作曲に複雑な音楽理論は不要…なんて意見もありますが、それは感性だけで作曲できてしまうほんの一部の人の事。多くの人は、楽器を使うなり、DAWソフトを使うなりして記録を残すしかありません。そこでどうしても避けられないのが音楽の共通表現。それは楽譜だったりするわけですが、だからといって楽譜の全てが瞬時に理解できなければいけない…というわけではないよね…ってお話です。
自分一人の中で鼻歌作曲をして、それで満足なのであれば本当に理屈なんて不要かもしれない。
しかし、多くの人は多分誰かに聴いてほしいだろうし、誰かに聴かせる目的ではないにしてもいつでも聴ける状態くらいにはしたいところ。そこで利用したくなるのがDAWソフト。オーディオワークステーションタイプのシンセでも構わないのですが、どちらにしてもやはりどうしても必要になってくるのがメロディーの入力。
自分の頭の中にあるメロディーを機械なり他人なりに演奏をしてもらうためには、より正確にそのメロディーを伝えなければならない。その時に必要になってくるのが楽譜のようなメロディーの情報を伝達する手段。
これが、鼻歌をカセットテープ(今どきはmp3レコーダーかw)に吹き込んで、それを自分だけで楽しむ…ってことなら無用の知識ではありますが、これが誰か(何か)に演奏してもらう…ということであれば避けては通れない。
一番大元の基準となるのは楽譜の記述法になるんでしょうね。
汎用性もあるし、多くの人が読み書きできる共通言語として通用すると思う。世界基準で見た時の英語みたいなもんですよね。
とはいえ、いきなり楽譜の読み書きを覚えろって言われても、そんな事出来るわけがない。そもそもそうですか…と出来るくらいなら悩んでこんなページを見ているわけがないわけで(笑)
だけどある程度、楽譜のルールは知っておいた方が断然有利。
有利だけど、まずは基本的なところだけなんとか覚えて、あとは数えながらでも読めれば、楽譜からたくさんのメロディーを読み取ることが出来るし、書けるようになれば多くの人に伝えられるようにもなる。
しかし、楽譜を学ぶために楽譜の教科書を読んでいたのではつまらない。
そこで、先に活用してほしいのがDAWの機能として備わっているピアノロール。
StudioOneのピアノロールがこんな感じです。
左にピアノの鍵盤が描かれていて、音階を指定出来るようになっています。
とはいえ、楽譜やピアノがよく解らなくて困っているのにいきなりこんなややこしそうなものを突き出されても困りますよね(笑)
なのでもうひとつシンプルに触ることの出来るのがこちら。
これは、リズム楽器の時にだけ利用できるピアノロールもどき(笑)
ドラムエディタと呼ぶらしいw
こちらの方が左側に表示されている項目が必要な分だけが表示されるので、把握しやすいやね。
ドラムキットの中でも、使う分だけを選んで表示することが出来る。
また、DAWが変わりますがコルグガジェットのエディット画面も同様にマスを埋めるような感じで音を鳴らすタイムングを指定することが出来る。
もちろんコルグガジェットでもメロディーを奏でる音源を選択すると左側にピアノの鍵盤っぽい表示が現れるのでいつかは観念してこの表示に慣れるしか無い(笑)
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このピアノロールエディタやドラムエディタといった縦軸に楽器の種類もしくは音階が並び、横軸が時間軸として、音を鳴らすタイミングを指定する方法でも、相当の表現を可能にしてくれる。多くの操作を身に着け自在に操れるようになれば、大抵のメロディーやハーモニーはこのエディタから入力して再現することが出来るのだ。
なので、DAW・DTMをやりたい!って人は、どうしてもこのエディット画面に慣れるしか無い。
で、このエディット画面の入力にどうしても必要になってくるのが、楽譜の理解…ということになる。
だって、基本的に楽譜とピアノロールエディタは見た目こそ違和感があるほど違うが、入力していることはだいたい同じことなのだから。
つまり、楽譜をピアノロールエディタに入力するのは、慣れてくればそれ程、違和感なく入力することが出来るようになる。
こんな風に入力するとどんな風に演奏してくれるのか?
じゃ、こんな風に書き加えたらどう変わるのか?
解る人にはなんてことのない画面ですが、解らない人にとってはこの画面の意味から解らないからパニックになる。
しかし、大抵の曲はこの積み重ねで組み上げられているので、ここをしっかりマスターして、これくらいの入力は何のストレスもなく出来るようにならなければいけない。
あ、楽器弾ける人は別ですが(笑)
ここだけは、どうしてもマスターして乗り越えなければならない最初の壁になるかもしれませんから、このページの反応次第ではもうちょっと細かく書いてみようかとも思います。
書かないかもしれませんが(笑)
でわでわ