コード進行を繰り返し聴きながら、メロディーを考える…そんなスタイルの作曲方法もあると思うのですが、DAWでそれをやろう…ってことで、コートをチマチママウスポインタで打ち込んでいるうちに、気分が変わっちゃう…なんてことがあったりもする。
そんなもんだから、何か良いツールはないものか?と考えていたのですが、やっと手頃なものに出会えました、
その正体が気になる方は続きをどうぞw
最近じゃAI搭載作曲ツールなんてものも登場して、随分と作曲の環境も変わりつつあるようです。
ちなみに最近出たのがコチラ
→ OrbComposer – HEXACHORDS|PluginBoutique
そうとう機能が充実しているようです。
しかし、そうではない。使い方を覚えるのに時間がかかるのはいかんのじゃw
だってさ、実際に手にしてみたんですよ…先程のとは違いますが、こんなのとか。
→ Chord Composer | The Ultimate Chord Progression Plugin – Intuitive Audio
なんだかね、いろんな機能が搭載されていそうでしょ?
そうじゃないんですよw
結局、使い方がよく解らないで、ストレージのコヤシです…
そうじゃない。
もっとね、出来ないことが多くてもいいから、ちゃちゃっと使えるやつがいいの。
そしたら、意外なとこから出てきたんですよwちょうどいいのが。
それがこちら。
→ EZKeysシリーズ|PluginBoutique
ToontrackのEZKeysです。ピアノ音源。アップライトピアノ。
ガッツリとピアノが主役になるような曲を作るの出れば、グランドピアノの出番なのでしょうが、バンドモノの音の中に混ぜるピアノなら、絶対アップライトピアノの方がいい。
だって、グランドピアノの音をバンドモノに混ぜると、絶対ぶつかり合っちゃうんやから。結局ザクザクとEQやらで切り刻まなければなんくなる。
それならいっそ…とアップライトピアノ。
で、これを手にして触ってみましたら、なんと、コードの打ち込みをサポートしてくれる機能があるじゃないですか!?
下段のこのボタンを押すと…
こんな風にブラウザが開く。
で、このブラウザの中には…
こんな風にカテゴリ別にMIDIデータが入っている。
で、MIDIパターンをひとつクリックしてやると色が変わり…
と試聴ができる。
もうちょっとシンプルなパターンを探しまして…
で、ズルズル〜っとドラッグしますと…
このように、視聴して確かめたパターンのMIDIデータが挿入できます。
で、挿入したMIDIデータの上で右クリックしますとメニューが開き…
コピーして、となりにペーストしてやると…
適当にぺーすとしてると隙間ができちゃいますのでドラッグしてスキマを詰めてやります。
これでCメジャーコードの伴奏が4小節出来ました。
お察しの通り、このMIDIデータはドラッグしてStudioOneに貼り付けることが出来ます。
しかし、まだやらない。
MIDIデータの上に書かれた”C”の文字をクリックすると…
この様なパーツが表示されます。
ご存知の方は”ほぉ…”と思われることでしょう、サークルオブフィフス(五度圏)に沿ったアルファベットと、テンションノートが記されています。
このパーツを使って、先程クリックした”C”を他のコードへ変更することが出来る。
ここではこんな風に変更してみました。
EZKeysの中にある再生ボタンを押して聴いてみます。
今回はとりあえずここでオッケーとします。
で、シフトキーを押しながら、MIDIパターンをクリックして…
StdioOneへドラッグ&ドロップ。
何がスゴイって、MIDIデータの中にサスティンペダルの信号も含まれている。だから、演奏データの方で8分音符の入力でも音が伸びる。
あとは必要なら微調整して、繰り返し再生して、メロディが降ってくるのを待つ(笑)
これですよ!求めていたのは。
取説を見なくても、想像でここまで出来た!
コード進行をあれこれ悩むのは、EZKeysの中でやって、メロディを悩むのはDAWでやる。
そんな事で喜んでいたら、ふと気付いたのです。そういえば、StudioOneってVer4になった時、コードトラックって機能が増えたよね?って。
そしたらやっぱりw
コードトラックを開いて、コードトラックの空白の部分をダブルクリックしたらCメジャーコードが挿入されて、その”C”の部分をダブルクリックしたら、EZKeysのときと同じ様なサークルオブフィフス(五度圏)に沿ったアルファベットの表示がされて、自由にコードを選ぶことが出来て、そして更には、そのコード通りに音も出る。
EZKeysを買う前に気づけよw
まぁ、アップライトピアノの音源、持っていなかったのでいいけどぉ…
それに、EZKeysにはMIDIデータが別売りされていて、もっと複雑な演奏もこんな風にキーを変えて利用出来るもの。(負け惜しみw)
というわけで、StudioOneをお持ちの方は、何も買わなくたってコードをサクッと打ち込んで、メロディを考える…という手法はすぐ出来ますのでお試しを。
StudioOneやCubaseのようにコードトラックのないDAWをお使いの方は、EZKeysでこんな作曲が出来ますので、ご検討ください。
→ EZKeysシリーズ|PluginBoutique