Audio Assault社の「Grind Machine II」というアンプシミュレータを手に入れました。
期限はわからないのですが、これを書いている時点ではまだセールをやっているようなので、とりあえずプリセットの音色を載せておきます。
セールが終わっちゃってもそこそこの価格帯の商品ですから、どうしようかな?と思われている方の参考になればいいな。
Grind Machine II とは
Grind Machine II とは、Audio Assault社が出したアンプシミュレータ。
ハイゲインアンプのフレーバーを再現したプリアンプとキャビネットIRを組み合わせることで過激で生々しいサウンドを見つけ出せる…のだとか。
プリセット音色の収録環境
DAWはStdioOne3.5。
_処理精度:64bit
_サンプルレート:44.1kHz
_ビットデプス:32bit float
MacBookPro High Sierra 10.13.3
オーディオI/F:Forcusrite Scarlett Solo G2
ギター:なんちゃってストラトキャスター
_P.U.:Dimarzio HS-3
出力ファイル形式:mp3
_ビットレート:256kB/s
_サンプルレート:44.1kHz
トラック構成はこんな感じ
左右にギター「Grind Machine II」を一本ずつとドラムトラックのみ。ベースはなし。
ギターのソースは同じものでプリアンプのプリセットだけを差替えて出力していますので、全ての音源は同じフレーズで、同じところでリズムがよれています(笑)
プラグインも余計なものは不使用。ありのままをどうぞ。
(加筆2018/2/11)
…と、その前に素の音を聴いて「やっぱり安物はちゃちいな」なんて思われるのもアレなので、最初にある程度の加工も加えたマシマシ音源を置いておきます。アンプシミュレータの音色の話題の時、あれじゃない…これじゃない…なんて言っている人の中には、マスタリング後の音色を比較対象にアンプの音を語っている人も少なくないようで、「アンプの音」=「CDなどの音源の音」ではない事を知っておいてほしいな。
というわけで、
プリアンプ「Raptot」+キャビネットIR「The Modern 412」の組み合わせ(プリセット比較の一番最後に出てくる組み合わせ)で、五度刻みを左右にダブリングしてカッティングもどきのプリアンプを「BASSMASTER」にしてセンターに置いたミックスになっています。
一応一応じゃなくてホントに音量にご注意下さい。他の音源に比べて非常に大きい音です。
この後のプリセット比較音源は五度刻みとカッティングもどきを左右にそれぞれ1トラックずつで振り分けています。
プリセット比較音源は音量控えめになっていると思いますので、お好みの音量に合わせてお楽しみ下さい。
(加筆ここまで)
「Grind Machine II」プリセット音色試聴
プリアンプとキャビネットIRのプリセットがそれぞれこんな感じで用意されています。
これら全ての組み合わせを収録していくととんでもなく手間暇を取られますので、ここではキャビネットIRをこちらで勝手に決めさせていただきまして、プリアンプのみ切り替えて紹介して参ります。
BASSMASTER
マーシャルJTM-45に影響を与えたとされる60年代の伝説のベースアンプをモデリングしたというこのBASSMASTERは、比較的クリーンサウンドに近かったので、このプリアンプでキャビネットIRの比較をしました。
上の画像では違うプリセットにチェックがついていますが、ここ以降「The Modern 412」を使用していきます。
PVGL Fire
メーカーサイトによりますと、ドイツとアメリカのハイゲインアンプのいいとこ取りをしたハイブリッド…とのこと。
「PVGL FIRE」+「The Modern 412」
BRT 880
ロック・ロイヤリティの何ものでもないと考えられるアンプをベース
にしたのだとか…ロックへの忠誠って事かな?800ならイメージ湧いたのにな。
「PVGL Fire」+「The Modern 412」
The Sonic
泥を遠ざける高いヘッドルームで知られているドイツの人気アンプからインスピレーションを得ています!
…って、解らんw
「The Sonic」+「The Modern 412」
BUTTERTON
極力、音色に加工が施されないよう、リミッターさへもかけていなかったことがここへ来て災いしました(笑)
クリッピングが起きたのでマスターフェーダーを1.3dB下げてやり直ししましたよw
メーカーサイトによりますとオリジナルの高ゲイン・プリアンプで、ミックスに必要なバターミッドレンジを実現
とのこと。バターのように濃厚なミッドレンジって事かな?
「BUTTERTON」+「The Modern 412」
UV35
今度の「UV35」も0.6dBクリッピングしてしまいましたので、マスターフェーダーを0.7dB下げました。
するとどうでしょうw更に0.1dB上回ったと表示がw
このクリッピングがこの後、もう一度0.1dBで起こりましたので、トータル0.8dBのクリッピングが起こったことに。結局0.9dB下げて出力しました。
ドイツのアンプでface melting tones!(顔の溶解音)を出すアンプって何?w
「UV35」+「The Modern 412」
Mod 37
Mod 37もクリッピングを起こしました。
マスターフェーダーを0.4dB下げています。
メーカーサイトに書かれている「#34 mod」とか検索してみましたが、それらしい情報はなし。知っておられる方は知っておられるディープなネタなんですかね?それともスラングか?
「Mod 37」+「The Modern 412」
The Knife
ナイフのようにカットすることができるトーンを持つ元のデザインの高ゲインプリアンプ…またはマチェッテです!
ってメーカーサイトにかかれてあるけど、つまりは映画マチェーテでダニー・トレホが振り回していたナイフ(剣?)の切れ味を持つサウンド!って事かな?
「The Knife」+「The Modern 412」
Ak-45
ロッキーマウンテンウェイをそのまま地獄の高速道路に追い込むことができる
…って、ここまで来るともう想像つかへんわw
「Ak-45」+「The Modern 412」
Demoniac
メーカーサイトには偉大なフランスのハイオクタンアンプ
…ってあるけど、「ギターアンプ フランス」で検索してもギターやエフェクターしか見つからんかった。何かあったっけかなぁ?
「Demoniac」+「The Modern 412」
Lil Monster
錬金術師と狂った科学者の副産物
…って、まだまだ飛ばしてきますねw
「Lil Monster」+「The Modern 412」
Triceratop
このTriceratopもクリッピングが起こりました。
マスターフェーダーを0.3dB下げて出力しています。
90210
Acutronix
Raptot
「Raptot」+「The Modern 412」
(加筆2018/2/11)
この↑音源に五度刻みを左右に振り分け、カッティングもどきのプリアンプを「BASSMASTER」にしてセンターに配置。
コンプやEQなどをかけてモニョモニョしたものがこちら↓になります。
一応一応じゃなくてホントに音量にご注意下さい。他の音源に比べて非常に大きい音です。
アンプシミュレータの音を元に、楽曲全体の音に馴染むよう、結構後から加工されたりすることはよくあることだと思います。アンプシミュレータの音だけを聴くと、音源の音と同じ音ではなかったりするのは予め頭の片隅に置いておいてほしいな。
(加筆ここまで)
まとめ
いかがだったでしょうか?参考になりそうでしょうか?
ギターが下手すぎて判らへんわ!っていうのはナシでお願いしますw
違う奏法がよかった!…とか高音源の単音メロディー弾いてほしかった…っていうのは素直にゴメンナサイです。
なにせ下手っぴを自覚しておりますから、あまり調子に乗って恥の上塗りをしたくなかったのが実情です。
メーカーサイトのデモ動画の音は、完全にマスタリングで膨らませていると思いますので、うちでやったやつの方が参考になるんとちゃうでしょうか。
ギターを録音するよりも、プリアンプを差替えて音声ファイルを作る作業や画像を加工して投稿する作業に思いの外、時間を取られてしまいましたので、各プリアンプのコメントが少々寂しいものになってしまいました。この辺はまたメーカーサイトでも参考にさせていただきまして加筆していこうかと思います。(自分の言葉ではムツカシイですw乏しい語彙力w)
メーカーサイトはこちら
Grind Machine II |Audio Assault