世界3位を目指すニュー・エキサイト・オンナバンド「CHAI」「コンプレックスはアートなり!」「NEOカワイイバンド」「SpotifyU.K.チャートTOP50入り」「SXSW出演と初の全米8都市ツアー敢行」「FUJI ROCK FESTIVAL ’17>(フジロック2017)のROOKIE A GO-GOで超満員」などなど目を引く言葉がこのバンドのまわりを飛び回っております。
果たして「CHAI」とは?
CHAI – チャイとの出会い
サウンド・デザイナーの2018年1月号のMIX特集の中で取り上げられていた「54ページ総力特集
ヒット曲のテクニックがすぐにマネできる! MIXの本」のコーナーで取り上げられていた楽曲にCHAIの「N.E.O」が含まれていた。
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この曲はとあるコンビニに訪れた際、訪れる時間が偏っていたせいか、よく耳にすることになって気になっていた。
特徴のある歌声と、この曲調。
公式の動画がYOUTUBEにありましたので置いておきます。
CHAI『N.E.O.』Official Music Video
初めてこの曲に気付いた時からレッド・ツェッペリンの「Immigrant Song – 移民の歌」を思い浮かべてしまいました。
現代版、女性版「Immigrant Song」
わたくしの見識がまだまだ浅いかもしれません故「いやいや、それはちゃうやろw」というご意見もあるでしょう(笑)
まぁ、なんにせよ耳に残ったものですし、サウンドデザイナーにもMIXの話が載っているということで、これはキチンと音源を聴かなイカンな…と。
で、最近ようやくアルバム「PINK」を入手。
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アルバム「PINK」の印象
コンビニの店内放送ではピンと来ませんでしたが、このCD…全体的にかなりの膨満感(笑)
(ちなみにこちら↑が「N.E.O」の波形…見事な海苔波形)
(こちら↑は比較的アレンジがシンプルな「sayonara complex」)
それぞれの曲がシンプルなアレンジのため、楽器や声の隙間を埋めるべく持ち上げたのかな?
このへんについてはサウンドデザイナーをじっくり読み返してみますw
その後、確認をいたしましたらインタビュー冒頭の見出しにシンプルなアレンジだから厚みを出すための工夫を随所にした(サウンドデザイナー2018年1月号21ページより)
とありました。(即日加筆)
このアルバム「PINK」を手に入れるちょっと前に「とーくばっく」という自主制作の本で、デジタルレコーディングの専門用語をおさらいしたり、ミックス・マスタリングの最近の動向を学んだ矢先にこの音源…
惑わせてくれます(笑)
しかし、音圧以外の部分でもとても気になるところがあり、Vo.マナさん、カナさん(このお二人は双子らしく声は似通っていると思われる)の声に対する加工も思い切ったものばかり。また、お二人の声に対するお化粧のノリがいいのなんのって、様々な声色を聴かせてくれる。少々粗目のペーパーでヤスリがけをしたような加工にもしっかりフィット。いい!
また、マナさんは英語の発音も達者でいらっしゃるので、声のマイクノリがいいのかもしれません。イントネーションというか声色といいますか、発声のバラエティーがとても豊富。
特徴的でマイクノリの良い声の持ち主…ズルいw
ちょっと古いところから引っ張り出しますがRATTのスティーヴン・パーシーやモトリー・クルーのヴィンス・ニール、オジー・オズボーン辺りは特徴のある声で、そのインパクトはズルいなぁ…と思っておりました。
バンド「CHAI」の印象
後ほどご紹介を段取りしている某番組の中でインタビューされておりましたが、メンバー各々が「ぶちゃいく」を自覚されておられる潔さ。
もう、この潔さが楽曲にこれでもか!というほどに盛り込まれている。
で、その楽曲を四人のメンバーが彩りを添える。
Vo.Key – マナ
Vo.Gt. – カナ
Ba.Cho. – ユウキ
Dr. Cho.- ユナ
http://chai-band.com/biography
バンドを結成するまでに溜め込んでいた悶々としたものを、ついにここで爆発させた様な破壊力。YOUTUBEで探せばライブの動画なども見つかりますが、ステージもアイデア満載で初見のオーディエンスを上手に「CHAI」ワールドに引き込んでいる。
メディアにゴリ押しされている「The・カワイイ」に反旗を翻した意味ではロック魂をこっそり育んでこられたといえそう。
ただ、楽曲の幅、バンドのカテゴライズは一筋縄ではいかなそうw
ウェブサイトにもある「NEO – ニュー・エキサイト・オンナバンド」ということにしておきます。
CHAIがジロッケンに出演
毎週土曜日22:30〜23:00テレビ神奈川で放送されているらしい「次世代ロック研究所」略してジロッケンでCHAIが取り上げられておりました。
わたくしmogは関西在住なので放送では見ておりませんが、どうやら番組で公式にYOUTUBEにチャンネルを開設されているようですので、CHAIの動画を置いておきます。
まとめ
決して「オンナ」を売り物にするわけでもなく、またアレンジも隙間だらけ…とはいえ、楽曲それぞれがアイデアに溢れ、等身大の自分たちを表に出したこのバンド「CHAI」が日本で話題になろうとしているのは、なんだかとても嬉しくなってくる。
一際注目を集める用になったキッカケとして、SpotifyU.K.でのチャートTOP50入りが大きいでしょうから、結局海外で話題になってるらしい…という評判に振り回された感は否めません。どうせなら、日本国内だけでも話題になってくれる業界といいましょうか、情報を共有出来る空間というか、そんな何かが育ってくれるといいな。
でも、あれだな、そういった新しい情報を提供してくれるメディアは大きくなればなるほど何でも「いいよ!」って紹介しちゃうようになるんよねw
それでも、そこから自分は「これが好き!」って選べる選球眼みたいなのをより多くの人が持ってくれるようになればいいのかな。
そう、みんながもっと音楽を好きになってくれればええんやん!…なんて思ってしまいましたw
そして、CHAIがもうちょっと、まだ自覚していない音楽好きを目覚めさしてくれるんとちゃうかな?と。