSGベースについて【ベース博士】
プレイスタイルはフィンガーのオルタネイトから。
4本弦のレギュラーチューニングで、弦高はスタンダード。
ラウンドワウンド弦のミディアムを、やや弾き込んだ感じの「Broken in」でプレイ。
画像から判断するに、このピックアップはハムバッカーサイズのシングルコイルかな?
およそ24フレット辺りの位置に鎮座。エレキギターのフロントピックアップにもこの位置が多い。
やや弦が短い…という物理的な不利を24フレット辺り(4倍音のハーモニクスポイント)で音を拾うことで太い音色にしてやろう…という算段でしょうか。
エフェクターはここでコンプレッサーのみがアクティブ。
パラメータはコンプ=1.8、ボリューム=8.0。
アンプもコンデンサタイプのもので、セッティングは画像からお願いします(別窓拡大表示出来ます)
以上のセッティングで演奏させたのがこちらの音源。(テンポ=167)
4弦開放のE、4弦5フレットのA、3弦開放のAを弾いたものを繰り返しています。
今回もこれまで同様、ベロシティは均一に演奏させている。
音量による強弱はついていませんが、トーンによる変化が伴っていますので、サンプル数の少ないサンプリング音源に見られる(聴かれる)同じ音の繰り返しにはなっていません。
’60s P-Bassのフィンガーピッキングと比べてみましょう。
デモ2〜ピック弾き〜
引き続き、ベースやアンプのセッティングはそのままに、ピックを使ったプレイで音源をご用意。
プレイスタイルのみフィンガーピッキングのオルタネイトに変更。その他のセッティングは触っていません。
オルタネイトピッキングによるプレイがこちら。
’60s P-Bassのオルタネイトピッキングと比べてみましょう。
続いてダウンピッキングのみでプレイしたものがこちら。
こちらも’60s P-Bassのダウンピッキングと聴き比べ。
デモ3〜スラップ奏法〜
最後にスラップ奏法による音源をどうぞ。(テンポ=107)
スラップ奏法もこれまで同様、スラップ様に用意したフレーズを弾かせています。(やっぱりかっこ悪いw)
24フレットの位置にピックアップがあることで、スラップ奏法には不利なピックアップの位置かな?なんて思いましたが、この感じならEQやコンプやらのセッティングでカッコよくできそうですかね?(スラップ・ベースをあまり聴かないし自分でも出来ないのでよく判りませんw)
これも’60 P-Bassと比べておきましょうか。
どちらも、こんなフレーズを打ち込んでいます。
(クリックで別窓拡大表示出来ます)
真ん中と最後(画像では右端1小節)にEメジャースケールを駆け上がるところでは、ハンマリングとスライドを交えてやっています。
まとめ
今回も、これまで同様音源はすべて、MODO BASSから出てきた音、そのまま。エフェクターは一切使っていません。
フェンダーのベースと比べ、ボディーの材や形状が変わったことで、もう少し音色に変化があるのかな?と思いましたが、思いの外、エレキベースの音。当たり前かw
ベースを弾き込んでおられる方のご意見が気になるところではあります。
エフェクターであれこれいじくり回すよりも、こうやってタイプの違うベースに置き換えてやることで、ガラッと雰囲気を変えてくれそうな予感は感じられるのではないでしょうか。
でわでわ