IK Multimedia社のフィジカルモデリングベース音源「MODO BASS」より、ベースモデル「’60s P-BASS」の音色をご紹介。
音源に求めるのは音色なのだから、その音を実際に聴いていただきたい。
デモ1〜指弾き〜
今回はプリセットメニューのデフォルトにも選ばれている’60s P-BASSをピックアップ。
プレイスタイル→フィンガーピッキング。ストロークはオルタネイトなので人差し指・中指の交互ピッキングと思われる。DETACH NOISE MODE(弦の振動によるノイズ)は4.5。スライドノイズは6(デモ音源でスライドはしませんがw)
ピックアップは載せ替えず、フロントピックアップのみ有効に。トーンもフル10に。
4弦のスタンダードチューニング。ACTIONは弦高だったと思いますが、高からず低からずのスタンダードを選択。弦はラウンドワウンドで、ミドル(太さ夜と思います)、AGEは「Broken in」でやや弾き込んだ程度のヘタリ具合。
エフェクターは4つ表示されていますが、コンプレッサーだけがアクティブ。コンプレッサーのパラメータはコンプ=1.8、ボリューム=8.0。
アンプはトランジスタタイプを選択。設定は項目が多いので画像を参照下さい(画像をクリックで別窓拡大表示します)。
以上のセッティングで演奏させたのがこちらの音源。(テンポ=167)
順に4弦開放のE、4弦5フレットのA、3弦開放のAを弾いています。(3弦開放のAの連打で、なぜだか4弦5フレットのAが時々混ざってしまう←「OPEN STRING」をオンにしてもオフにしてもゼロにはならない…これはなんとかして欲しい…今のところ言うことを聞かないベーシストのお遊びとして受け入れているw)
注目して聴いていただきたいのが、ベロシティは均一に演奏させている…って事。
MODO BASSで演奏させると、同じ音を同じベロシティで連打しても、微妙に音が違う。(もちろん音量の強弱はそろいますがw)
言葉にするならば「ガッガッガッガッ…」と聴こえるはずのところが「ガッゴッガッガッ…」と鳴ってくれる。←「こいつ何を言ってるんやw」と思いながら音源を聴いてみて下さいw
言ってる意味…伝わったでしょうかw
デモ2〜ピック弾き〜
続いて、ベースやアンプのセッティングはそのままに、ピックを使ったプレイで音源をご用意。
(実は密かに「OPEN STRING」をオンにしたので、先ほどとは違う場所で開放弦や押弦が混ざっておりますw)
オルタネイトピッキングによるプレイがこちら。
ついで…と言ってはなんですが、オールダウンピッキングによるプレイもどうぞ。
違いに気付いていただけますでしょうかw
ダウンピッキングオンリーの方がトーンのバラけ方がマシ…とでもいいましょうか、ガッツのあるピッキングを聴かせてくれている…気がしませんか?
細かく指定してやることで、こんなニュアンスの違いを引き出せるのもMODO BASSの面白いところです。
デモ3〜スラップ奏法〜
続いてスラップ奏法による音源をどうぞ。
スラップ奏法はやめとこう…かと思ったんですよw
絶対カッコよくない…
イキなフレーズを知りませんし、スラップ奏法にあったセッティングやそもそもベース本体ってあると思ったので。とはいえ、やはり「聴いてみたいやんけ!」と思う人もいるかもしれない…と思い、恥を忍んでやってみましたw
一応、こんなフレーズを打ち込んでいます。
(クリックで別窓拡大表示出来ます)
フレーズやセッティングを選べば、もっとカッコよくなると思いますw
まとめ
思いの外、時間がかかりましたので、今回はここで一括りさせて下さい。
これだけの聴き比べでも、じっくり聴き比べていただければニュアンスの違いを感じていただけるかと思います。
一応、今回の音源はすべて、MODO BASSから出てきた音、そのままをお届けしております。エフェクターは一切使わず。
なので、ここからどう加工するか?でまた印象の違った音になる(する)わけです。
StudioOneというDAWを使ったことで起こる(の?)音色の変化は察して下さいw
もうちょっといぢくりまわしたセッティングも考えていたのですが、そこまでやっていると投稿がいつになるか判りませんw
購入前の参考にでもなれば幸いです。
でわでわ