ビートルズ「ホワイトアルバム」の発売50週年を記念したボックス・セットの発売日が近づいている。今更ビートルズ?今だからビートルズ!
正直なところ、ビートルズをあまり聴いてこなかった自分がこんなカタチで取り上げさせていただくのは気がひけるのですが、よろしかったらお付き合いください。
『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』50周年記念エディション概要
今回発売が予定されている50週年記念エディションは4パターン(+記念グッズ…Tシャツやカバンに加えRubber Soul や Let It Be のジグソーパズルも同時発売)。
→ ザ・ビートルズ『ホワイト・アルバム』50周年記念アルバム発売記念公式Tシャツとトート、予約スタート!
音源の方は…といいますと、国内盤はこの3種類。
・ザ・ビートルズ / ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)<スーパー・デラックス・エディション>【CD】【SHM-CD】【+Blu-ray】
・ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)<3CDデラックス・エディション>【CD】【SHM-CD】
・ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)<4LPデラックス・エディション>【アナログ】
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国内盤では4枚組しか予定のないアナログ盤も、UNIVERSAL MUSIC運営のビートルズストアでは2枚組を含め、計8種類のラインナップ!
→ 発売日 × アルバムの検索結果 | THE BEATLES STORE
これ、国内盤の3種類と同じ内容で輸入盤があって、これで6種類。残りの2種類が2枚組アナログ盤の「輸入品」と「直輸入品」…この違いはよく判りませんw(値段は違う)。よく見ると直輸入盤の方には*英文ライナー翻訳付*日本盤のみ復刻帯/解説・歌詞対訳付
なんて書いてある。直輸入盤なのに?やっぱりよく判りませんのでお買い上げの際は自己責任でお願いいたします。
『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』50周年記念エディション解説動画(日本語字幕付き)
『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』50周年記念エディション解説動画(日本語字幕付き)|YouTube
こんな動画みちゃったらたまらん欲しくなるw
2017年にアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」50周年記念エディションのリミックスも担当されたプロデューサーのジャイルズ・マーティンさんとミキシング・エンジニアのサム・オケルさんが、動画の中であれこれお話されておりますが、今回もオリジナルのアナログ・マルチ・テープから新たに作り直された“2018年ステレオ・ミックス”が収録されている。
動画の2:40辺りから機材の解説が始まる。
ホワイトアルバムのミキシングコンソールは?
フェアチャイルドやアルテックのコンプレッサーから始まり、ミキシングコンソールは60年代当時から使われていたものと同じ真空管を積んだEMIの卓っぽい。
そういえば最近WavesからAbbey Road TG Mastering Chain Plugin
なんてのが発表されていましたよ。もしかして、これ、ホワイトアルバムのこのエディションにあわせてきたのかな?と思いましたが、どうやらホワイトアルバムで使用(今回のリミックスも含め当時も)されていたのは別のものっぽいです。
アンブレラカンパニーさんのサイトで1968年の11月にはロンドンのアビィロード・スタジオにTG12345コンソールが2台設置されました
という記述が見つかりましたよ。
これにWikipediaのホワイトアルバムのページにあるこのレコーディングの途中から8トラック・レコーダーが導入されたことにより…
という記述との兼ね合いでどうやらTG12345が使われていたっぽい…という感じです。(ホントか!?)
→ Abbey Road EMI TG12345 Channel Strip Plugin | Waves
ということで、Wavesの新プラグイン「Abbey Road TG Mastering Chain Plugin」のモデルとなった「EMI TG12410 Transfer Console」はその販売ページに記されている通り1970年代になってからの導入…とのツジツマもあいました(笑)。とはいえ、これはこれでエド・シーランさんの「+」で使われてるらしいんですよね。その辺はちょっと気になる。あ、でも、自分の曲に個の音が必要か?っていうとそうでもないので今回は見送りますよ(負け惜しみやないでw)。
話がそれてしまいましたw
閑話休題。
『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』50周年記念エディション詳細
さて、肝心の中身です。国内盤のスーパー・デラックス・エディションと3CDデラックス・エディションに触れておきます。
このどちらも1〜3枚目の内容は同じっぽい。
1〜2枚目は、元々のホワイトアルバムと同じ曲順でリミックスされた内容。
3枚目には1996年の『アンソロジー 3』にも含まれていた「イーシャー・デモ」と呼ばれるデモ音源が今回は27曲収録されているようです。ジョージ・ハリソンの自宅にメンバーが集まり、ホワイトアルバム収録曲をアコースティックセッションしたのだとか。1968年5月のことらしいです。
4〜6枚目には、イーシャーデモ以降に開始されたセッションで録音されたアウトテイクが50曲も収録。その中には、シングルとして発表された「ヘイ・ジュード」「レボリューション」、未発表曲の「ノット・ギルティ」「ホワッツ・ザ・ニュー・メリー・ジェーン」。他にも「キャン・ユー・テイク・ミー・バック?」、「ブルー・ムーン」や「ベイビー、アイ・ドント・ケア」といったカヴァー曲のジャム・セッションや、「レット・イット・ビー」のリハーサル・テイクも含まれており、1968年2月にさかのぼって「レディ・マドンナ」「ジ・インナー・ライト」「アクロス・ザ・ユニヴァース」までも収録。
これは聴き応えありそうです。
Blu-rayオーディオには、アルバム本編の2018年ステレオ・ミックス。新たにオリジナル・アナログ・テープからダイレクト・トランスファーしたモノ・ミックスのそれぞれハイレゾ音源。そして5.1chサラウンド・ミックスのDTS-HDマスターオーディオとドルビーTrueHDが収録されている。
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』発売50周年記念盤では映像が含まれておりましたが、今回はお預け(笑)
ムック本も出るぽい
『THE BEATLES(ホワイト・アルバム)』50周年記念エディション発売に合わせてムック本もシンコーミュージックから出るようです。
(ムック本の発売日は2018/10/30)
50年目に聴き直す『ホワイト・アルバム』深掘り鑑賞ガイド (シンコー・ミュージックMOOK)
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アルバム1組で144ページもの本が書けちゃうのですからスゴイ!。著名人の「オレにも言わせろ!」的なページはもちろんとして、全30曲個別レビューとか気になる。
あと「コード進行&構成解説 独特な味わいを持つ楽曲の秘密」なんて章もあるようで、どんな分析がされているのか?興味津々。
以外にメンバーによる言葉は「ポールとジョージが語る『ホワイト・アルバム』(米ラジオ番組出演時のコメント)」くらいしかないみたい。これは仕方ないか。
まとめ
ビートルズの曲はほぼベスト盤程度しか聴いてこなかったくせに、なぜだかこのアルバムはとても興味がある。まともに知っている!と言える曲は「Back in the U,S,S,R」「Ob-La-Di,Ob-La-Da」「While My Guitar Gently Weeps」「Blackbird」「Helter Skelter」くらいのもの。30曲もあるのに。お恥ずかしい…
ちなみに今、すでに持っている「ホワイトアルバム」を聴きながらこのエントリーをしたためています(笑)。ちなみに今の曲は「Don’t Pass Me By」。数回程度しか聴いたことありませんので、特にコメントはなし(笑)。
こんな程度ですからスーパー・デラックス・エディション【CD】【SHM-CD】【+Blu-ray】にいくか悩んでおりますw
いや、ホント、約2万…どうしようw
とりあえずムック本は発注済です。
でわでわ
P.S.
一応「Blackbird」のギターは練習中なのですが、いくら練習しても人前で弾ける気がしない(笑)